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heidi's Diary(Frankfurt/Malaga)

同日の日記は下から上に書いています


[Tue. 10/13/2009]

*ここは夏?!

予想はしていましたが、朝晩は長袖やジャケットが必要な程寒いのに、 日中は日差しが強くすぐ日焼けしてしまう感じです。 気温が29℃もありましたが、日本のように湿気がないのでカラッとしています。 時折吹いて来る風が冷たくも心地が良いです。このビーチに面している海は地中海です。 10月でもこの気温ですから、海水浴をしている人達が沢山います。

本当に夏休みで遊びに来ているような感じがしました。 日本の夏は一度終わって、ここで再び夏を満喫している感じです。

分かりにくいのですが、空に浮かんでいる白いのは凧です。

ここで食べたこの地方の名物料理、小さな魚のフライ(写真)がとてもおいしかったです。 味付けはシンプルで、ただレモンを絞っただけです。 又、私は初めてアルコール度ゼロのビールを飲みました。 味は全く普通のビールと変わりませんが、普段ビールを飲まない私には飲みやすくこっちの方が好きです。(笑) ちょうどこのフライに合っていました。

ドライブ中に見た巨大な牛です。(笑)

*マーケット

彼らが果物や野菜を買っているというマーケットに行きました。もちろんスーパーマーケットもありますが、 野菜がとても新鮮で安いことや、お店の人がとても親切でそのやりとりがとても好きなのだと言う。 会う人会う人と楽しげに会話をしているのは、必ずしも顔見知りだというわけではなく、 とてもフレンドリーで人懐こいからのようです。

大きな倉庫のような建物の中に小さなお店が沢山並んでいます。

野菜がとても新鮮な感じで、ピーマン(左下)が日本の3倍長いのでびっくりしました。

*Torrox

最初の朝です。下の写真はホテルの朝食用レストランからの風景です。 私はスペイン自体良く知らないのですが、ましてやマラガは地名しか知りませんでした。 その又田舎の一村にすぎないトロックスは、現地の人達の生活を生で感じることの出来る良い場所です。 モーちゃん夫妻も、外国人の別荘が集まっている所ではなく敢えてスペイン人が住んでいる所に別荘を買ったのはその為なのです。 イランやインドネシア、シンガポール、日本、と各国で何年も過ごしてきた彼ららしい選択だと思います。

ここのホテルの朝食はとても遅く、8時からスタートします。 ミセスが言っていたように、とてもシンプルな朝食でした。 それでも、私の普段のトーストとコーヒーだけの朝食よりははるかに良いです。

ホテルは2つ星ですが、とても広く奇麗な部屋です。石鹸シャンプー等がそろっていないことを除けば、部屋自体はハンブルクの4つ星ホテルより良いかも知れません。 何かの時に使おうと持ってきたオイロペーシャーホフのボディシャンプーと石けんが役に立ちとても重宝しました。

10時にミセスとロビーで待ち合わせをし、近所を散歩しながらボス宅に行きました。 ここはとても道が狭い坂道で、車が通れるとすれば軽自動車1台すれすれの幅なのでもちろん一方通行です。 歩いている人は道にいられないので、一歩家の方に引っ込み車が通るのを待ちます。

殆どが階段の道なので、本当に良い運動になります。その為、ここの人達は老人でも足がとても丈夫なのだそうです。 誰に会っても必ずHola(オーラ)とお互いに挨拶をかわしています。 道端にはこのように、おばあちゃんや近所の人達がいてお喋りをしています。

おうちに着きました。これが玄関です。

シンプルですがとてもチャーミングなキッチンです。

二階に上がる階段の入り口です。ちょこんと置いたボスの帽子も絵になります。

昨晩食事をした場所は2階のバルコニーで、一見屋根があるような感じですが実はぶどう棚です。 彼らは一年中いない為、このぶどう棚を管理してくれる人がいて、収穫されたぶどうはその人に全部あげているのだそうです。 右の柱の前にある花は何の変哲もない花、というか昼間は花は咲かずただの草木のような感じですが、 夜になると素晴らしく変貌します。(後に出てくる写真で説明します。)

[Mon. 10/12/2009]

*ボス宅

私の友人が、インテリアのコーディネートに参考になるからというので、 ボス宅の内部も大判で少しずつご紹介します。 コペンハーゲンの自宅とは随分違っていて、やはりスペイン風のインテリアになっています。 どこのお宅でも白壁にお花の鉢植えがとても可愛くて素敵です。

箱から煙が出ていますが、この中に炭が入っていて、これから食べるディナー用にモーちゃんが何かをあぶっていたようです。

これ(左の写真)はとても高価で有名なベーコンのようです。とてもおいしいです。 ここはスペイン南部アンダルシア地方なのですが、このお皿の絵はザクロで、アンダルシアとはザクロのことだったのです。 右の茶色に見えるのは、冷たいトマトのスープです。 ミセス(モーちゃんの奥さんのあだ名。実際はMrs.R.と呼んでいます。)はとてもお料理が上手です。

