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heidi's Diary(Tokyo/Hamburg/Kiel)

同日の日記は下から上に書いています


[Thu. 10/8/2009]

*Kiel〜再会と驚きのおみやげ(^_^;;

今キール行きの電車の中です。立っている人達もいるほど、意外と混んでいてビックリしました。私は30分前には電車の中に席を確保していたので大丈夫でした。 キールはSのホームタウンでもあり、私にとっては14年前に初めてヨーロッパに一人旅をした思い出の町でもあります。 私の証のページに「盗まれたコート」を書いていますが、 それはここキールで起こった出来事です。私はコートを盗まれましたが、代わりに素敵な赤いコートが与えられました。 思えば、赤いコートを買ったことがきっかけでその後赤い服を着るようになりました。 Sは大柄ですが、私が帰った翌日に、サイズ違いの同じコートを買いに行ったと聞きました。 もうそで口が擦り切れてしまったので着れないのですが、その思い出の深いお気に入りのコートは捨てられずタンスにしまってあります。 (後でその話をしたところ、Sも捨てられないで持っているそうです。(笑))

2週間前にオ○エン○ルバザールでSとL(御主人)とB(Sのお母さん)にお土産を買って来ました。 お祈りをしてからプレゼントを買いに行ったので、イエス様は必ず今回も喜んでもらえるおみやげを導いて下さったと信じていました。 Lには富士山に高い波がかかった絵柄のメタル製の名刺入れ、SとBには和風の絵柄が若干違う二つ折りの手鏡を買いました。 Sには前に、後でお金は払うから、屏風とかsomething orientalなものを買って来て欲しいと言われていましたが、 私の記憶では小さい屏風はすでに持っていることや、彼女が言うほどの15000円程度の屏風ってものすごく大きいものでした。 大きさもなのですが、導かれなかったので別のものを買いました。 私は最初からプレゼントのつもりでしたので、ドイツでは手に入らないであろうもっとリーズナブルな小さなお雛様を買いました。 私はどれだけ彼女が喜んでくれるかとわくわくしました。案の定「Oh! Toll!(まぁ!すてき!)」と喜んでくれました。

私は嬉しくてたまりませんでしたが、次の瞬間自分の目を疑いました。(下の写真) 「お雛様って男女のカップルなのに、何で女二人なわけ?!信じられない!ありえない!」とガッカリしました。 「絶対にオ○エン○ルバザールにクレームをつける!」と一瞬思いました。 Sに「ごめんなさい。お雛様がツインシスターズになってしまって・・・。(^_^;;」と言うと、 Lが「これはheidiとSだよ。(^_^)」と言い、私も何だか可笑しくなって笑い出しました。 (神様のイタズラ?(笑)) きっとこれも、コートに続くキールの思い出として後々まで残るキールのエピソードとなることでしょう。(笑)

実は私が一番渡したかったものはこの本でした。(下の写真)Sが病気で入院したりでしばらく音信不通になったこともあり、 ずっと渡せないでいた本なのです。この本のエピソードを当時の日記から抜粋します。

4/28/2003

リューベック(Luebeck)

(前略)ゆっくり朝食を取り、11:07 Hamburg発でLuebeckに向かいました。 Regional Expressで40分のごく近い所です。リューベック駅からちょっと歩くと、市のシンボルのホルステン門が見えました。 少し行って右側は聖ペトリ教会がありましたが、上には登らず、あてどもなく歩いていると、 例によって又どこにいるのかわからなくなってしまいました。 でも、日本でいうCLCのようなお店があったので、思わず立ち寄りました。 讃美は万国共通のようで、私達が教会で讃美しているような曲が店内に流れていました。 正直言って、観光用になってしまった教会にいるより、遥かに心が和み嬉しい気持ちになりました。 迷ってここにこれたのもお導きだと思いました。

店員がドイツ語で話しかけてきたので、英語に切り換えてもらいました。(笑) 私は、ドイツ人の友達Sに『Power in Praise(讃美の力)』のドイツ語版をあげたいと以前から思っていたので、 聞いてみたら、マーリン・キャロザーズ師の最新の本しかなく残念に思いました。 さらに話していたのですが、Sはchurch-goingクリスチャンではないので、 神様を信じるようになって欲しいからこの本が欲しいと思ったことを話すと、 その人は、個人的に自分の友達に勧めて読んでもらいそれによって救いに導かれたという Chatherine Marshallの『Bete und staune』という本を持って来ました。 原書のタイトルは不明ですが、 動詞のbeten (=pray), staunen (=to be astonished)のおそらく命令形だと思われるので、 直訳すると「祈りなさいそして驚きなさい」のような意味でしょうか。(汗) 私は読んだことがないけれど、彼女の証しからそれを買うことにしました。 お店に流れていた『Songs 4 Worship Be Glorified』というIntegrity Musicから出ているCDもついでに買いました。 又、珍しかったので、『あしあと』のドイツ語版を教会のドイツ語のわかる姉妹と私用に買いました。

