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ざっくばらん ゆき子のおしゃべりコーナー
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2020年11月1日

4.<紹介します・わたしの友人> その9 S・Kさん


 S・Kさんはここ数年、一番時間を共有した友人といっていいでしょう。「旅とも」です。スイスのマッターホルンから始まって、NY・アムステルダム・ベルリン・台北など ご一緒しました。 彼女は企業の第一線のビジネス・ウーマンなので現地集合も多かったです。グーグルを駆使していろいろな手配を引きうけてくれる彼女は、今ではかけがえのない存在です。 美味しいものや洋服のお買い物に対して、あくなき追及をするのも似ています。海外のお店で、あれやこれや試着したのも今となっては懐かしいです。コロナ禍以後、もっぱら 2人で美味しいものハンターをやっています。(平井 ゆき子 記)

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コロナ禍のわたし(現在、進行形)

S・K

 

〜もくじ〜
1【序章】
2【コロナと仕事】
3【コロナと趣味】
4【今なりのまとめ】

 

皆さまこんにちは。
私と平井ゆき子先生との出会いは数年以上前に大学の社会人講座、アサーションを受講したのがきっかけです。先生と生徒、ですね。
以来、様々なシュチュエーションでご一緒させていただいています。

さて、コロナ禍について今更ながらオフィスワーカーとしての記録、その時々の想いなど自分自身の記録も兼ねて記します。少しお付き合いください。



1【序章】

●トイレットペーパーが買えない!

コロナウイルスが発生し、危険性が報じられると所謂買い占めが多くみられ、平日の朝から並ばないと物が買えない、そんな時期がありましたね。
あれは本当に困りました。平日の朝なんて並べませんもの。行く先々で「トイレットペーパーないかなあ?」と探す日々。
もう残りがわずかになり、まいったなぁと思っていた時に助けてくれたのが平井先生でした。たまたま ご自宅へ伺った帰りしな、この事情をつぶやいたら「持っていきなさい」とトイレットぺーパー12個パックをお土産にいただきました。
トイレットペーパーだけでなく、勤め人の事情をわかってくださる平井先生の存在はとても心強いものでした。
コロナ禍で身近に信頼できる人のいるありがたみを感じた出来事、第1弾でした。


 

 



2【コロナと仕事】

●それは突然はじまった

3月25 日の緊急事態宣言で在宅勤務が急遽スタートしました。
元々は東京オリンピックに向けて在宅勤務のテストを予定していましたが、緊急事態宣言を受け制約を緩和し、一気にはじまりました。
文字通りバタバタとはじまったリモートワーク。
当初大変だったのはシステム担当の社員です。自宅勤務前提の設定でないため、セキュリティ関係など社員に徹底すべき事柄が急増したためです。

決断する経営陣は勿論ですが、働く一人一人にも負担はかかりました。週何日かは出社するため重いノートパソコンを持ち運び、資料を自宅へ段ボールで送るなどしてコロナ禍でも仕事が滞らないような工夫をしました。また、出社している社員には電話対応などの負担がかかりました。
当然予定していた会議などもキャンセル。
後にzoomが活躍するわけですが、3月の段階ではまだそんなに多くはなかったと記憶しています。

これはどうも長期化しそうだ、という空気が濃厚になり、著名人が亡くなったりして世の中の警戒モードが更に高まったのが4月。
この頃になるとzoomを使用しての会議や、チームスなどのチャット機能を利用して業務を進めることに慣れ始めていきます。

とはいえ、リモートに向かない事柄もあります。私の場合はあるプロジェクトで実施予定だったワークショップがまさにそうでした。
ギリギリまで検討し、社内外の人にも相談し、考えた上で感染のリスク軽減のため延期せざるを得ませんでした。
この時にも「困った時に相談できる人がいるありがたみ」を痛感しました。
誰も経験したことのない状況下では一人で悩むよりも様々な情報が非常に役立ちます。
慎重に考える必要はあるが、悩んでも仕方ないというところです。

 




●だんだん慣れてきた

在宅勤務にも慣れていきます。
ここでも気づくことが沢山ありました。
資料作りなどは自宅の方が集中して取り組めるが、集中し過ぎて際限なくなることもあり、バランスを取ることが重要であること。
リモート会議は利便性と面倒さが同居していること。参加者側としては会議時間中にいつも以上の集中力が必要であり、主催者側としてはリアル参加者とリモート参加両方いる場合はセッティングと進行に時間と手間がかかります。