*知らない世界

大学生の時に初めて海外に出てから沢山の国を訪れましたが、14ヶ国目のスペインは今まで見たこともない別世界に見えました。 何もかもが違っていてとにかくビックリしました。セカンドカルチャーショックのような衝撃を受けました。 多分もっと大きな都市だと印象が違うかも知れませんが、モーちゃんの家はマラガからちょっと外れた村にあるので、 何というか、日本の何十年も前の田舎にいるような人懐こくて親切な人達が住んでいます。 ご近所同志の助け合いのようなものが残っている所です。

モーちゃんの家の屋上でシャンペンを飲み、取れたばかりのアーモンドやオリーブの実を摘まんで色々な話をしていました。 20時だと言うのに、太陽が日本の3倍も大きく見える程日差しが強くとても眩しいです。 昨年の4月に異動したことは既に電話で話していましたが、私が長年採用チームで不満を持っていたこと、 そして、新しいHRヘッドが突然やって来て全てが良い方向に変わって来たことを掻い摘んで話しました。 下の写真は(翌日撮影しました)ルーフバルコニーから見た風景です。

気が付くと隣の家のイギリス人夫妻も屋上で食事をしており、屋上にいたまま会話が出来るほど家が接近しています。 下に降りて食事をしていた時も、又別の隣の家の人達と家の中にいながら大きな声で会話をしているのがとても面白い光景でした。 お天気が良い日は特に、お喋りな年配の奥さん達が家の外でどれだけ話すことが沢山あるのか、 大きな声でずーーーっと喋り続けていました。何を話しているのか完全に筒抜けなのです。 ビックリしましたが、モーちゃんによると、夜中まで喋っていることもあるという。(^_^;;

*モーちゃんの出迎え

今朝のCNNでお天気お兄さんが言っていたように、ドイツの各地でかなり寒くなっていて、 ミュンヘンは9℃、デンマークのコペンハーゲンに至っては7℃まで下がっていました。 それとは全く反対に、私がこれから行くスペインは、マドリッドで27、8℃だと言う。 今回寒い所と暑いところに来るということで、服は重ね着でオールシーズン持って来ました。

飛行機は予定通り出発し10分早くマラガに到着しました。荷物を取って出口に行くとモーちゃんが一人で出迎えてくれました。2年半振りの再会です。 モーちゃんと言うのは、私が以前勤めていたデンマークの会社で社長秘書をしていた時のボスです。 彼のファミリーネームを縮めてちゃんづけにしています。もちろん本人のことはMr.R.を呼んでいます。 既に定年退職をしてコペンハーゲンで年金生活をしていますが、マラガに別荘があり、年に2回、トータルで約4ヶ月はそこで過ごしています。 モーちゃん夫妻がマラガに別荘を持っていなかったら、私がここに来ることは多分一生なかったでしょう。

彼らの家の傍のホテルまでハイウェイを一気に走って来ましたが、ここの人達は信じられない程アグレッシブな運転をします。(^_^;; モーちゃんはそれが不満のようですが、彼の運転は相変わらずで(笑)、私が一番安心して乗れた車は教官をしていた亡き父の運転かも知れません。 モーちゃんには色々なことを話しましたが、車のスピードが速いのでちょっと怖く、思ったように話すことが出来ませんでした。

*フランクフルト空港で

インターシティホテルにはコンビチケットがあり、昨日のトラブルで急きょSバーンで使うことが出来助かりました。 又、今日駅から空港までも自動販売機で切符を買う手間が省けてとても便利です。 さて、この巨大な空港は、方向音痴の私には色々と緊張することが多いです。 良くヨーロッパに出かけているので相当旅慣れていることを想像されるかも知れませんが、 実は私相当田舎者でとても都会的なスマートさはありません。どんくさいのです。(笑)

ルフトハンザはターミナル1のAから出発するのはわかっていましたが、チェックインの場所が良くわかりませんでした。 Aの方に行ったら違うと言われ、Bに行ったらそこも違うと言われ、自動のチェックインの機械の所に行くように言われました。 私は永遠のおのぼりさんのような気持ちで、係りの人にお願いしてやってもらいました。 私のパスポートをマシンに差し入れるとデータが出てきて、座席も選べるような画面が出て来ました。 すると、ボーディングカードがそこから出て来ました。 笑われてしまうかも知れませんが、そのシステムを使ったことがなかったので心配だったのです。 多分帰りの時は一人で出来ると思います。(^_^;;

何年か前にエアチケットがe-チケットになったのは知っていましたが、使うのは初めてだったのでまだ慣れていません。 万が一チケットを無くしてもデータがあるので大丈夫になったのはとても便利だとは思います。 色々なものが変化していく環境について行くのがだんだん難しくなって来ました。 かと言って、パッケージツアに参加できるかと言ったら、それはもっと難しいです。 自分のプランで自分のコンディションに合わせて旅行する方が気が楽だからです。 でも、短い限られた時間に効率よく廻るならパッケージツアが断然良いです。