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リウマチの活動が進行し関節破壊が著明になった場合、人工の関節に入れ替える人工関節置換術が適応となります。人工股関節は15年以上、人工膝関節は20年以上安定した状態を保つ事が可能となります。 | |||
【人工膝関節置換術:ナビゲーション使用】 |
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【人工膝関節単顆置換術】 |
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【人工膝関節置換術(難治性)】 |
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この症例は、交通事故による大腿骨骨折で、他院で数回、骨折手術を施行された後に大腿骨外顆の変形治癒をきたしていた患者様です。膝関節が強直に近い状態であり疼痛が強く歩行が困難であった為、人工関節手術を希望されました。脛骨粗面を一旦切離し、関節の癒着を剥がして、人工膝関節に置換し、脛骨粗面を再接合しました。 |
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【人工膝関節再置換後の膝関節】 (左)人工関節を抜去しモールを設置 (右)再置換後の人工膝関節 |
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人工膝関節の手術後に20年以上経過した症例では、耐久性の問題により緩みが生じる事や、細菌感染が起きた場合等には、人工膝関節を入れ替える手術(再置換術)が必要になる場合があります。当院では上記のような患者様に対し人工関節再置換術も行っております。この患者様は、人工関節置換術後の感染にて当院に紹介された患者様です。人工関節を抜去しモール(抗生剤セメント)を設置しギャップを確保し、感染の状況が落ち着いてから人工関節を再置換された患者様です。 |
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【他院にて人工膝関節再置換後にMRSAに感染し紹介された症例①】 (術前) |
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他院にて再置換術を施行後、MRSAに感染し当院に紹介された症例です。創が開き排膿されていた為、人工膝関節を抜去し抗生剤セメントにて置換し、その後、再々置換術を施行し同時に膝蓋腱が溶けていた為、再建術を施行しヒックマンカテーテールを挿入し炎症を沈静化した症例です。 |
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【他院にて人工膝関節再置換後にMRSAに感染し紹介された症例②】 (人工膝関節を抜去し抗生剤セメントにて置換) |
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【他院にて人工膝関節再置換後にMRSAに感染し紹介された症例③】 (ヒックマンカテーテールを挿入し炎症の沈静化を図った) |
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【他院にて人工膝関節再置換後にMRSAに感染し紹介された症例④】 (再々置換術後) |
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【人工股関節置換術:ナビゲーション使用】 |
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【(左)手術前:肩関節・(右)人工肩関節置換術の肩関節】 |
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【(左)手術前の肘関節・(右)人工肘関節置換術後の肘関節】 |
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【(左)手術前:示中指MP関節・(右)手術後:示中指MP関節】 |
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【人工指関節】 |
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変形性関節症になると、関節軟骨の摩耗や、膝のアライメント(姿勢)異常を起こしO脚等になる場合があります。このような場合、注射・鎮痛剤・足底板・サポーター・リハビリといった治療を行っていきますが、変形が強くなった場合、変形矯正(高位脛骨骨切り術)を行います。 |
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【手術前】 【手術後】 |
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関節リウマチの原因である滑膜を切除する手術です。関節鏡を用いて滑膜を切除しますので、手術創もほとんど残りません。関節の腫れ・痛みは強いが、レントゲンでの関節の状態が比較的良好な場合には、滑膜切除術が適応となります。 | |||
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【滑膜炎を起こしている膝関節】 |
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関節の痛みをとり変形を強制する手術法です。関節の変形のために力が入らなかったり、痛みが強くて生活に支障をきたしている時には、この手術が有用となります。関節を固定する事で痛みが軽減し力を入れやすくなります。 | |||
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【(左)手術前:右母指・(右)手術後:右母指】 |
