2022年9月1日
3.選択と決断
ふと気が付いてみると、このコロナ禍の閉塞状況の中でもわたしの生活の中で大きな変化が起きています。
まずは新しい活動を始めたこと、そして 辞めたことです。
(古民家の静寂をー)
始めたこと、文京区の千駄木にある古民家のボランテアガイドに携わってそろそろ2年になります。初めは「できるかな?」と我ながら心配でしたが、魅力的な先輩たちに助けられて続けています。
何よりも、同じ景色を季節の変化とともに味わうことができること。
春から夏の新緑・秋の紅葉・冬枯れの庭・雨に洗われた苔・夕暮れの薄明りがさす庭などー− 朝のお掃除のとき、あるいは昼下がり人の途絶えた、日本庭園の静寂を独り占めできることは、最高の贅沢です。
(いきいきアカデミーに参加)
6月から地域の「いきいきアカデミー」に参加しています。2年制で、平たく言うと「高齢者大学」です。週1回、40名の仲間が一緒に学びます。さて、ここでまたどんな出会いがあるでしょうか? 平均年齢はたぶん?70代半ば、女性が8割を占めています。「一体、男性はどこに行っているんでしょうか?」と思わず、ワタシは みなさんの前での自己紹介で口走ってしまいました。(笑)
2022年6−7月が1学期、夏休みをはさんで10月から2学期が始まります。1学期は「文京区を知る」という総括的な内容でした。行政の各組織の仕事や区議会の仕組みなど、それぞれの長が話してくれました。わたしは内容より、そのプレゼンのしかたにどうしても目がいってしまいました。だって、なおざりに話している人、伝え方をいろいろ工夫してわたし達聞き手を惹きつけている人、には歴然とした差がありましたから。
(浅草駅のガイドを辞めた)
そしてこの夏、2015年から参加していた浅草駅構内のガイドを辞めました。浅草を訪れる外国からのお客様に対して、道案内をするものでした。実質的にはコロナに入って休会、5年ほどの活動でしたが多くの出会いを体験しました。同じボランテアとしてシフトに一緒に入る人が特に刺激的でした。
上に書いた古民家ガイドやZ00Mカフェで触れ合う人たちと比べるとダントツに年齢が若い、そしてほとんどが現役のビジネスマン・ビジネスウーマンでした。
彼ら、彼女らとのサポートしあう関係は、とてもスリリング。目の前の外国人を相手に、シフトに入っているメンバーのお互いが文字通り助け合って非常にエクサイテングな時間を共有できました。この体験を大切にしていきたいです。
もはや私も人生の第4コーナーを回った感じがします。だからこそ、日々選択と決断をしながら悔いのない時間を過ごしたいと願っています。(終)
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