2020年7月1日
1.コロナ前・コロナ後
私の場合― Zoomで てんやわんや
巷ではコロナ前・コロナ後という言葉が、今後ますます言われていくだろう。2020年の3・4・5月はおそらく今生きている誰にとっても忘れられない時間になるに違いない。
“自粛生活”“STAY HOME”という単語が なぜか 耳になじんでしまった。
さて、私にとってコロナ前と後で大きく変化したことー それはZoom をマスターしたことだ。マスターというには、まだまだ心もとないのだが、ともかくも最近は、ドキドキしないでできるようになった。
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Zoomとは、パソコンやスマートフォンを使って、
セミナーやミーティングをオンラインで開催するために開発されたアプリ |
1) きっかけは Aさん
5月のはじめ サイトをインストール
きっかけは 友人・Aさんだった。メールでやり取りをしていて「最近、Zoom―という言葉をよく聞くけど、なあに?」と訊いてみた。「ちょうど、平井さんがZoomを始めるには、この時期はいいタイミングかもしれません」と早速、「Zoomについて、概要・インストールのしかた」などのサイトを送ってきてくれたのだった。
そこで、よくわからないままにサイトを見て、適当にPCのキーボードをたたいていたら、どうやらインストールができたらしいのだ。
それをAさんに伝えたら「サスガ!! 早速、さっそく私が招待しますから、やってみましょう」ということになった。
Zoomは メンバーとして参加するのは、かなりハードルが低い。まずはこれができることが重要だ。わたしの周辺の友人たちの中には「メンバーとして参加したことはあるけど、ホストになった経験はない」という人も多い。しかし、メンバーとしてもホストとしてもできることが、やはり重要だ。「ホストになる場合が難しい」とAさんに訴えたら、Aさん自身が非常にわかりやすいマニュアルを私のために作ってくれた。これには感激した。
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Aさんが送ってきた自作のマニュアル。全8P。 |
2) 強力なサポーターBさん
まず マイク を接続、1回目のZoomで
カメラがないこと がわかった
そうそう、その前にわたしのPCにはマイクがついていない。これまでは、研修企画書・報告書や大学の教材を作るためだけに活用していて、音楽を聴く・映画を見るなどのためにPCは使わなかった。ゆえに、マイクの接続もしていなかったのだ。(もちろん マイクそのものは手元にあったのだが)
そこで、はたと困った!! どう接続していいのかさえわからない。途方に暮れてしまった。
思い立って、同じマンションの女性BさんにSOSのメールをしてみた。とても単純なことだけに、わざわざ遠くの友人・知人には声をかけにくい。まさに恥を忍んで、マンション理事会で顔なじみになったBさんにお願いしてみた。「私でできることなら、お手伝いします」とすぐに駆けつけてくれて、解決できた。
そして、ある日5月の上旬のこと。わたしのPCの前にはBさんと私が待機。Aさんからの呼びかけを今か今かと待っていたのだった。
Aさんの声が聞こえているのに、一向に画像が来ない。「おかしいね?」「どうしてかしら?」PCに強いAさんBさんが慌てているが、わたしは隣でオロオロするばかり。
結果、明らかになったこと。わたしのPCにはカメラがないーということだった。まさに、と・ほ・ほ の心境だった。そこで、Aさんからカメラを注文してもらった。ところが、わたしのようにZoom ビギナーが多く発生したせいか!?(笑)「納品まで3週間かかる」ということだった。
3週間後、ようやくカメラ到着、再度 同じマンションのBさんに来てもらい取り付けてもらった。ここまで約1か月の時間が流れたのだった。
3) Cさんの励まし
「いつでも 何度でも相手になります」
だんだん、やればやるほどわかってきたこと。理屈ではない。トライ&エラーで とにかくやってみる。まずは「参加するとき」をやってみた。そのためには わたしを呼んでくれるホストが必要だ。メル友であるCさんへお願いしたら「私でよければ、お相手になります。じゃあ、わたしが平井さんへ招待状を出しますね」と快く、応じてくれた。次は、わたしがホストになってCさんとやってみた。
「いつでも、何度でも お相手しますから 練習台として使ってください」このCさんの言葉は心底ありがたかった。
音声が出ない、画像がでない。予約時間になったのに、相手がいない?来ない?
それこそ、冷や汗タラタラーをたくさんたくさん経験したのだった。画面をにらめっこしながら、Cさんから 細かい指示をもらう、やってみる。この繰り返しだった。
「平井さん、もうできていますよ。ただ きっとまだ 自分の中で腑に落ちていないんですね!?」と 励まされた。
4) 4人のうち3人までうまくいったのに
ある日の事、1日で4人の友人とZoomの予約をした。全部こちらがホストになった。
早く、ホストをできるようになりたいと思ったからだ。なんと、3人までスムーズに行って「よしよし」と自分なりに、満足していたのだが。
最後のBさんのときに、「そろそろだ」とPCを立ち上げたら、なんとZoomのアイコンが 私のPCの画面上から 消えていた。
「なぜ?」「どうして?」と焦っても、グルグル状態。 約束の時間が10分経過、そこへBさんから電話「こちらがミスったのかと心配になりまして、」という。「違うのよ。そうじゃいないのよ、どうも わたしが変な操作をしたらしい!?もう1回最初からインストールしてやってみるから、再度 おつきあいください」とお願いしたのだった。
そして、落ち着いてやり直してみたらOKとなった。
なんとか、クリアできたのだった、その時間内に。
結局、何が問題だったのか? 今もって不明だ。周辺の人たちに訊くと、「そうそう さっきまで うまくいっていたのに、どうして?」ということはあるらしい。
1つ1つ原因追及するより、さまざまなケースに慣れていくーということが大切だということだった。
5) 1対1から 複数でのミーティングへ
気が付いてみると、最初のサポートをしたくれたA・B・Cさんは3人ともに50歳前後のバリバリの仕事をしている女性たちだ。私の友人の中では、若手といっていいい。実は、私の友人はもっと年齢が高い60-70代も多い。
そこで、そういう友人たちに複数ミーテングを呼び掛けてみた。「やろうよ」と乗り気になってくれた。さらに 私同様、この機を境にZoomをマスターした人もいた。
東京・横浜・町田・川崎・国分寺と住まいも分散している。ホスト役も順番に担当して誠に快適だ。楽しい。「せっかくだから 単なるおしゃべりではなく、テーマを決めよう」ということになった。こういう提案ができるのも、すごくいい。そして1回目は「母」2回目は「父」と決めた。自分が70代ではもう両親も他界している。しかし「案外、自分の身内の事って、他人に話すことないでしょ? きっといいチャンスだと思うわ」と一番年長の友人に言われて、ナルホドと思った。
そして、このミーティングの場 を通じて、またお互いの理解が深まったように感じた。
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実際のzoomの画面 |
気が付いてみると、5月から1か月の間に のべ10人くらいの友人たちにお世話になった。
過日の新聞で、ある女流作家が「わたしのZoom体験記」を書いていた。私同様、悪戦苦闘してなんとかクリア―したようだ。その時の記事に「これをマスターするためには、我慢強く相手をしてくれる友人の存在が何よりも必要である」とあった。全くもって同感だ。
かかわってくれた友人みんなに感謝の言葉をいいたい。特にAさんBさんCさんには頭が上がりません。心から お礼申し上げます。
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