2021年11月1日
3.<紹介します・私の友人>
ーその16 浅野 祐子さん2
今回登場していただく浅野さんは2回目です。時々会っておしゃべりをするのですが、その時の会話、特にコロナ禍での大きな変化がとても興味深かったので執筆をお願いしました。(平井 ゆき子 記)
〜もくじ〜
<まずは、働き方では ― >
その1 Teamsやzoom の活用
その2 人の手からIT機器へ
<プライベート生活の面ではー >
2020年に新型コロナウイルスの感染が始まってから1年半以上が経ちました。昨年の4月頃は、「何が起きているのかも分からず、とにかく今までの生活や仕事を続けていくことは困難になったと受け止めるのがやっと」でした。
その後を振り返ってみると、私の周りでは非常に大きな変化が起きています。
<まずは、働き方では ― >
コロナウイルスが要因で、働き方が凄まじいスピードで進展しています。自宅やサテライトオフィスでのテレワークです。当初はコミュニケーションがうまく取れないのではないか。マネジメントをどう行っていくか、などの多くの懸念事項がありました。
しかし、これもテレワークを導入していく中で、これまでのコミュニケーションツールを使って、皆がアイディアを出し、問題を一つ一つ潰していきました。その結果、以前より情報の共有化や業務の見える化が加速し、職場の風通しが良くなったように感じます。
具体例をあげてみますね。
写真は2年前(コロナ禍前)に改装した研修センターの内部です。
多目的で使用しているエリアと小研修室です。
コロナ禍後、さらに スペースを空けて広々と使っています。
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その1 Teamsやzoom の活用
たとえば、つぎのようなことがあります。
会議や研修も1つの場所に集まって対面形式で行っていたものを、Teamsやzoomを使って、自宅やサテライトオフィスからでも参加できるようにしました。
研修もグループ討議ができるブレイクアウトルームやホワイトボード代わりにパワーポイントを使って同時に資料作成をして、発表はそのパワーポイントを共有して行うなどです。
さらにこれまでのコミュニケーションツールをより 有効に活用するようになりました。
コロナ前から既に導入されていましたが、主に海外とのミーティング等で使っていたTeamsやzoomです。これらツールを国内の社内やお客様とのミーティングで活用する発想は全くありませんでした。
テレワークでの業務の見える化は、共有ドライブにアクセスしなくてもTeamsの機能を使って、各人の業務の進捗が確認できます。アウトプットは定例のミーティングで共有する等、毎日出勤していた時と変わらずにメンバー同士で業務管理ができるようになりました。
その2 人の手からIT機器へ
また、必要な業務や会議を見直して、創意工夫をして無駄を減らしたので、かなり効率化が図れました。
具体的に言うと RPA(コンピューター上で行っている定型作業を、ロボットで自動化すること)やVBA(簡単なプログラムを記述して実行することで複雑な処理の自動化などを行うことができる)の活用です。
ある1つの業務を例に挙げてみるとー研修を実施する上で、アンケートの集計などは以前より行っていました。
これもコロナ禍を機に、研修の募集、受講者の決定と通知、研修実施後の所感やアンケートの集計、受講登録等人の手で行っていたものを全てRPAやVBAを使って実施するように改善できました。
<プライベート生活の面ではー >
大体 週に2-3日は テレワークを行っています。
生活面ではテレワークの時は通勤がないことで、そのため家族と一緒にいる時間や子育て中の人も「自分の時間」が生まれて、生活にメリハリが出来た!!と実感しているようです。
夕食の前に散歩やジムに行き、運動の習慣が身についたとの話も聞きました。
私もテレワークの時は朝早くから業務を行い、夕方は早めに業務を終え、散歩がてら図書館によくいっています。大体、仕事のスタートは朝7時頃、終了 午後の3時半から4時頃が多いですね。仕事が終わったらそのあとはじっくりと読書の時間にあてたり、日帰り温泉に立ち寄ってゆっくりしたり等、明らかに時間の使い方が変わりました。これまで満員電車に乗って通勤だけをしていた時には考えられないことです。
月に何回かですが、友人たちともZ00mでのおしゃべり会をやっています。ホストはメンバーの持ち回りです。時にはワインや焼酎のグラスを片手に会えないけれど以前よりお互いの近況を知ることが密になったような気がします。
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コロナ禍では、今まで当たり前と思っていたことの見直しが図られました。一方で、今までごく普通に出来ていたことが、明日も同じように出来るとは限りません。なにげなく、ごく普通に当たり前と思っていた日常の生活に今は感謝している日々です。
コロナ禍という言葉が示すように、コロナになって多くの不都合が生じました。でも、見方を変えてみると、コロナのおかげで“いままでのやり方を変えることができた”こともありました。そのプラスの面は仕事の上でも、プライベートの面でも今後も続けていきたいと思います。
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