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ざっくばらん ゆき子のおしゃべりコーナー
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2016年9月1日

2.仕事の醍醐味を感じる


仕事のキャリアを積むにつれ、「ああ こういうことが仕事の醍醐味なんだ」と実感できる場面がある。
もちろん、日々の仕事にそう感じることがあればこんなに幸せなことはないのだが、それでも年に2回か3回か そう心から実感できる時が訪れる。

・・・・・・

そもそも 仕事の依頼をうけたときから「ちょっとやっかいだなあ」という気がしていた。その理由は、この研修(テーマは職場の問題解決)をやる背景やきっかけが私にはピンとこなかった。このテーマ自体が職場の恥部と担当者が思っているのか? それがなんとなくあいまいな印象だった。これまでも、こういう依頼はなくはなかった。部門の上司が変わって、新しい目から見ると「この部門は問題あり、なんとかしなければ」と問題意識および権限をもった方が旗をふる。これをその部下の担当者も理解・同意して研修実施にいたるならば、問題なくうまくいく。ただ、ここが肝心。
部門のコンセンサスがないまま、ただ上司だけがなんとかしなければと思っているのでは この人に対する反発も起こり、研修自体もうまくいかない。

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Selected by freepik


さて どっちなんだろう!?
うまくいったことも、うまくいかなかったことも 私は長い職業生活の間で経験していた。

 まずは、ゆっくりと1日のオリエンテーションを進め、参加メンバーの表情や発言、研修への取り組み態度を観察しつつスタートした。
男性管理職ばかり15名ほど、概ね真面目で聞き漏らすまいと集中してくれている。が、中には 携帯電話を横目で見ながらめんどうくさそうに心ここに非ずの人も、いる。

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そして 

午後になって
課題の整理・ロールプレイと研修が進行するにつれ、ほぼ全員が前のめりになって研修に没頭している。職場の課題についての意見交流にいたっては「俺の職場の状況をきいてくれ」といわんばかりの熱気が部屋のあちらこちらで見られた。
こういう場面を目の当たりにすると、まさに研修講師としての醍醐味を実感する。何よりも、朝のスタート時と夕方研修終了時の空気が違う。参加者の表情が違う。朝はやや抵抗感をもっていた硬い表情のメンバーが、夕方には疲れと同時に柔和な表情になり、そこからは満足感すら感じ取られた。

「この仕事をやっていてよかった」と心から思える時である。






研修風景は過去のおしゃべりコーナーより抜粋



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