2023年5月1日
3.ステキな中高年たち
<ご縁が続いた東京都S区の仕事>
仕事の場面で、私自身が参加者から元気をいただくなんてー なんて幸せなんだろう!!と実感した。
東京都S区の生涯学習の仕事をここ数年させていただいた。何がきっかけだったか?それすらも記憶のかなただ。
2月に、突然にメールがきた。
「4月2日、新年度スタートにあたり ボランテアとして障害者の方がたをサポートしてくれる人々を対象にしたセミナーを担当してほしい」というものだった。S区ではさまざまな生涯学習のプログラムを活発に実施している。何よりも驚いたのは、高齢者大学を受講した人々が中心になって自主的な組織をつくって企画から実施まで行政スタッフのお手伝いをしていることだった。プログラムによってはお手伝いというより、中心になってプログラムを運営しているものもあった。
<セミナー会場で>
そんな過去の経緯があって、久しぶりに東急池上線にのって日曜日の早朝から出かけた。
対象は、ボランテアスタッフとしての経験はマチマチだったが女性が7割、年齢も30代から80代までバラエテー 富んでいた。が、主体は60代・70代の方がただった。
この日、お互い初対面もー 相当数いるということだった。会場に入ってまずビックリしたことー すでに お互い自己紹介をしあっている人もいて、空気が暖かい、活気があった。
テーマは「活動を活性化するためのコミュニケーション」で、2時間の中の半分はワークショップを取り入れた。2人1組や3人チームなどメンバーを入れ替えて行った。短い指示・説明でもすぐに理解して的確に動いてくれて、本当にやりやすかった。
ワークショップの後の感想発表も沈黙するまもなく、自発的に手をあげてくれる人が続出した。
この参加者の意欲的なこと、理解力の高さは 一体どこからくるだろう!!メンバー選抜の条件は「やりたい人が自ら自発的に手をあげていますから。簡単な面接をうけただけですよ」ということだったが。
<参加者からのプレゼント>
セミナー終わって帰ろうとしたら、参加者の一人の女性から呼び止められた。
「今日の先生は、からし色の洋服がとてもステキで似合っていました。それと先生は女子大生でした、、」と メモを見ながら言ってくれた。
「どうして、女子大生なの?」と 訊いたら
「地域の高齢者大学で学んでいる、とおっしゃったでしょう!?だから先生は今も女子大生ですよ」だって。
この日担当したセミナーの最後に「人は誰でも評価を求めていますね、できたら身近な人にプラスの言葉をたくさんプレゼントしてください」としめくくったのだ。
彼女のユーモアとセンスのある会話に、思わずグッときた。
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