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股関節に傷害があると、痛み、可動域制限(動きが悪くなる)があり、そのため重い物をもてない、長く歩けない、階段を昇降しにくい、靴下・爪切りができない等の日常生活上、大変不便になります。薬などの治療(保存療法)で十分に改善が得られない場合、手術をします。
人工股関節置換術は、患者様の関節の痛みを和らげることが期待できます。手術によって、股関節を人工の関節と取り替えます。 |
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手術後、股関節の動きがよくなります。また、股関節の痛みが大きく和らぎます。
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脚(あし)の力が強くなります。股関節の痛みがなくなれば、もっと脚を使うことがでいますので筋肉が以前と比べつきやすくなります。
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日常生活の動作や、運動がずっと楽に出きるようになります。
(人工関節の耐久性の点から激しい運動は控えて下さい。)
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人工股関節は長くもちます。(長い耐久性)しかし適切な使い方と定期健診が必要です。
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手術によって椅子への腰かけや敷居をまたぐなどの基本動作が楽になることが期待できます。 |
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股関節は身体の中の最も大きな関節で、体重を支えています。健康な股関節では捻ったり、大きく動かしてもはずれたりせず安定しているので、痛みなく歩行できたり、しゃがむ事が出来ます。
しかし股関節に問題が生じると動くと痛むようになり、ひどい場合にはただ立っているだけで痛むようにもなります。
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股関節は、大腿骨(ふとももの骨)の上端にある丸い骨頭が、骨盤の関節窩(くぼみ)にはまりこんでいます。また関節の表面は滑らかな軟骨におおわれており、大きな筋肉により滑らかに動かすことが出来ます。 |
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人工股関節は特殊な金属、プラスチック(ポリエチレン)、セラミックなどで作られています。大腿骨側(ステム)と骨頭、寛骨臼(カップ)の部分が組み合わさって人工関節を構成します。大きさや機種など、患者様に適したものを選んで使用します。人工股関節の固定方法として、セメントを用いる方法と、用いない方法があります。セメントは金属を骨に直接つなぎ固定するものです。一方、セメントをしようしないシステムは表面に特殊な加工がされていて手術後に骨が入りこんで、さらに固定されますが、骨が入り込むまで少し日数が必要となります。人工股関節は、大切に用いれば長い耐久性があります。もしすり減ってしまった場合には再度取り替えることも出来ます。 |
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