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ざっくばらん ゆき子のおしゃべりコーナー
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2021年5月1日

1.生きる力の原点って 何だろう?


―「地方で老後を暮らす新しい選択肢」 講演会に 参加してー

  1.  講演会のお話はー
  2.  そこで、私が気づいたことー
  3.  違和感を覚えたKさんの言葉

 

1)講演会のお話はー

「シニア歓迎の町づくりをしている自治体はたくさんあります。具体的に知りたくないですか?情報の一つとして価値あるお話になるはずです」というご案内がきた。
私が所属しているSSSネットワークという組織の会報に出ていた。どういう内容なのか?シニア向け老人ホームのことかな? と軽い気持ちで参加してみた。<活躍のまち指針協議会事務局長のHさん>がPPを駆使して写真をたくさん活用しながら全国の施設を紹介してくれた。
大変、興味深い内容だった。自治体主導のもの、民間事業として行っているもの、さまざまだ。
 私が魅かれたフレーズは「ごちゃまぜ」ということだった。
いわゆる環境のいい自然の中に立派な箱モノをつくってもダメ。重要なことはその地域との連携、住民との交流ができているかどうか? 具体的には老人の生活・収容施設だけでなく、保育園や地域の人が集える場がそばにあるかどうかなども、魅力的な施設かどうかのバロメーターになっている。

 

※写真はすべて一般社団法人生涯活躍のまち推進協議会のホームページより

社会福祉法人 佛子園 Shere金沢

 

 

2)そこで、私が気づいたことー

 地方でも、東京でも同じだなーと思った。
つまり、どんなに快適な住空間であろうとも「人との交流がなければ」私にはつまらない。それぞれの地方では人口減を食い止める政策として、都会の老人を呼び込む事業をおこなっている。それはそれで素晴らしいことだ。が、仮にそこへ私が移住したとしても、その場所で新たな人間関係・ネットワークをつくることができるのか? それが問題だ。
 今、現在 生きているこの空間でそういう関係性を築けない人はおそらくどこへ行っても難しいのではないか、そんな思いがよぎった。
つまり、よりよくこれからの人生(老後といっていい)を生きるためには、こういう素敵な!?施設に行かなくても、今ここでやるべきことがあるのではないか、今のこの現在生きている空間・地域・ネットワークの中でできることがあるのではないかーと気づかされた。

もちろん、生きる力の原点は人によって異なるだろう。すべての人が私のように「他者との交流」を求めているとは限らない。

この講演会に参加してみて、「わたしが求めているものが何か」を気づくことができたのは、とても大きな収穫だった。「わたしはこの東京で生きていく、人との交流を求めながら、自らも作り出しながら、、、」と 強く思った。

 

社会福祉法人 愛知たいようの社 ゴジカラ村

 

 

3)違和感を覚えたKさんの言葉

この講演会でもう1つ私自身が衝撃をうけたことがあった。久しぶりにKさんに再会した。彼女は以前にご近所に住んでいたので交流があった人だ。現在は、他の区へ引っ越したので疎遠になり、こういう場で再会すると声をかけてくれる人だ。そのKさんが、私の顔を見るなり「あら、平井さんは持ち家に住んでいるので、こういうテーマに関心がないと思っていたわ。だから、ここで会えるなんて 本当にビックリしました」と大きな声で言った。
 私自身は、むしろこの声高なKさんの発言にビックリ!!「なぜ、そう思うの? 家があってもなくても、いろいろな情報は知りたいから参加したんだけど」と私。私自身は全く純粋に情報を得たい、という動機で参加しても、それについて??と思う人がいるんだーとこちらが違和感をもってしまった。私の感じ方がおかしいのかしら? とまたまた考えさせられた 一幕だった。

 

株式会社コミュニティネット ゆいま〜る那須

 

 

 



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