トップ(top)   ウースターのトップ

ドクター・ウォール 格子状バスケット(1770年頃)
Dr. Wall Pierced Basket Ca.1770



 格子状のバスケットは、この時期のウースター社が得意としていたものの一つで、均整のとれた形状が美しい。外側には、格子目ごとに花が付けられ、内底には、これも同社が得意とした鱗模様の青地(Scale Blue。ウースター「W17」参照)の上、金彩枠の中に鳥や花が多色彩で描かれている(ウースター「W19」ダービー「D1-6」ロントンホール「LH1」参照)。元々は両脇に取っ手がついていた可能性が高いが、残念ながら欠落している。
マーク:裏面に複数の技術者マーク
Mark: Various painters' marks on the bottom