2013年1月1日
3.「しゃべれるアスリートがいない!?」
前回のHPに書いたわたしのダイエット計画に貢献していただいたMさんとの会話がとても面白い。
最初のプログラムを終了して、1か月後フォローアップのプログラムをスタートした。
そこでまたMさんと再会。会話が盛り上がった。私は朝型なので、週2日朝の9時スタートの時間割を組んだ。朝8時過ぎに自宅を出て、地下鉄の駅・日比谷下車。そこからジムまで約20分、まだ目覚めて?いない銀座を早足で歩く。
ジムでは過酷な?筋トレが待っている。とても“できそうもない”4キロのダンベルを両手(つまり両手で8キロ!?)にもってトレーニングが始まる。1つのメニューから次のメニューに行く間、Mさんとの会話、雑談がはいる。
最初は「どうして こんなにおしゃべりするの?」とちょっと不思議だった。「それより、早く次のトレーニングをやりましょう」という気持ちさえあった。
しかし、この雑談・会話が重要であることも今はよくわかった。Mさん曰く「体をトレーニングで目覚めさせるだけではなく、話すことによって脳と口の運動にもなるんですよ」と。なるほど!!と納得した。
そしてこのプライベートジムに来る人の中で、会話ができない人・相手の目を見て話せない人も多いーということを伺った。ところがジムでトレーニングを続けているうちに、“会話が弾み自信をつけてくるという変化”が起きてくることも多いそうだ。これも納得である。
「ここに来ることは変化のきっかけに過ぎない。やり遂げたということが自信につながり、体つくり・ダイエットというだけでなく、ここから新しい生活の変化や仕事の発展につながることが多い。それを聞くのがわたしの喜びです」とMさんの言葉。
彼が他者から言われたという「あなたのようにしゃべれるアスリートは少ない」という表現は、まさにいい得ているなあと思った。一般的にはアスリートと言えば、その道・そのスポーツをきわめた人のこと。なかなかうまく話せる人・伝えることができる人・会話ができる人は少ないそうだ。
“その道のプロだから、プロとしての仕事はスゴイ。でも人と話すことは苦手”という人は案外多い。そして、現実ではそれが許されているような気がする。だからといって、人に伝えること・会話することが下手でいいーとは言えないのではないか。
「しゃべれるアスリートがいない!?」というフレーズはなぜか、とてもインパクトのある表現だった。そしてこれはアスリートだけでなくどの世界でもいえることだなあとMさんの話に共感して、私は深くうなずいた。
<< メニューへ戻る |