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ざっくばらん ゆき子のおしゃべりコーナー
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2022年3月1日

5.友との会話から


 友人と話していて、時々 はっとさせられる。そして、「そうだな」と納得したり、共感する。こういう会話が成り立つ友は本当にありがたい存在だ。言葉の力は大きい、と心から実感する。

 

<その1>

“不愉快な話 どうでもいい話 人を中傷するような話―― こういう話を耳にしたら「言わせておけ!!」 と バッサリ、言い放つ(もちろん 心の中で、、) そういうタフさ、強さを持ちたいですね。

 

  これは すこし年下の友人が言っていた言葉。彼女は最近、“不愉快な話・人を中傷するような話”を耳にすることが多くて、ややウンザリしているそうだ。そして、私に向かってこう言った。
 「平井さん、私が愚痴っぽい話をしたら、私に向かって“そういう人には、言わせておけ”と 元気づけてくださいね」と。
「了解。でも、言わせておけ!! って、自分で自分を鼓舞するためにも必要な言葉よね。わたしも、時々自分にいいきかせよう」と答えた私。

 

・・・・・・

 

半年ぶりに会った若い友人(といっても50代半ばですが)から、とても元気の出る話を聴いた。
なんと、昨年(2021年)の11月にアメリカ・ロスアンゼルスへの一人旅をしてきたとのこと、K−POPの○○をおっかけて行ってきたんだそう。
まずは休暇をもらうための職場への根回し、コロナ禍での旅じたくなど、、、鉄砲玉のように 語ってくれた。彼女の明るい・元気な・エネルギッシュな面を久しぶりに、、見て こちらが元気をもらった。

 

<その2>

私、父が転勤族だったので小・中・高校と転校がとても多かったんです。だから、若いころは、人の気持ちに敏感過ぎて、いい子・優等生であろうとしてました。だけど、今は 結婚・子育てを経て、仕事にも恵まれて本当の意味で私の青春です。今だからこそ自分の好きなことを自由にやりたいんです。

 

 

この言葉をきいて、彼女の率直さが伝わってきた。もともと 頑張り屋さんだったことは間違いない女性だった。でも、それだけでなく“今の自分のあり様に感謝しつつ、その自分自身を受容している姿”を目にして、“やったね!”と心から、拍手を贈りたくなった。

 

・・・・・・

 

<その3>

平井さん、私ね「人間は必ず死ぬ、誰にでも死は訪れる」ということがわかって、なんだかすごく安心して、ホットしました。

 

 

 

 確かにある時期まで 私にとって「死」は怖いものだった。もちろん、現在でもこの世から消えてなくなる、という感覚はやはり怖いというか悲しい。同時に「終わりがあるからこそ、今が貴重であり、そして美しい」という思いが日に日に強くなっている。

 上の言葉は、ある友人がふと漏らした言葉だ。それも、笑顔で言ったのだった。これを聴いて「この人は、かなりつらい苦しい思いをして生きてきたのではないのかしら?」と思った。そして「生きることは大変なことも多い、しかし終わりが必ず来る、と思ったら気が楽になった」と今は前向な気持ちに切り替わったのではないか!!ー と感じとることができて、とても嬉しくなった。

 

最近 繰り返し読んでいる本。曽野 綾子 著「誰でも死ぬという任務がある」からー

 

老人は自己責任で自然死を選ぶべき時代が来ている。

人は老齢になるに従って、具合の悪いことを他人のせいにしがちだ。死ぬまで人生の舵をとる主は自分だったと思える人は、或る時、その人生を敢然と手放せるはずである。

かく ありたい!!

 

 



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