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heidi's Diary(Malaga/Frankfurt)

同日の日記は下から上に書いています


[Fri. 10/16/2009]

*フランクフルト空港にて

フランクフルトからマラガに行く時に、空港の自動チェックインに戸惑い結局係りの人にやってもらいましたが、 今度こそは一人でやらねばと思いました。何事も経験しないとずっと出来ないままですからね。(^_^;; この写真の左下のオレンジ色のLufthansa Check-inという所に並んでいる機械が自動チェックインです。 私はもっと手前の別の場所でトライしました。 英語、ドイツ語、日本語と言語の選択も出来る為、日本語でやってみましたが何故か出来なかった為、 英語でやり直してみました。 パスポートをマシンに入れるとデータを読み取り、既にエージェントが通路側の席を予約していたので、 直ぐにボーディングカードが出て来ました。何のことはないシンプルさでした。(^_^;;

今回の旅行は、色々な人達にお世話になっていたので殆どお金を使っていません。 チェックもユーロの現金も沢山残っています。次の旅行にはチェックを作る必要もないので感謝です。 とは言え、何らかの形でお返しをしないといけないと思っています。 いつもの旅行とは違って、ずっと誰かと一緒で、本当に色々な深い話をする機会が与えられました。 本当にかけがえのない人との出会いを改めて感謝し、又、何よりも主の御手の中でお天気も何から何までも守られ、 有意義な楽しい旅となったことを心から感謝しました。 みなさんのお祈りを感謝いたします。(^_^)

*迷う

フランクフルト行きの便は2日に1本の夕方の便しかない為、 昨日は午後3時迄モーちゃん夫妻とドライブをしたりする時間があったのはとても感謝でした。 その代わり、フランクフルト着が20:30過ぎになるので、 ちょっと遅い時間になると中央駅迄さすがに心配なので、 空港の傍の4つ星ホテルに泊まることにしました。 20分おきに空港とホテルを無料のシャトルバスが走っているのでとても便利です。 ネットで情報を集めた所、とても分かりにくい場所にあるという。 シャトルバスのバス停は公共の場所ではない為か、空港の案内版を見ても通常のバス乗り場しか出ていないので見つかりませんでした。 結局、アライバルフロアーAの遥かかなたにあるのが分かりました。

どっと疲れましたが、何とかホテルにたどり着きました。 スペインのホテルは3日も泊まったのに、たったの90ユーロで驚きました。 私は最初の一泊のレートだと勘違いしてしまいました。 どうやらオフシーズンなので安かったようです。 ところでこのホテルは、たぶん私が間違ってツインを取ってしまったようで、 半額になっても朝食抜きで149ユーロでした。 コーヒーやお茶などのセットが置いてあってとても快適なのですが、 一回の朝食に4千円もかけたくないので、今朝は何も食べないで空港でサンドウィッチでもつまもうと思っています。

[Thu. 10/15/2009]

*トロックス〜マラガ

今日はモーちゃん夫妻と最後のドライブです。 フライトの関係で、私は夕方の便で一旦フランクフルトに戻り、翌日成田に向かうことになっていました。 ドイツはもう冬が始まっていますが、ここマラガはまだまだ夏真っ盛りという感じです。 とても美しい白い建物の村が小高い丘にかたまってあちこちにあるのですが、 イギリス人ばかりが集まっている住居はとても美しかったです。 この間海岸を通り過ぎた団地みたいに沢山あるフラットは、ドイツ人がバカンスの間だけ借りている住まいだそうです。

海岸に行くと、そこはいつも地中海です。 これまで見た海で一番美しい海の色でした。(エーゲ海は紺碧色で別格です。) 旅行客も多く、海は夏と違ってかなり冷たいと思いますが、 それでも海水浴をしている人達が沢山います。

この観光スポットはBalcon de Europaと呼ばれている所で、 その名の通りまさにヨーロッパのバルコニーという感じです。 私達は、Hotel Balcon de Europaでコーヒーを飲み、おしゃべりをしていました。 本当に別世界に来ている、まるで夢の中の出来事のように思えました。 本当に忙しすぎる毎日で疲れきっていました。 神様からちょっと遅い夏休みを頂いたような気がしました。

