2021年1月1日
1.日本という国は素晴らしい!?
落し物が出てくる国
<的確な、ジムのスタッフの電話応対>
<親切な警察署のスタッフの応対>
<届けてくれた 見知らぬ人!?>
<声を大にして言いたいこと>
<的確な、ジムのスタッフの電話応対>
いつものように、ジムにチェックインするため「ジムの会員証」を取り出そうと、パスモ入れのケースを探した。
ない!! 会員証が見当たらない!! 鞄の中、JKのポケットを探しても出てこない!!
しょうがないなあ、自分で自分の慌て者ぶりにあきれて、ジムに行くのは諦めて、帰宅した。
それから、あらゆる鞄・バッグ・コートやJKのポケットを探しても、見当たらない。
そこで 初めて「もしかして、どこかに落としたのかも!! 一番可能性があるのは、ジムの中だ」と気がついたのだった。
そして電話した。
電話の向こうのスタッフはわたしの名前と顔を覚えているらしい。
「はい、平井さん!! いいですか、メモの用意をして下さい」とこちらが用件を言うや否や、極めてスムーズに話し出したのだった。
つまり こういうことだった。
― 「ジムの会員証」が、誰かに拾われて、大塚警察署に届けられている。〇月〇日まで保管してあるので、受け取りに行ってほしい。大塚警察署の電話番号はーーー。保管番号はーーー。窓口の開いている時間は朝 8:30−夕方17:30まで。
見事に無駄のない、必要最低限度の情報を的確に伝えてくれた。
実は次の日から友人と小旅行の予定があった。その旅の後でも、十分 問題のない期日だった。というものの、なんだか 落ち着かない。
8:30に大塚署に受け取りに行って、その後上野駅へ行ってもなんとか間に合う。
翌朝、大塚警察に8:20目標で 行くことにした。
<親切な警察署のスタッフの応対>
ジャスト時間通り、窓口についたのが8:30の5分前。用件を告げると、「あと5分で窓口があきますので、少々 お待ちください。その前に確認しておきますから 保管番号を教えてください」と言われた。
8:30ジャスト、別の女性の係員が「カード」を手にもって「これですね」と即 手渡してくれた。にこやかな表情で「こちらに署名をー」と書類を差し出されて、それで一件落着。
あまりのあっけなさ!? 手際の良さに こちらが拍子抜けしてしまった。
「どこに落ちていたんですか?」
「〇月24日午後、茗荷谷交番に届けられていたそうですよ、茗荷谷に行きましたか?」
「あ、そうそう 茗荷谷に確かにいきました、、」
<届けてくれた 見知らぬ人!?>
どんな人が届けてくれたのか? もちろん 知る由もない。
こういうことは 実は人生の中で3度目だ。1度目は手帳、公衆電話ボックスに置き忘れた。2度目は 都の70歳以上のためのシルバーパス。これは地下鉄の駅の構内でどなたかが拾ってくれたらしい。
そして今度で、ある。
そうだ、10数年前に新幹線の中で、財布を指定席に置き忘れてうっかりあわてて乗り換えてしまったこともあった。これは直後に気づいて、即<乗った新幹線の号車、シートNo>を駅員に伝えたら、新幹線の中の係員が保管しておいてくれたのだった。
2日後 ある駅まで受け取りに行ったこともあったっけ。都合4回の<大切なものを落としたにも拘わらず、出てきた>経験があるということ。
ものすごいおっちょこちょいです、ワタシー という告白であり、同時に「素晴らしい国、日本―賛歌」ということに他ならない。こんなに落し物が出てくる国って あるのかしら?
<声を大にして言いたいこと>
それと今回、書きたかったことは「ヒューマンスキルって 本当に重要だ」ということ。
落し物を届けてくれる人が、日本人は多い。これは本当に素晴らしいし、有難い。そして それ以上に、焦っている人間・不安を抱えている人間(つまり、今回は私なのだが)に対してのヒューマンスキルが優れている人が多いなあーと実感したことだ。
ジムのスタッフも警察官も、的確な対応で全くこちらに不安感を感じさせない。「今、相手が何を求めているのか」を即 感じ取り、それに応える力はどんな職業の人にも大切であることは言うまでもない。
後日、ジムのフロントで電話応対をしてくれたMさんへ「本当に助かりました」とお礼を言った。彼は「良かったです!! 警察署からの連絡を受けた者にも、伝えておきますね」と 笑顔で応えてくれた。120点満点の対応である。
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