今日記を読んで『あしあと』のドイツ語版は自分用に買ったものだと知りました。何年も経つうちに彼女の為に買ったものだと勘違いしていたようです。 でもその勘違いさえも感謝なことで、本と『あしあと』のカードをSに渡した所、Sがとても好きな詩だったようで、 ドイツ語版は見たことがないととても喜んでもらえました。全てを益として下さる主に感謝します! Sに本のいきさつを話すと、その本屋にたぶん行ったことがあると言っていました。 私はヨーロッパに何度も行きましたが、キリスト教書店を見つけたのはイギリスのどこかとドイツのリューベックだけでした。 当時その本の著者に何か聞き覚えがあったので、帰国し家の本棚を探してみると『祈りの冒険』という本がありました。 これはもう絶版になってしまいましたが、私が20年位前に読んで感銘を受けた本です。 原書は『Adventures in prayer』で、私がリューベックで買ったその本だったことがわかりビックリしました。 このことも主のお導きだったことを嬉しく思います。

*ハンブルク市内

昨夜は20:45に寝て何度も目をさましましたが、2時ころから目が冴えてしまい、 日記を書いたり本を読んだりしてうとうとし、携帯の目覚まし通りに5:50に起きました。 (これは日本にいても同じ時間にしているからです。) まるで瞬間移動したかのように、まだドイツにいるという実感が湧きません。 このホテルは4つ星の割には安い方で快適です。歴史が古く創業80数年になります。 6、7年前に来た時よりも朝食用のレストランがすごくモダンにきれいになっていて、 高級なレストランで朝食をとるような緊張感があります。(単に私が田舎者だから?(笑)) 朝食の内容はものすごく種類が豊富なので迷うほどです。 私が今まで泊まったホテルの中で一番ゴージャスです。

元ドイツ語の先生Sのいるキールには、ちょっとした手違いがあり、本当は10時半の筈でしたが16時半頃にキール中央駅で待ち合わせになりました。 その為、荷物は14:30まで預かってもらうことにしました。 ジャーマンレイルパスをバリデートしてもらうため、目の前の中央駅に向かいました。 駅の中も前と違う感じで、Druecken(英語でpress)というボタンを押すと整理券が出て来るので、 スクリーンに自分の番号が表示された番号と同じ窓口に行くことになります。 意外と混んでいました。バリデートは早めにしてもらった方が安心ですね。 その後駅の中にあるツーリストインフォメーションに行き、1日1人用のハンブルクカードを買いました。 (下の写真。実物はもっと大きいです。) 8.50ユーロで市内の交通機関が利用出来、美術館が無料になったり割引きされたりするので便利です。 『地球の歩き方』の情報がいつも正しいとは限らず、Hamburg Kunsthalleという美術館は無料ではなく、 割引対象に変わっていて6.5ユーロを払いました。これにはガックリしました。

10月のヨーロッパは初めてですが、日が暮れるのは思ったより遅く18:30でも明るいですが、夜明けは冬と同じ位遅く、 7:30頃にやっと徐々に明るくなり始めます。朝はすごく寒かったものの、雨もあがり天気が良くなっていたので市庁舎(Rathaus)まで歩きました。 下の写真が市庁舎です。ここは何度も来ていますが、やっと修復が終わったようで、久しぶりに全部の姿を見ることが出来ました。 今回中にも初めて入りましたが、残念ながらガイドツアーはお休みでした。

地下鉄マップの一部をスキャンしてみました。

RathausからSバーンに乗って2つ目のBaumwallで下車し、港のあたりをぶらぶらしていました。 赤煉瓦の建物はデンマークのようでした。(横浜のみなとみらいにある赤煉瓦もそうですね。) 大きな船も泊まっていましたが、私が一番気になったのはこの船です。(下の写真) 船の教会があるなんてびっくりしました。最初は何だかわからなかったのですが、 良く見ると船の側面に「Willkommen im Gottesdienst Sonntag 15 Uhr Offene Kirche」と書いてありました。 これはOffene教会で、15時からの日曜礼拝へようこそと言う意味です。 どこの場所であっても神様を礼拝出来るのは良いですね。

ぶらぶら歩いているうちに疲れて来たので、U2線で2駅目のJungfernstiegに行ったらもうお昼時になってしまいました。 夜が明けるのが遅いので、まだまだ朝という感覚が残っています。 ちょっとピンぼけになってしまいましたが、下はアルスター湖です。 14年前真冬でもこの白い鳥が飛び交っていました。

