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ざっくばらん ゆき子のおしゃべりコーナー
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2022年5月1日

1.コロナ感染入院!体験記


「コロナに感染して入院しました」

3月の末に、友人から突然メールがきました!!
ビックリ。この友人とは 確か2月にちょっと言葉を交わしたことがあった。
貴重な体験だし、彼女の明るい軽妙なメールの文章に惹かれて何度かやり取りをした。
「あなたの貴重な体験を、ぜひわたしのHPに掲載したいんだけど、、」とお願いしたら快諾してくれた。「体験話を皆さんで分かち合って下さい。大変ユニークな体験でしたー!」というメッセージも来ました。
 彼女のおおらかな人柄にますます、魅力を感じました。

●以下は 友人A・Sさんからのメールをもとに 平井がまとめました ●

 
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


      

私ですか? もちろん、3回目ワクチンは受けました。夫は1月22日 私は2月1日でした。ワクチンの効果は、一か月だと知っていました。
とても変な言い方ですが、私の周りのコロナに感染した人は孫絡みが多くて、一人暮らしや夫婦の人はセーフですね。

娘家族が泊まったあと、娘家族全員と夫と私が陽性となりました。
我が家に泊まっていた孫が 真っ先に感染しました。

自宅療養できる程でしたが、急激に悪化する事もあるという事、入院したくても入院出来ない方もいるというので有り難く入院させていただきました。

 

 

 

 

―入院までのドキメントー

<3月22日>
強いのどの痛みと痰絡みの咳、鼻水でて受診。PCR検査受ける。この時に陽性結果が出た時の必要な情報を受ける。

<3月23日>
コーヒーの香りがしないので、もしや?という予想が当たって、夕方陽性反応が出たと主治医から電話あり。次に東京都の配食サービスへ電話する。

<3月25日>

  1. 保健所から電話で体調を聞かれる。一時、酸素飽和度が93〜94%になったが、その後ない事も伝える。「既往にopcdがあり、重症化する可能性もあるので、調整がつき次第入院して下さい。多分、明日かと思います」と言われる。まるで、他人事の様に聞こえて、電話を切る。

  2. 30分後に再び保健所から電話あり「あと30分後に車が伺うので、日医大に入院して下さい」まるでサザエさんの様にバタバタ!保健所から電話がかかってきて、お迎えの車が来るまで25分。はちゃめちゃな用意でしたが、――。

  3. 日医大の救急に着くなり、四方が白いプラスチック板?に覆われた車椅子に乗り、体調チェック、CT撮影、また車椅子に乗り、はい着きました!というとそこは病室。全く外が見えない。まるで拉致された感覚。此処は何処?状態でした。

後から三階のコロナ専用病棟とわかる。基本的に、2人部屋でも4人部屋でも患者は1人。斜め前の個室のお風呂に3回入るだけで、退院まで一歩も病室からは出られない。ドアに細長い窓ガラスがあり、医師とは窓越しに話す。刑務所みたいな感じ。唯一部屋に入ってくるのは、看護師と掃除のお兄さん。2人とも厳重な装備、感染予防の要である防護服や手指の消毒はバッチリで感心しました。

 

photo by freepik

 

 

―入院してからー


<食事など>
ドアの入り口に使い捨て容器に入った食事を配膳される。残食は、部屋のあるビニール袋に入れて、部屋付きの大きなゴミ箱に捨てる。3食がメインイベントになっている生活だった。

取るものもとりあえずの入院で、テレビがお友達になりつつも、寝ながら見るのは目が疲れる。昼寝もしながら、9時消灯過ぎにまたウトウト。入院したことがあるけど、経過良好で、外界とも遮断され、こんなにシンプルな生活を送った事が今まであっただろうか?

夫の入院した駒込病院は和食、私の日医大は洋食中心?といった感じでした。時間がありましたのでmail交換を楽しみました。

 

 

 

 

 

<看護師・医師からー−>

そして看護師さんから 次の言葉が。

「なんで入院したのかしら?と思って退院して頂くのが1番良いんですよ」そうかもしれない。軽症で経過し充分自宅療養できたのに、治療をして頂き有り難くちょっと、社会貢献してる!?変な感覚がしました。

医師からは。
ソトロビマブの静注点滴は、中和抗体の治療ということ。医師から、一か月間は抗体が下がらないから、感染しない。しかし、抗体が下がり始めたら、また感染する可能性はあります。「四回目のワクチンは打った方がいいです。感染するかもしれませんが、重症化はしません」と言われた。「ウィルスは0ではありませんが、10日間の隔離生活後は人に感染させるウイルス量?は無いので、スーパーに行って良い」と言われました。

 

 

<病院によっても違う!?>

ほぼ同時に入院した夫は都立駒込病院なので、違いがあって面白かったです。例えば、日医大の消灯は21時ですが都立駒込は22時です。

食事も日医大は、ディスポ容器で、残食はビニール袋に入れて、部屋の大きなゴミ箱に、自ら捨てる。都立駒込は使い捨てではなく、食器です。

日医大の医師はドアに細長い窓があり、部屋には入ってこないで窓越しに話す。ちょっと刑務所にいる感じですかねぇ。
都立駒込は、医師はベットサイドで話す。食事も駒込は和食中心です。

都立駒込病院では買い物も、部屋全体がwifi環境が整備されているので、院内のナチュラルローソンとネットで繋がっている。欲しい物はネットで購入可。さらに品物は病室まで届けてくれるということでした。

日医大は、小銭を渡し、それはアルコールで拭き受け取ります。紙幣も同じですが、拭きまくっていました。食事はお互いの病院の違いをエンジョイしました。

 

photo by freepik

 

 

<最後に>


ヤッホー!です。7泊8日の入院生活も無事に終わりました。
何よりも1番望んでいたのは、日常生活です。人生、普通で平凡な生活を続けるって中々難しいね。でもこの入院生活は、とても有意義な時間でした。今 置かれている私の生活、全てに感謝!

支え合う家族が全滅でしたので、遠くの親戚より近くの他人の皆さんに支えられました。「何か出来ることがありますか」という、私に心寄せてくれる優しさが何よりのプレゼントでした。ありがとうございました。 (終わり)

 

 

 

 



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