3時にはマラガ空港に着き、モーちゃん夫妻と別れ、又フランクフルトに戻る飛行機を待っています。 真夏から又一気に冬に逆戻りです。 コペンハーゲンは昨夜は零下だったという。多分ウィーンやコペンハーゲンにいたら大変なことになっていたでしょう。 私は本当にお天気に恵まれています。多くの人達のお祈りがあったことを感謝します。 これからフランクフルトに行くので、ほとんどがドイツ人のようです。 せわしなく大声に聞こえたスペイン語から、穏やかで心地よいドイツ語に変わりました。 やっぱり少しでも理解できる言葉を聞くと安心します。

*苦情

デンマーク人は夜更かしなので、夜の11時あたりは普通の時間です。 多分日本だとまだ8時位の感覚かも知れません。 3日続けて11時過ぎまでおしゃべりをし、徒歩4分位のホテルまで送ってもらうという毎日でした。 (その途中のあちこちで、あのかぐわしいLady of the nightの香りを楽しむことが出来ます。) 昨夜は、普段あまり飲まないワインをちょっと多く飲んだせいか、 完璧に熟睡し目が覚めたのはすでに7時になった頃でした。 二日酔いはないのですが何か頭がすっきりしないので、軽くストレッチをしたり控え目に発声をしていました。 調子に乗ってO mio babbinoやJe veux vivreを歌っていたら、フロントから電話がかかって来ました。 この建物の構造にもよるかも知れないのですが、私の歌っている声は予想以上に大きい声だったようで、 注意されてしまいました。(ごめんなさい・・。)

ミセスが来る前にチェックアウトをしていた時、男性のスタッフが苦情の電話のことを話し始めたので、 「本当に申し訳ありません。私の声がそんなに響いているとは気が付きませんでした。」と言うと、 「私は全然問題なかったんです。美しい声で歌っているのが聞こえていましたからね。 でも、他のお客様がまだ寝ていたので。どうか本当に気にしないで下さい。」と個人的に言ってくれた為に、 かえって申し訳なく思ってしまいました。 確かに夜中の2時、3時まで遊んでいた人達にとっては、8時台はまだ寝ている時間なので睡眠妨害になってしまったのでしょう。 人に迷惑をかけるのは一番避けたいことなので、本当に恥ずかしくなりました。

[Wed. 10/14/2009]

*親心

これは家の外壁に作られている守り神のようなものでしょうか。 どこの家にも、大小さまざまなフィギュア(?)がこのようにあります。 写真上はモーちゃん宅、下ふたつは別のお宅のものです。

モーちゃん夫妻の娘は40歳位になりますが、本人は全然結婚には興味がないようで独身です。 私も今更誰かと結婚するよりも、一人の方が束縛されずに自由で良いかもと思えることが多くなって来ました。 健康で仕事があり、打ち込める趣味もあるし、結構幸せな日々を送っているように思えます。 世の中では結婚している人を勝ち組、独身の人を負け組と言っていたりしますが、 とてもナンセンスなことだと思っています。そもそも、私は人と比較することがないので、 勝ち負けという感覚がわかりません。なので、人を羨んだり嫉妬したりということはない為、とても楽な気持ちでいられます。 いつも神様に愛され、共に生きているという喜び、 ただそれだけで幸せですし意味のある人生だと思っています。

ところで、この赤いローソクを立てているフィギュアは聖何とか(名前を忘れました。)と言うそうで、 ボーイフレンドが欲しい人がこの人にお願いすると良いというおまじないのようなものです。 モーちゃん達は一応プロテスタントですが、ここマラガに来るとここの風習に合わせているようです。 ミセスは、自分の娘Hと私の為に、このように赤いローソクを立ててくれました。(笑) その気持ちだけで充分に嬉しいです。

*エル・パロ〜マラガ

昨日行ったラ・マッチャという所はぶどうが名産で、そこのレーズンはとても美味しくお土産用に大きな箱詰めを買いました。 ずっと誰かと一緒にいる旅行だったので、お土産を全く買っていませんでした。 このレーズンは大粒で美味しく、大勢に分けられるので会社用と聖歌隊用には最適で、 喜ばれるのではないかと嬉しくなりました。

