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ざっくばらん ゆき子のおしゃべりコーナー
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2022年9月1日

1.WHAT と HOW TO

 

昔、先輩から言われたことー−

 

大学を卒業してまだ20代の頃、大学の先輩と交わした会話が今でも忘れられない。
その先輩はこう、わたしに問うた。

「平井は研修の仕事をしているときいたけど、具体的にはどういうことを教えているんだ?」と。
「えっと、いろいろありますけど、コミュニケ―ションに関するものが多いです」

「ふー−ん!!コミュニケ―ションといえば <中身が重要>そして<でかい声で!!>くらいじゃないか。他に 教えることがあるのか?」と大真面目で言われた。

その先輩は、田舎からポット出てきた私にとってはまさに憧れの存在!! カッコ良くてその人の前にいるだけで ドキドキした。その彼に、ちゃんと自分の仕事のことを説明したいのに、それを言えないもどかしさで、我ながら 情けなかった。

 

 

そして20年くらいの時間が流れて。その先輩と再会した。彼のおかげで、大きな組織の研修を数多く担当することができたのだった。

その時に しみじみと彼は言ったのだった。
「俺も、ようやく 昔 平井が言っていたコミュニケ―ションの重要性ということが わかったよ。単に一方的に、こっちの言い分を言っているだけでは人は動かない。相手の気持ちや言い分にも耳を傾ける、これがあって初めてコミュニケ―ションが成り立つんだなあ。平井の言っていた、意味が、、やっと わかったよ」と。

尊敬する先輩であったにもかかわらず 何よりもわたしの知識・表現不足で、うまく彼にコミュニケ―ションの重要性を伝えられなかった忸怩たる思いが、この時 溶けていくような思いがした。

 

 

でも、今だってー

「コミュニケ―ションって 一体 何ですか?」

現在も、セミナーを企画する側のスタッフから、質問をされることが多い。
特に ある年配以上の人にとって、コミュニケ―ションの重要性といってもピンとこないらしい。
これも、まあ 自然な?ことかもしれない。

コミュニケ―ションー といってもさまざまな捉え方・スキルがある。

・プレゼンテーション(発表力)
・ファシリテーション(場の管理・司会する力)
・カウンセリング
・コーチング 
・アサーション(率直な自己表現)  などなど

正に横文字のオンパレードだ。
上記の言葉は、わたしが人材育成コンサルタントを始めてから 学んだことだ。
そうして、もちろん「伝えようとする中身を充実させることは重要」、同時に「それをどう、効果的に伝えるかの工夫も、それ以上に重要なのだ」ということを、キャリアを積むごとに実感してきた。

が、実際は「それらはHOW TOに過ぎない」と軽くとらえる人も、まだまだ 存在している。
そして、せっかくのいい内容の話が「声が小さい」「長すぎる、くどい」などの理由で、相手に届かないことも、現実の場面ではまだまだ多い。

なんだか とても残念だ。

声を大にして言いたいー

せっかくのその意見・感想・思いを ―もっと 上手に工夫して 相手に伝わるように表現してください!!

 

 

 

 



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