2014年10月1日
3.夏のボランティア狂騒曲
このHPでも趣味のかっぽれについては幾度となく書きました。が、今年2014年は、私のかっぽれ人生の中で大きなエポックの年になりました。
昨年秋(10/6)にお江戸日本橋亭で小さなおさらい会をやりました。この日はお江戸日本橋亭始まって以来の満員御礼で(決してウソではありません。ここに出演している落語家さんの弁)、無我夢中で終わりました。それからしばらくは正に放心状態でした。
そこで、ふとわたしは考えたのです。「一体、何のために私はかっぽれをやっているのかしら?」と。確かに踊るのは楽しい。せっかく習ったものを忘れたくないから練習している。――― それだけ!? それだけでいいの!?と自問自答してみたのです。
かっぽれのプロになるわけではない、でも私たちが踊るのを見て楽しんでいただけるなら!!と 思い立って6月の下旬に<文京区ボランテアセンター>の門をたたいたのでした。これが始まりでした。
6月―7月―8月―9月とさまざまな老人福祉施設からボランテアの依頼が舞い込んできました。のべ10回余りを行いました。私たちのつたない芸を喜んでくださる人たちがいる、笑顔で手拍子してくれる人たちがいる。本当に、大きな励みになりました。
もう1つの大きな収穫はかっぽれだけでなく、<落語と語りのコラボが生まれた>ことです。これも全くの偶然でした。(このいきさつは前回・7月改定版に詳しく書いてあります)かっぽれの他に落語や語りを演目に取り入れることで、全体としての厚みが生まれてきました。いわば、かっぽれという動、そして落語・語りの静がうまくかみ合って、みる人・聴く人からも好評でした。落語・語りを披露してくれる友人からも「私にとってもすごく、いい場を提供してもらってやりがいを感じている」という声をもらいました。これも嬉しかったですね。
<文京区のボランテアだより>にも、「ボランテアの出前やります」と掲載していただきました。細く長く続けたい。今となっては、私にとって1つの大きな生きがいとなっています。
<< メニューへ戻る |