そして、会社ではいい椅子、いい環境で仕事させてもらっていたんだ!!ということ。これは多くの同僚が感じていたようです。
どんなに工夫しても自宅の机と椅子では腰が痛くなったり、夕方には足がパンパンに。働く場としての会社のありがたみを感じましたね。
人と直に関わることが激減し、会話の重要性にも気づきます。

 

 

一方でチャット機能を利用した仕事では複数人が一つの資料を同時に加筆修正し、それを共有できる便利さ。これは、新たな仕事のスタイルだなと思います。
ズームやチャットを利用する際の暗黙のルール、お作法のようなものもできてきました。

もしコロナの治療法が確立されて、様々な心配事がなくなったとしても、これらのツールは定着し、なくなることはないでしょう。
今後は日々進化する道具に振り回されないことが大事だなと感じています。
道具を使いこなす、ある場面では使わない選択をしてみる。そんなところでしょうか。

 

 

3【コロナと趣味】

●旅、音楽、肌感覚

旅が好きな私には残念な年となりました。
たまたま昨年永年勤続休暇を使用して遊びまくっていたため、「あの時行っていれば」と悔やむことはありませんでしたけれど。
「旅は行ける時に行っておけ」私の中の新たな格言です。
影響が大きかったのはもう一つの趣味、音楽鑑賞です。楽しみにしていたバンドのライブハウスツアーがキャンセルになり、残念に思っていましたが、フィルムコンサートという新たな形での楽しみも増えました。

一方、つい先日再開したクラシックコンサートー小山実稚恵さんのピアノシリーズ「ベートーベンそして…」に行った時のこと。
1台のピアノから美しい音がひろがり、音の空間に身を委ねる感覚はコンサートホールに行かなければ得られないもの。五感ー耳だけでなく、肌で音を感じるー肌感覚が私にとっては大事なのだと再認識しました。

 

小山実稚恵ピアノシリーズ「ベートーベンそして…」

 

 

●コロナと嗜好、思考、やっぱり肌感覚

コロナが私に及ぼした影響は、やはり大きかった。気づかせてくれたことも多かったですね。
たとえばzoom。直接会っていれば、「この人何か言いたそう」とか「この話題もう切り上げてもよさそう」など、肌で感じることができるのですが、リモートの場合はそれは無理です。
プライベートでリモート飲み会も何回かやりましたが、コンマ何秒かずれるため、今ひとつ話題がかみ合わないというか。はじめは物珍しさがありましたが、慣れてくると先ほど言った「肌感覚の無さ」が物足りなさにつながっていきます。直のコミュニケーションを補完するのがzoomなんだなと実感しています。

 

 

 



4【今なりのまとめ】

●やっておいてよかったこと

1. 部屋の片付け

まさか在宅勤務になるとは思っていなかった昨秋、片付けの師匠を得て部屋の模様替えと大大大断捨離を行っていました。
いやー、これは本当にラッキーでした。自宅で過ごす時間が長くなり、居心地の良い部屋にしておいてよかった。断捨離、オススメです。

 

2. ご近所さん、信頼できる仲間とのお付き合い

前出の友人ー片付けの師匠はたまたま家が近く、所謂ご近所さんでした。近いってなんかいいな、と感じたのですよね。ステイホームがシリアスだった時は行き来しませんでしたが、いざとなればという安心感。
また、距離は近くなくてもアサーティブなコミュニケーションができる仲間とのお付き合いの中で得られる充足感。
どちらも本当にありがたいことです。

 

 

 

5【さて、これから】

残念な事にコロナ禍の終息はまだ見えてきません。新しい生活スタイルがスタンダードになり、その中からまた変化して更なる新しい生活が生まれ続けるのでしょう。
大変な思いや、大切な人を亡くして辛い思いをしている人がいて、それはとても悲しいこと。悲しさを認めながら、前へ進む、みんなで。
そんな時代になったらいいなと思っています。

「自分は◯◯だから」という〈つもりの自分〉から自由になり、自分でも意識していない殻があるなら、その殻や膜を破って常に変化していきたい、真に自由でありたい、なんてことを考えるようになりました。これもコロナの功罪かしら??

 

遊び友達と、 真ん中がワタシ!

 

 

 

 



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