2023年3月1日
1.世代交代―― 目の当たり!!にする
いつの間にか70歳を超えてしまいました。自分が若いころは「70歳というのは分別があり、もう世俗の欲もなくなっているのではないか!?」と思っていました。ところが、こればっかりはなってみないとはわかりません。まだまだ、わたしは欲深く、あれもやりたい ここへも行きたいという思いがあります。
そして ますます、「今 やらないといつやるの?」という自分への問いかけが強くなっていく気がしています。
その1 マンション自治管理組合
そういう私が、心底「世代交代」を実感した場面に遭遇しました。
1つは<マンション管理組合の住民総会>でした。
原則輪番制なので、組合役員はおよそ10年に1回回ってきます。この自治管理組合立ち上げの頃から住んでいましたので、かれこれ4回くらい理事長・副理事長・監査役など経験しました。最初の頃はまだ30代の生意気盛りでしたから、組織をつくることも面白かったし、管理会社との交渉など人が嫌がることを進んでやりました。
そして時が流れ、次の世代(40−50代の世帯主)が バリバリと活躍しています。特にコロナ禍の影響で 会議のリモート化が進みました。総会や定期的な理事会だけでなく、チャットワークなどで活発な意見交流が行われています。
数年前の大規模修繕の時、ちょうど私に理事のお鉢が回ってきました。そのときに、わたしが明言したこと「もう、わたしはたくさん働いたので理事長にはなりません。その代り次の若い世代の方が理事長に手をあげてくれたら、全面的にその人を支えます」と。
結果、当時40代のシングル男性が「僕、やります」と名乗り出てくれました。今や彼も1児のパパ、そして変わらずに理事会活動に積極的に動いてくれています。
マンション100年時代といわれていますが、築50年経ったマンションは課題だらけです。特にできてからずっと「住み込みの管理人さん」がいますが、これもなかなかなり手がいなくなってきているとか。かねてからの懸案事項であるオートロック設置も急務となってきました。
その2 早稲田大学・地域OB会
2つめは<大学OB会>の運営です。
これももともと<早稲田大学OG・女学生の会>に参画していたのがきっかけで、地域のOB会に顔をだしたのが始まりです。あくまで親睦が目的ですが、ここで大先輩であるS先生(女性)に出会い、そのご縁で地元のB大学で職を得ることができました。これは思いもかけない、嬉しい誤算でした。企業内研修といういわばビジネスマンを対象としている仕事から、一気に大学生という若い世代へ接する相手が変わったのですから。
このOB会でも今や役員はみんな後輩です。先日も3年ぶりに新年会が開催されました。会の最後に記念撮影をしたのですが「卒年60―70年代の方は 最前列に座ってください」と、指示されてしまいました。「ああー もはや 遠慮している世代ではないのだ」と改めて思い知らされました。
そして、会のメンバー(もちろん、ほとんどが後輩)との新しい出会いもありました。コツコツとデーケア という地味な仕事をやり続けている女性、親の介護を経験して区議会議員になった女性、障害をもつ子供の子育てを妻と協力してやっている若いビジネスマンなどー心から応援したい後輩がいます。キラキラしている彼らを見るとまぶしいですね。そして、そういう後輩が身近にいることを誇りに思います。
同時にまだまだお元気な先輩もいます。新年会や総会で、そういう先輩のキャリアの一端をお話いただくのですが、「あの時代にこういう仕事をされてきたのか」と驚かされることも多いです。今年のお正月の会では「東京ドームホテルの創成期に、レストランのボーイを経験した、ここでサービスとは何か?を学んだ」というお話を伺い、大きな刺激を受けました。
<< メニューへ戻る
|