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ざっくばらん ゆき子のおしゃべりコーナー
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2020年5月1日

4.大学生・大学院生限定のおしゃれなカフェ

<本郷通りで>

どこもかしこも、特にわたしが日常出掛けている場所がクローズになりました。スポーツジム、劇場、美術館、博物館、図書館など。
「終日、出かけずにウチで映画を見ています」という友人もいましたが、私はせいぜい2日が限度です。もう、2日目の夕方になるとむずむずして、ご近所の散歩に出かけました。
久ぶりに、本郷通りを歩いて気づいたことがありました。
 今までなかった、おしゃれなカフェが2軒ほどできたこと。どちらもガラス張りで、外から見える中のソファは、とても座り心地がよさそうです。

ただし、入り口に大きな看板がありました。

学生・大学院生限定カフェ 無料

そこには こう書いてあります。
??
――ということは、学生のみで大学の職員はNGなのね、と単純に反応してその場を去りました。

 

<後輩からの情報>

この日の夜、大学に勤務している後輩と会いました。そのとき 彼女からこのカフェの正体!?を教えてもらいました。

「平井さん、それって 最近の企業の学生を取り込む戦術なんですよ」と。
つまり、優秀な?学生を採用したい企業が(3社くらいが合同で)カフェを開設する。
当然 本郷通り、東大のすぐ近くだから東大生がターゲットである。就職したい学生と、採用したい企業がそこで出会うことができるということ。たぶん、企業の資料も常備してあり、採用担当者も常駐しているらしい。

そして さらに 翌日、この後輩から次のメールが来ました。

「昨夜話に出ていたカフェですが、少し調べたら、東京大学、東京工業大学、一橋大学が国立大学。私立は、早稲田、慶応までですね。だから それぞれの大学のそばに開設されているようです。とってもわかりやすいです。大学を限定しているわけではないのに、その校門前で開業しています。そして、残念ながら偏差値の低い大学の学生たちは、そういうカフェに気づきもしないんじゃないかと思います。
できる人には、より大きな門戸が開かれていて、できない人はこういうチャンスに気づかないままとなるという典型例だなぁと感じました。」

格差社会という言葉が、身近でこれほど鮮明に感じられたことはーー今までありませんでした。

 

 



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