2015年7月1日
2.2つの台湾 台北と金門島
どちらも日本から行くと真夏のような陽気でした。
4月に台北へ、そして5月に以前は中国に向けての台湾の最前線として重要軍事基地であった金門島へ行ってきました。なぜ、金門島へ? その理由は<2014年7月HP>を見てください。
台北は旅行関連の企業にいる友人が「実は安いチケットが手に入るのよ、、、」と悪魔のささやき(笑)があって、それ行けとばかりにのっかったもの。
メンバーは大都会・東京で働く女性4人。ガンガン歩いて動き回って、地下鉄・ローカル線・タクシーを使いこなして、美味しいものをたくさん食べました。
金門島は1年越しであこがれ、夢にまで見ていた場所。こちらは多忙な女3人のスケジュールを調整してようやく実現したものでした。それぞれが中国の貴州省から、横浜から、東京から、中国・アモイで落ち合い、そこから30分フェリーに乗って金門島へ向かいました。ちなみに台北からは飛行機で50分かかります。海のそばの飛行場なので、霧のためよく欠航するそうです。確か今年の初めに 墜落事故もありました。
アモイからのフェリーには、ほとんど中国大陸からの観光客です。日本人は私たち3人のみ。金門島では、同じ民宿に泊まった男性1人だけ、日本人と会いました。
そこは台湾と言っても台北とは全く異なる雰囲気でした。単なる田舎と思いきや、18世紀から多くの人々が島を出て華僑として成功して帰り、そこかしこに西洋風の建物が多く残っていました。軍隊のための過酷な厳しい側面(島のいたるところに坑道があり・クチのベトコンの坑道を思い起こしました)と、300年も前から海に開かれて栄えていた面、この2つが対比している興味深い島でした。中国語が堪能な2人の友人のおかげで、ここでは地元のツアーバスに乗ることができました。
台北も中国より気楽に行って楽しめる街です。が、今回の旅でより一層金門島の歴史、すなわち台湾と中国の歴史に、興味をそそられました。
また、いつか 訪れてみたい金門島です。
<台北の写真は大原延恵さん、金門島の写真は倉石愛子さんの提供>
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