＜その１　面倒くさい　と思ったけれどー　予約制の美術館＞

　家に閉じこもっているより、断然　お出かけが好きです。それもどちらかというとアウトドア、野外が好きです。といっても、梅雨明けで猛暑がついにやってきました。
　タイミングよく、コロナで自粛していた美術館なども　ボチボチ　オープンしました。

早速、めぼしいところをネットで調べてみたらー
なんとわたしが行きたいと思ったところは全て「ネット事前予約」ということが判明。「日本もついにここまできたか」と実感しました。というのは、昨年2019年にアムステルダムとベルリンを旅しました。主たる美術館・博物館・コンサートなどは全てネットによる事前予約が必要。ネットが得意な年下の友人に随分助けられました。

　それが、1年後、この日本でも“当たり前”になってきました。＜情報格差＞というのは、こういうことなのだーと　しみじみ思いました。もちろん、ゼロではありませんが　こういうネット予約必須の美術館へ行くと　中高年が少ないですね。なんとか、めげずに予約が自分でできる程度のスキルはキープしておきたいものデス！！

確かにちょっと面倒だなーと思います。が　静かな、人が少ない空間をゆっくりと楽しみたいと思います。

―わたしが行ってみた美術館―

・東京都現代美術館（木場）　
・原　美術館（品川）　
・草間彌生　美術館（早稲田）
・森　美術館（六本木）
・東京国立近代美術館（竹橋）

とりわけ、森美術館「ＳＴＡＲＳ展」はお勧めです。音声ガイドがいいです。１つ１つの作品紹介というより、作家の作品・思想を紹介しています。私の好きな奈良美智さんの声を聴くことができました。

森美術館「ＳＴＡＲＳ展」

東京国立近代美術館「ピーター・ドイグ展」

＜その２　劇場という空間　で“生”の醍醐味をー＞

　音楽に浸るーそれもナマのオーケストラの音に酔いしれるひとときは正に至福の時ですね。聴きたいコンサートをついつい逃してしまうこともあるので、2020年は某交響楽団のマチネー・コンサートのチケットを年間で購入しました。ところが、いよいよコンサートシーズン幕開けとなった頃、コロナが襲来。殆んどすべてのコンサートが中止になりました。

　いくつか「指定席ではありませんが、当日　早めにおいでいただければ　振り替えて座席を提供します」と言われて出かけました。広い、広い大ホールに150名から200名足らずの聴衆でした。残念ながらオーケストラではなくピアノやバイオリンのソロでしたが、演奏する人も聴衆も気合が入って（！？）濃密な時間を共有することができました。

　あとは落語の小さな会には何度か出かけています。落語家さん自身も「ほぼ3か月ぶりにお客さんの前で話します」という有様で、コロナの影響の大きさを改めて実感しています。
劇場のスタッフも「お客様、必ずマスク着用でお願いします」と声高に叫び、徹底しています。マスクをしながら笑うナンテ！！それも大爆笑がしばしばあって。信じられないようなことが、現実にはおきているんですね。

　今や東京は危ない！？−という迷信のような言葉が独り歩きしているそうです。もちろん、知らないうちに自分自身が危険をばらまいていることは避けねばなりません。マスク、手洗い、公共の場？ではおしゃべりを慎むーことは　当然です。

それらに気をつけながら、この東京で暮らしている、生きている楽しさを逃したくないと 強く思うこの頃です。

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