縮小してしまうと分かりにくいのですが、噴水が虹のようになって綺麗だったので撮ってみました。

反対側の橋の左側からは朝来た市庁舎裏が近くに見えます。

その立ち位置で右側を見ると、下の写真のようにお店が並んでいます。私は緑色の看板が出ているFriesen Kellerという所で食事をしました。 Koeniginpasteteを注文しました。王様のパイ?という名前で、ややしょっぱい感じでしたが、 お店の雰囲気がとても港っぽくて良い感じでした。


[Wed. 10/7/2009]

*ハンブルク空港〜ホテル

久し振りでも何度も降り立ったハンブルク空港ですが、ここも色々とリニューアルされていて、ちょっととまどいました。 トラベラーズチェックを替える所が見つからなかったのですが、2年半前の残りの何十ユーロかは現金で持っていたのでそのまま出ました。 両替のオフィスは出口のすぐ右側にありましたが、エアポートバスに乗って早くホテルに行きたかったので、 バス発着の所に行きました。そのバスも何度も利用しているので迷うわけはないのに、中央駅行きのバスがどうしても見つかりませんでした。 変だなと思い、やっぱり両替しようと思い直してオフィスの女性に、「中央駅行きのバスが見つからないのですが、 どこから乗ったら良いのですか。」と聞いたところ、「バスはないので、Sバーンで行って下さい。」という。 バスの運行が廃止された模様で、初めて地下鉄を利用して中央駅に向かいました。 バスだと5ユーロだったのが、地下鉄では2.75ユーロで行くことが出来、所要時間が25分でした。 空港まで地下鉄が開通したのは2008年だったようで、しばらく来ないと色々と変わっていてとまどいますが、 何とか無事に駅前Kirchenallee通りのEuropaeischer Hofに到着しました。

*成田〜フランクフルト〜ハンブルク

今回ルフトハンザは予定通り問題なく運行しホッとしました。6年前にK子とローマに行った時にちょっとトラブッたので・・。 ここのところオーストリアに続けて行っていましたが、ドイツ行きはは5年振りになります。 11時間15分の飛行時間は意外とアッと言う間でした。5、6年前だったか、飛行機が神様の御手でひょいとフランクフルトに移される幻を見ましたが、 今回はもっと大きい神様の御手に包まれているようなイメージが浮かびました。本当に何も心配することはないのだと改めて思いました。 久し振りだったので、広いフランクフルト空港がさらに広く感じました。乗継の場所にたどり着くまで延々と歩いた感じがします。 セキュリティチェックの手前で蛇行して並んでいたのですが、その手前で係員が「.... has been changed to 13」というのを、 途中から右から左に聞き流していましたが、Gateが21から13に変わったことを教えてくれていたのだと後で気が付きました。 一瞬だったので、何が13に・・って適当に聞いていました。 普段私は神様の重要なメッセージを気が付かずに、 ぼーっと右から左に聞き流しているのかも知れないと反省しました。

*トラブル

予定通り4時起きで、早めに5時には駅に向かっていました。5時台の電車は9割以上の人が寝ていました。(笑) 山手線は6時台でも座席が倒してなくて、全員が立っていました。日暮里はスカイライナー周辺がずいぶん綺麗になり、 2年前とは見違える程でした。驚いたのは、スカイライナーの始発でも満席だったことです。 私は予約していた窓側の席にスーツケースを持ったまま座りました。 その後、隣の席にやや怖い感じの60代の女性が座り、若干はみ出すのでスーツケースを上にあげてくれないかと言われました。 でもちょっと持ち上げるのは無理なので、座席を代わって頂けるか聞いたところ、 「やだ!」と一言言われ、置き場所を探して置いて来るように言われました。 でも、乗車する段階で置き場所がないのはわかっていました。 改めて探しましたが、結局置き場所がなかったので、戻ってきてその女性に謝りました。

いや〜な空気の中、このまま緊張して1時間座るのかと思うと気が重くなりました。 でも、ちょっと話したら、言葉はずけずけしていても悪い人ではないことはわかりホッとしました。 彼女がその後、車両の一番後ろの席と壁の隙間にスーツケースを置ける僅かなスペースを探してくれて、 私のスーツケースはそこに置くことが出来ました。 (これからは、スカイライナーに乗る時は一番後ろの席を予約することにしよう。) 彼女も昔私と同じ経験をしたらしく、又、スカイライナーの始発はいつもこうなんだと教えてくれました。 彼女はイタリアの中部に行くのだという。その後うとうとしているうちに、第二ターミナル近くまで来た時、 彼女が、自分が言い出したことなので私の荷物を取りに行こうかと言うので、 大丈夫ですからと丁重にお断りをしお礼を言って別れ、第一ターミナルで下車しました。 小さなトラブルを通し、学ばされることもあり感謝です。