加齢やリウマチ等により痛んだ関節を取り除いて、人工の関節に置き換える手術のことを言います。
この手術を行なう事により膝の痛みは動かしにくい等の症状を改善する事ができます。
現在、使用されている人口関節は、約15年から20年くらいといわれていますが、人工関節の耐久性は、患者様の状態や生活の仕方等によって異なります。
また、人工関節はコバルトクロム合金やチタン合金などの金属やセラミック、プラスチックから作られています。
体内に埋め込むという意味で、インプラントと呼ばれています。
正常な関節(左膝) | 痛んだ関節(左膝) | 人工関節(左膝) |
患者様によって多少違いはありますが、一般的に人工膝関節置換術の適応となるのは、次のような場合です。
- 痛みが強く、日常生活や仕事等に支障がある。
- 関節が著しく固く、動かせる範囲がせまい。
- レントゲンで、関節炎の進行やその他の病気が見られる。
人工膝関節置換術を行うことによって次の効果があります。
- 痛みを取り除くこと。
- 変形や痛みよって制限されていた関節の動きを改善することが出来ること。
- 他の関節への負担を軽減できること。
人工膝関節置換術を行うことによって次の効果があります。
- 痛みを取り除くこと。
- 変形や痛みよって制限されていた関節の動きを改善することが出来ること。
- 他の関節への負担を軽減できること。
当院では人工関節置換術の手術を行う際に、ナビゲーションシステムを導入しています。
ナビゲーションシステムとは、自動車についている道案内システム(カーナビ)と同じです。
カーナビは、人工衛星からの情報をもとに、現在地から目的地までの道順や距離を測って、運転手に指示を出します。
人工膝関節置換術のナビゲーションシステムでは、赤外線を使用して、手術の器具が現在どの位置にあるか、計画通りに手術をするためにはどの方向へどれくらい移動すれば良いか、などをコンピューターが計測します。
手術を行う医師は、その表示にしたがって、より正確な安全な手術を行うことが可能になります。