 

2026年7月1日
2.アンドリュー・YS の世界
ある日曜日の朝、突然「そうだ、上野に行ってアンドリュー・YS を見に行こう」と飛び起きた。
かの有名な絵「クリティ―ヌの世界」は なかったが 横顔の彼女の絵がカバーポスターになっていて、、堪能できた。私としてはめったにないことだが、お高い画集もゲット。帰宅後 読みふけってしまった。
「クリティ―ヌの世界」を始めて見たのは、1980年NYのMOMA美術館だったと思う。一人でフラフラとNYへ行って、いくつかの美術館を見て回った。その中で「クリティ―ヌの世界」という1枚の絵に出合ったのだった。その時はあまりこの絵の背景など知らず、ただただ足の悪い女性が遠くに見える我が家に向かって手を伸ばしている姿に、、、とても 強いインパクトを受けたのだった。
そして50年近くの時を経て改めて 画家とモデルの関係、モデルの女性の背景を知った。今まで気づかなかった絵の深さが少しだけ理解できたような気がした。
絵を見た時、歌を聞いた時― はじめてそれに感動した時の自分を思い出す。絵・歌を通して“あの時のわたし”を 思い出しているのだ。
アンドリュー・YSの絵が好きだ。その理由は? 決して、派手ではない。むしろアメリカ東部のキビシイ自然の中に生きるつつましい人を描いている。風にそよぐ洗濯物、無造作に壊れた部分をカーテンで塞いだ窓など、見過ごしてしまう日常を丁寧に細やかに描いている。
それは、私の子供時代のふるさとの原風景を感じさせてくれる。
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