今朝もミセスと10時にホテルのロビーで待ち合わせをし車で出かけました。 色々とお土産を買いたいので、スーパーマーケットやデパートがある町中に行くことになりました。 途中エル・パロというところでCafeに寄り、コーヒーとChurros(チュロス)という細長い揚げパンのようなお菓子(?)を食べました。 粒の粗いグラニュー等のような砂糖を付けたものが美味しいです。

下の写真はマラガの銀座通り「マルケス・デ・ラリオス通り」です。 コペンハーゲンだとストロイエのような所です。歩行者天国になっていて、 シエスタ以外の時間帯は人々で賑わっています。

ここはストリートパフォーマーが沢山いました。これまでもヨーロッパ各地で色々見て来ましたが、 ここのパフォーマンスはかなりクオリティが高いと思いました。

特にこの顔のない人にはビックリしました。(笑)顔がないのに風船を膨らませていました。

大通りから横に入ったところです。

モーちゃん達が帽子を見ている間に、私は牧師先生に扇子のお土産をと思い色々見ていました。 とても美しく芸術的なものはやはり値が張ります。写真だけ撮ることにしました。(笑)

ミセスがもっとリーズナブルなお店があるというので、 別のお店に行きました。牧師先生には赤、私用には白の扇をお揃いで買いました。(^_^)

ここは完全に専門店ではないようですが、フラメンコ用の衣装専門のお店があちこちにありました。 私は、何故かフラメンコを踊るようなイメージがあるらしく、 それをドイツのSにも話したことがありますが、うんうんと頷いていました。 顔のせいか、情熱的なイメージがあるようです。(笑)

昨日より規模が大きいマーケットですが、大きな倉庫のような建物の中にまるでブースのような小さなスペースのお店がひしめき合っています。 このようなタイプのマーケットはヨーロッパの他の国では見たことがありません。

モーちゃんもミセスもとても社交的な性格で、どのお店に行っても親しく楽しい会話をしています。 スペイン語だと更に陽気になっているような気がします。(^_^) 私はスペイン語はわかりませんが、アミカとかハポネという言葉を耳にするたびに、 イタリア語にちょっと似ているので、あぁ私のことを言っているのだなとわかります。(笑)

ミセスは私が尊敬している女性の一人です。 彼女は宗教や職業その他のことで人を偏り見ることがなく、一人一人に興味を持ち、全ての人に愛情を注ぐことが出来るタイプの女性です。 両親は子供の頃に離婚したそうですが、それぞれが素敵なパートナーと再婚したとのこと。 「私はとてもラッキーなの。素敵な両親が4人もいるんですもの。」と、何年か前に本人から聞いた時は本当にびっくりしました。 すごくポジティブな女性でもあります。

下の女性は、自分の店舗のブースがあるわけではなく、このように通路上に台を置きミントとにんにくだけを売っています。 あとでミセスが教えてくれましたが、この女性はご主人がリストラにあいずっと失業状態なので、 二人の子供を抱えている為彼女がここで商売を始めたのだという。 スペインの女性は本当にたくましく見えます。

他のお店ではパエリアを作る時に使うサフランをお土産に買いました。 日本よりは安いですが、やはり貴重なものなので他の調味料よりは高いです。 大中小がケースに入って売っていました。 クリスマスだけはモーちゃんがパエリアを作るのが習慣になっているようです。 私はパプリカはいらないと思っていましたが、パエリアにはパプリカが絶対必要なんだと主張していた彼は、 いつの間にか私にパプリカを買っていたようで、私の買い物のビニール袋に入れてくれました。(笑)

このバールはめちゃくちゃ狭いお店ですが、とても歴史のある人気店のようです。下がっている塊はベーコンです。 ピークの前に立ち寄りましたが、それでも私達は立ったままのお食事でした。 ここでもノン・アルコールのビールを飲みましたが、昨日のよりももっと美味しかったです。 小さなエビに衣を付けてカラッと揚げたものや、豆とお肉などが入ったスープのようなものがとても美味しく、 スペイン料理は意外と私の胃に合っているようです。(^_^)

