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Seek ye first the kingdom of God,
and his righteousness;
and all these things shall be added unto you.
(Matthew 6:33)

My Diary(Salzburg)


[Fri. 5/4/2007]

*サウンド・オブ・ミュージック

宿泊を伴うザルツブルク訪問は今回が初めてなので、今まで時間がなくて出来なかったこともしてみようと思いました。 そのひとつが、現地の観光バスツアーに参加することでした。 この手のものは、10数年前にアムステルダムからキューケンホフにチューリップ畑を見に行ったきりです。 日本語のガイドがつく場合は費用がかかり、或るコースなどは英語のと比べると13ユーロも違うのがあります。 私が参加したかったのは、『オリジナル サウンド・オブ・ミュージック ツアー』というもので、 映画の撮影ロケ地を周る英語のみのコースで35ユーロです。

昨日パノラマツアーズというところに申し込みに行くと、『地球の歩き方』を持っていた為30ユーロになりました。 これを持っていると割引きになるようです。このパノラマツアーズは、ミラベル庭園の反対側のザンクト・アンドレー教会(下記写真)の前の横にあります。 (この写真には写っていませんが。)

9:30出発で13:30には戻るコースですが、集合が9:15と聞いていたので、その時間に行くと既に殆どの席がふさがっていて、 9割以上がアメリカ人、そしてその中にインド人と日本人が数名混じっている感じでした。 ザルツブルクはモーツァルトの生誕地ということで有名ですが、 多くの人にこの地を知らしめたのは、『サウンド・オブ・ミュージック』というジュリー・アンドリュース主演のミュージカル映画だとも言われています。 一部フィクションではあるものの、本当にあったお話です。私は『メリー・ポピンズ』とともに大好きな映画です。 とても楽しくて、切なくて、そして懐かしい気持になるのです。 ひょっとしたら、ジュリー・アンドリュースにノスタルジーを感じるのかも・・。

ちょっと気恥ずかしい気持はありましたが(^_^;;、この観光バスに乗って行きました。

ホテルのテレビで驚いたことがいくつかあるのですが、何と日本のNHKのテレビを観ることが出来るのです。 ヨーロッパでは色んな国が隣接しているので、たとえばデンマークにいても、フランスやドイツ語圏のテレビを観ることは良くありますが、 日本語のは初めてでした。ザルツブルクでは、『サウンド・オブ・ミュージック』『モーツァルトと音楽』『ニューイヤーコンサート』 など専門のチャンネルがあり、24時間エンドレスで流れています。 私はツァーに参加する為に、昨夜から何度も映画を観ておさらいしていました。(笑) さて、バスがしばらく行くと、ザルツカンマーグートの美しい風景が広がります。

ガイドはアメリカ人とオーストリア人のハーフの人で、アメリカにも住んでいたと思われ完璧なアメリカ英語とアメリカンジョークで、 飽きさせないサービス精神旺盛な男性でした。 映画を注意深く観るとわかるのですが、トラップファミリーの家は、一軒なのですが、 実は二箇所で撮影され合成されていました。それはレオポルツクロン城とヘルブルン宮殿です。 下の写真は、レオプルツクロン城です。残念ながらバスで行くことは出来ず、湖側から望遠で撮りました。

こちらは、ヘルブルン宮殿です。主人公のマリアが修道院からトラップ家に家庭教師としてやって来た時の家はこちらで撮影されました。

下記は同じヘルブルン宮殿の庭園の中にあるガラスの建物です。 映画を観た人であればとても印象的な場面だと思われます。長女のリーゼとボーイフレンドが、 急な雷雨にあってこの中に駆け込みました。そして、「You are sixteen, going on seventeen....♪」と歌ったり踊ったりした所です。

モントゼーで一時間自由行動になり、バスを降りて結婚式が撮影された教会まで歩いて行きました。 (教会の名前は失念してしまいました。)モントは月、ゼーは湖という意味です。 必ず一時間後の12:50分にバスに戻るようにとのことでした。 歩いて10分程すると教会に着きました。ここもモーツァルトの生家のように黄色でした。

教会内部を見学し、お土産屋を見たり、又軽いものをつまんでゆっくりしていました。 下は教会前の街並です。

私は方向音痴なので、来る時も振り返り振り返り何か特徴のあるものを確認して歩いていました。 かなり必死に記憶しなければ、ちゃんとバスに戻れないからです。(^_^;; マジでちゃんとバスに戻れますようにと祈りました。(笑) 危うく間違って、誰かの後をついて行ってしまいそうになりましたが、 無事にバスに戻れて感謝でした。(^_^;;写真は、歩いて来たあたりの風景です。

帰りのバスの中でDVDを観たのですが、映画で長女役を演じた人が40年ぶりにロケ地を訪れ、 16歳の役でしたが実際は21歳だったとか、湖に船から落ちるシーンは2回撮り直して水が冷たかったことなど、 映画の撮影時のエピソードなども紹介されていました。 ツアーはミラベル庭園の中で解散となりました。映画に出てくるドレミの階段です。 トラップファミリーは実際はアメリカに渡り、アメリカ各地でコンサートを開いたり、 又バーモント州に大きな農場を買って『トラップファミリーロッジ』を経営して成功をおさめたといいます。 結婚した時に7人の子供の母親になったマリアですが、トラップ氏との間の子供も3人もうけ、 そのロッジは一番下のヨハネスがオーナーを務めているとのことです。↓

http://www.trappfamily.com

幾何学模様に植えられた色とりどりのパンジーがひときわ優しい香りであたりを包んでいました。

2000/4-2002/11までの日記は、諸事情により、当面非公開とさせていただきます。