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ざっくばらん ゆき子のおしゃべりコーナー
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2022年1月1日

3.<紹介します・私の友人>
       ― その17 西村孔江さん


 西村さんとのお付き合いも、もう30年となりました。このHPにも 何度も登場していただいたり、ネタを提供してもらいました。いつも新鮮な角度で、鋭い意見を言ってくれます。今回も 今、旬の内容を書いてくれました。たくさん 素敵な写真も提供してくれました。

(平井 ゆき子 記)  


 

 

アンコンシャス・バイアスって何?


西村孔江

〜もくじ〜
1.アンコンシャス・バイアスって?
2.私のアンコンシャス・バイアス
3.2020年に起きたこと
4.そして、今の私は?

 
・・・・・・・・・・・

 

 

1.アンコンシャス・バイアスって?

最近、アンコンシャス・バイアスという言葉を度々聞くようになりました。
「無意識の偏ったモノの見方」。日本語では、「無意識の思い込み」「無意識バイアス」「無意識の偏見」など、様々に表現されています。

私の身近でもこんな話がありました。
デザイナーをしている友人がイギリスをモチーフに、ある商品を作成したところ、在日イギリス大使が非常に喜び、週末青山のカフェで開催されたイベントにご夫婦でいらっしゃることになりました。公務では無いためご夫婦は、カジュアルな服装で自転車でお越しになったそうです。

大使がお越しになると聞き、友人の勤める企業からは、複数の取締役が集まっていました。お越しになるやいなや取締役達は、ご主人を取り囲み満面の笑みで話を始めたそうです。一方奥様の方には、挨拶はしたものの特に話しかける様子は無く、友人は奥様と2人でゆっくりおしゃべりを楽しんだそうです。
1時間ほどたち、ご夫婦が立ち去る際、大使からイベント主催者にお礼の言葉を述べることになり、挨拶したのは、なんと奥様の方だったそうです。取締役達の驚いた顔が忘れられないと友人は、笑っていました。

 

 

 

 

2.私のアンコンシャス・バイアス

かく言う私にもアンコンシャス・バイアスは、あります。
外科医と聞けば、白衣を着た男性を想像し、九州出身と聞くと、お酒が強そうと思ったりします。

2018年3月に勤めていた企業を退職し、フリーランスとしてゆるゆる働き始めた頃、「忙しく働いていないと終わった人。毎日ジムに通うなんて、これも終わった人」というアンコンシャス・バイアスが私にあったように思います。
ちょうど、内館牧子さんのベストセラー「終わった人」が映画化された時期だったこともあります。
ところが、ジムに入会してみると、終わった人どころか、私より30歳以上年上の93歳の女性のスクワットが誰よりも美しく、驚かされました。

 

 

 

3.2020年に起きたこと

コロナ禍でオンラインミーティングが増えたため、昨年自宅マンションにインターネット回線を引く工事を申込みました。ところが工事の日程が3ヶ月以上先と聞き、困った私は、逗子に住む友人宅に緊急避難。インターネットを使わせてもらうことになりました。
逗子では、ほとんど誰もいない海岸を散歩したり、小高い丘の上にある古墳を見に行ったり、すっかり逗子の生活が気に入ってしまいました。

インターネットの環境が整ったら東京に戻るか、それとも逗子に移住するか悩みました。どちらか一方を選択しなくては、ならないと考えたからです。
これも私のアンコンシャス・バイアスといえますね。

 

 

 

 

 

4.そして、今の私は?

平日は、東京で仕事やジム通い。週末は、逗子で自然満喫の生活を1年前から始めました。どちらか一方に決めなくても、いいとこ取りで良いんじゃないかという気持ちになったからです。そう考えると何とか方法は、見つかるものです。
コロナ禍のおかげでこの2重生活がスタート出来て大満足です。
こんな生活やめられないなぁ〜!!

「これってわたしのアンコンシャス・バイアス??」 

 

 
(終わり)

 

 

 



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