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関節リウマチなどにより、遠位橈尺関節に破壊が生じた場合、痛みと回内・回外の制限が出てきます。回内・回外動作とは、手で水をすくう動作やドアを開けるなどの動きに深く関与しています。また遠位等尺関節の炎症や不安定性が起きると伸筋腱(指を伸ばす筋肉)の断裂を続発することもあります。このような場合、腱移植及び関節形成術(Sauve-Kapandji手術)が適応となります。当院では、抜釘の必要がないように人工骨のスクリューで固定しております。 |
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環指・小指の伸筋腱断裂 【腱移植前】 【腱移植後】 |
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【手術前】 【手術後】 |
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関節リウマチで高度に変形性した足趾に対して、関節の温存して変形を治します。関節リウマチでは、足の変形で多いのですが、関節が脱臼しして足趾が重なりあい靴を履きにくくなり痛みも生じてきます。また、足底の皮膚が厚くなり足底の痛みも出現していきます。このような場合、足趾形成術が適応となります。 |
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【手術前】 【手術直後】 |
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【手術前】 【手術後】 |
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ベーカー膿腫とは膝の後ろにある滑液包(かつえきほう)といわれる袋が炎症が起こしたり、関節液が関節腔から滑液包に流れ込んで溜まることで出現する腫瘤の事を言います。滑液包とは、少量の液体を含んだ袋で、皮膚・筋肉・骨等の摩擦を軽減する役割があります。関節腔と滑液包との交通がある場合、膝疾患(半月板損傷等)との関係がある事が多く保存的に加療する事は難しく再発を繰り返す事があります。このような時、当院では関節鏡を使用して関節腔と交通している部分を広げてベーカー膿腫を消失させる手術を行っております。 |
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【関節腔と滑液包が交通している状態】 |
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【ベーカー膿腫と関節腔との間を広げ膿腫内の滑膜を切除している所】 |
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関節の大腿骨と脛骨の間に、体重が伝達される衝撃を和らげるクッションの働きをする半月板があります。内側と外側に二つあり、形態はアルファベットのCの形をしています。これにスポーツや外傷などで膝を捻ったりして強い外力が加わると半月板が切れてしまうことがあります。半月板の切れ方や切れた部位によって、縫って治癒する場所と縫っても治らない場所があるため、縫って治癒することが期待できる切れ方と部位であれば縫合して治します(半月板縫合術)が、損傷の状態によっては縫っても治る可能性が低い場合は、縫合では無く半月板切除という方法をとります。 |
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【半月板切除術】 |
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肘関節障害に対する皮膚切開での手術は、肘の正常な腱や筋を分けて関節に至る必要があったため、肘の動きを取り戻すのに時間がかかり、1年近くのリハビリが必要となります。当院では、病態に応じたMR撮影や3D-CT法という立体撮影法を用いて肘の障害を早期に詳細に知ることにより「手術をしなければならないものを判定しています。 |
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【肘関節の3D-CT:手術適応画像】 |
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【肘:関節鏡による遊離体除去手術】 |
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【肘:関節鏡による滑膜切除】 |
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【肩:関節鏡による腱板縫合術】 |
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当院では関節鏡を用いて、足関節の距骨滑車障害及び距骨骨折に体して手術を行っております。 |
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【関節鏡画像:距骨滑車骨軟骨損傷】 |
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離断性骨軟骨炎とは、関節中に軟骨が剥がれ落ちてしまう障害です。初期症状は、痛みを自覚する程度ですが症状が進行すると階段の昇降時や歩行時に疼痛が増強してきます。また、症状が悪化すると剥がれ落ちた軟骨が関節の中で嵌頓(かんとん)し可動域制限等の症状が出現してきます。当院ではこのような場合、剥離した軟骨骨片の固定等を行う手術を行っております。 ※治療法は、年齢と進行の程度によって異なります。 |
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【手術前】 【手術直後】 |
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膝前十字靱帯損傷をはじめとするスポーツ選手の傷害、離断性骨軟骨炎などの若年者のスポーツ障害、交通事故や労災事故の四肢の高エネルギー外傷、高齢者の大腿骨頚部骨折などを多く手がけています。 |
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【手術前】 【手術後】 |