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ざっくばらん ゆき子のおしゃべりコーナー
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2021年5月1日

4.<紹介します・私の友人>
         ーその13 竹田京子さん

 



カウンセリングと私


 


 

〜もくじ〜
1 私とカウンセリングとの出会い
2 最近のカウンセリングでは
3 コロナ禍で
4 “気持ち”を聞くこと 話すこと 


 


◆平井さんとのご縁

今から30年も前に、私が某企業の人事部で仕事をしていたときに、研修担当だった後輩から紹介されたことが始まりです。その後、長年研修でお世話になりました。
私が会社員をやめた後は、かっぽれの先輩として一緒にボランテア活動をしているお仲間です。

1 私とカウンセリングとの出会い

私がカウンセリングと出会ったのは、人事部時代のことでした。
新入社員のヒアリング、という仕事があったのですが、話を聞くことに苦手意識がありました。実は聞くより話す方が好きで、子供の頃から人前で話すことが得意だと思っていた私。聞く方はさっぱり、でした。

自分が新入社員だった頃「話を聞いてほしい」という気持ちで上司とのヒアリングに行くと、専ら聞く時間になることが多く、「これってどっちのヒアリングなの?」と思っていました。
 「そんなヒアリングは嫌だ、わたしはやりたくない、ではどうすれば良いの?」と悩みながら臨む場は「バットを持たずに打席に入る」心境でした。
 そんな時、社外のセミナーで傾聴の講座を受講する機会がありました。「これだ!」という出会いに、いつか時間をかけて学びたいと思いました。

 会社員生活に終止符をうち、カウンセラーの勉強を始めたのは約15年前です。
現在は、企業からの依頼で、社員の方々のお話を伺うカウンセリングの仕事をしています。
 

 

 

 

 

2 最近のカウンセリングでは

企業で従業員のメンタルヘルスのために、ストレスチェックやカウンセリングを取り入れることは、今や普通のことになりました。が、そこで働く社員一人一人の意識はまだまだ、と感じています。
昔は「職場に感情を持ち込むな」などと言われていて、仕事は「思考」でするものだという雰囲気がありました。
実は今でもその意識を強く持たれている方は多く、カウンセリングで「気持ち」の話をすることに抵抗があったり、そもそも自分がどんな気持ちか「わからない」という人もいます。
自分で自覚の無いストレスは癒やされることがなく、ある日突然身体的症状が現れることもあります。病院で検査をしても原因がわからず、医者から「ストレスでは?」と言われて、何のストレスか知るためにカウンセリングに来る、というケースもあります。
自分がどう感じているか、を感じるところからストレス対策が始まります。

「職場でのカウンセリングだから、仕事の話をしなくては」と思う方も多いのですが、話したいことを話してもらう場であり、話題の制限はありません。仕事の話として始まっても、プライベートにつながっていくことがよくあります。

 

 

 

 

3 コロナ禍で

昨春以来、対面でのカウンセリングを中止している企業がほとんどです。その分は、ZOOM等でのオンラインのカウンセリングになっています。
在宅勤務の増加に伴い、自宅からのZOOMも増えています。
自宅からのZOOMでのカウンセリングのメリットは、リラックスして気持ちの話に集中できる点では、と感じています。一方、家人がいると落ち着いて話せないという方もいて、場所の確保は個々の事情があるようです…。

 

コロナ禍のご時世のカウンセリングでは、つぎのようなことを訴える人が多いです。

・今まで普通に楽しんでいたことができなくなり、リモートワークの期間が長くなりストレスがたまっている。
・コロナにかかるのでは無いか、知らないうちにかかって誰かに移してしまうのではないか、という不安がある。
・生活が変わり、家で仕事をすることにストレスがある。
・家族と過ごす時間が増えて、ストレスを感じる。
・漠然とした不安を感じている。

共通点はあっても、人それぞれに違うストレスがあり、一括りにすることはできません。
しかし、人と会うことが減っている状況下、気持ちを話す機会をもつことがストレスの軽減になるのでは、と感じています。

 

 

 

 

4 “気持ち”を聞くこと 話すこと 

カウンセリングではなくても、気持ちを身近な人に話す機会があると、ストレスの軽減につながります。話すだけではなく、聞く機会を増やすことができるとさらに良いのでは?とも思います。
家庭でも、職場でも、相手が話す言葉の奥にある気持ちを受け止めることで、お互いの気持ちが良い方に変わることも期待できますね。

「今日の夕食何にしようかな?」と聞かれたら、答えは、「カレー」とか「とんかつ」でしょうか。
しかし、「今日の夕食何にしようかな」と言っている人の心の奥底の声は、
「何作ればいいか、毎日考えるのめんどうなんだよね~」とか、
「今日は外食したい、でも無理か」とか、
「…たまにはあなた作ってよ」とか  かもしれません。

そんな相手の気持ちを少し想像して会話ができると、わかり合えた実感がわき、いつもと違う展開になり、お互いにとって良い時間になるのではないでしょうか。

 

 

 



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