世の中には間違ったことがいっぱいあるけれど、いちいち腹を立
てて過ごすわけにはいかない。だって面倒なんだもの。
怒るのには、立ち止まる時間が必要だ。前に進む足かせになるよ
うなことはとりあえず置いておく。忘れてしまう。

そして、わたしは「あっさりした人」と言われる。
それは処世術なんですよ。ほんとはね。

もし、あのときすべてを捨てて逃げ出していたら、違う人生があ
ったのかな。「しっとりした人」と言われるような。

今年初めての日記。
というわけではないのだけれども、ブログはどうも好きになれ
ず。

一年以上ぶりに実家に帰省。
弟の妻に「よしちゃんって、朝、見送るのが面倒でしょ？」と
何気に言ったところ、きょとんとされる。
見送るって・・・？

弟は、私の知る限り、毎朝玄関まで見送ってやらないと、出かけ
ない子だった。中学時代も高校時代も・・・おそらく就職してか
らも、そうだったはず。結婚して大人になっていたことに感動。
というか不憫。

わたしは、男の人って玄関まで見送られて、笑顔で「いってらっ
しゃい」と言ってもらうことが何より大切なのだと思っていたん
だけど。

というわけで、今朝夫を玄関まで見送らず。
愛する弟のよしちゃんだって、ひとりでがんばってるんだもん、
夫もがんばれ・・・。
こうして夫婦って錆びていくのだわ。
でもたまには見送ろう。