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ざっくばらん ゆき子のおしゃべりコーナー
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2025年3月1日

1.2つの取材 ―― それぞれの視点


2024年の年末に、2つの取材を受けました。まさに期せずして—ということだったので、ビックリ。と同時に取材される体験は、私自身にとっても大変スリリングな出来事でした。

 

<1つめー スマイル通信・SSSネットワークの会報誌 1月号>

度々 このHPにも書いていますが、わたしは60歳になった時にSSSネットワークに入会しました。ノンフィクション作家・松原惇子さんが主宰しているものでシングル・シニアの親睦団体で20年前くらいに創設されました。
 その松原さんと会のセミナーでお会いした時、「私 持ち家を売って賃貸に引っ越したんです」とお話したんです。それを松原さんが「えーっ!?」と聞きつけて「ぜひ、その話を聞かせて」ということになりました。
 松原さんとは同じ年、同じようなタイミングでマンションを売却してURLに引っ越し似たような経験をしていたので、強い関心をもってくれたようでした。

 

 

何よりも私自身がいいなあーと感じたのは取材者(松原さん)の率直さでした。行動が早い、好奇心が強い、褒め上手であると実感しました。
 狭い1DKの部屋に入るなり「ステキねえ、まるでNYの学生街のアパートみたい!!」と声をあげました。30平米あるベランダを見て「うーん、平井さんがここに決めた理由がわかるような気がする」と何度も声を上げていました。

 

 

<2つめー 雑誌・ハルメク3月号 2人の編集者とプロのカメラマンのチーム>

 これは上記の松原さんの推薦によるものでした。この特集「ひとり時間を楽しむ知恵」の冒頭に松原さん自身が原稿を書き、その具体例として4名を紹介しています。そのうちの一人として、わたしが掲載されました。
 30−40代の女性記者?編集者が2人、そしてカメラマン(男性)が訪れました。
かれこれ4時間近くいたでしょうか?取材されるというより、年の若い友人たちとおしゃべりをしているような楽しいひとときでした。

 

 

取材の最後に「○月○日頃に原稿をお送りしますので、ご確認してください。」と言われました。
「あら、そうですか。わたしには 必要ないけど。たくさん取材して、話を聴いてくださったけど、それ自体がすでに書き手を通しての私ですから。みなさんを信頼しているからー確認は不要ですよ」とお答えしました。
ところがこれを聴いた相手の編集者がびっくり。
「いいえ、そうはいきません!! 間違いもあるかもしれませんので、ご確認をお願いします」と懇願されました。わたしのような事を言う人はいないんですね!?きっと。

 膨大な情報を上手に整理して、素敵な記事に仕上げてくれました。そして魅力的な写真をたくさん撮ってくれたカメラマンには舌をまきました。部屋の壁にはりつけたチラシやピアスの収納箱など、めざとく見つけてバチバチ撮っていました。ちっとも、それが嫌な感じではないんですね。「この人の日常を切り取って見せる」というプロの視点そして気迫がビンビン伝わってきました。

 



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