*色々な祈り

昨日のドライブコースは山方面と海岸に行きました。山と言っても1000メートルもない筑波山よりも低いと思いますが、 上に上がれば上がるほど道幅が狭くなり、一方通行ではないのに途中からは車が殆ど一台しか通れないような道になり、 曲がり角のカーブが近づく度に長いクラクションを鳴らさなくてはなりません。 ガードレールも日本のようではなく、とても低い仕切り程度で、曲がりくねった道はまるで狭いいろは坂のようにくねくねしていました。 かなりスリリングなドライブでした。(^_^;; 曲がり角の度に、心の中で『主よ〜』と叫んでいましたが、途中で大勢の天使が車を囲んで支えているイメージが心の目に映り、 何も心配する必要はないと思いました。

このホテルでの朝食は、油断しているとハエが飛んで来てすぐにグラスに留まったりするので本当にうんざりなのですが、 今朝は気持ちを切り替えて食べながら祈りました。 「イエス様、私が食べている間中どうかハエが留まりませんように・・」と。 こんなお祈りをするようになるなんて夢にも思いませんでした。(笑) 「Keep them away」と祈っていたので、食べ物には留まらずに無事守られました。 本当に主は細やかな方で、こんなに小さな問題に関するお祈りにも耳を傾けて下さいますから感謝です。 天地が創造される時に受肉前のイエス様はすでに存在されていましたが、 その方が永遠に生きておられ、埃のように小さな存在である私の日常の全てのことに御関心を持っておられることを思うと、 本当に畏れ多く感じます。

*涙

今朝は5時半位に目が覚めました。 今日は洗礼記念日ということもありますが、これまでのことや昨日のことなど色々と思いめぐらせていたら、 涙がポロポロ溢れて来ました。 言い尽すことが出来ない神様に対する感謝と、深く愛されているという実感で一杯になりました。 私の人生に主をお迎えしていない人生は本当に考えられません。 主は生まれる前から私をご存じで、私を選び、クリスチャンとして人生を歩ませて下さっています。

私は元々内向的な性格で、自分の意思をはっきり口に出して主張することが出来ない子供でした。 でも、英語によって随分私は変えられたような気がします。そして、ドイツ語は更に私の視野を広げてくれました。 縁があって出会った素敵な人達に囲まれて、本当に幸せだなぁとしみじみ感じています。 日本人であっても外国人であっても、見かけは違いますが心は通い合えることを実感しています。 クリスチャンになっても色々辛いこともありましたが、いつも神様が共にいて下さり、 全ては益に変えられました。心から主に感謝しています。

[Tue. 10/13/2009]

*ミセスに証する

私が今回意義のある旅にしたいと祈っていたことは、ドイツのSやデンマークの元ボス夫妻に英語でちゃんと証が出来るようにと言うことでした。 そのチャンスは本当に自然なかたちで訪れ、ドイツのSに証することが出来ました。 果たしてボス夫妻にはどうだろうと思っていました。彼等は仕事でイランやインドネシア、シンガポールにも長く赴任していたので、 クリスチャンというより全ての宗教を尊重しているような寛容さを持った人達です。

たまたまモーちゃんがスペイン語の新約聖書を持っていたので、それを借りてパラパラとめくっていました。 使徒行伝はスペイン語で何と言うのかわかりませんが、四福音書の後にあるので使徒行伝だと分かりました。 2章には聖霊が降ったところが書かれています。ちょうどミセスが来たので、 私の教会はペンテコステで、今もこの聖書に書かれているように聖霊が降って、300人以上の(大人の)信者が異言で祈っている話をしました。

本当に自然にかたちで、私が教会に行ったきっかけ、聖霊を受けて不思議なことが起き始め、 それは偶然ではなく神様がおられることを神様ご自身が私に教える為であったことがわかり、 半年後に洗礼を受けた話をしました。 その年は、ちょうど彼等がこの別荘を買ったのと同じ年だったというのも何か不思議な一致を感じました。

私達の会社が神戸に移転することになり、それに先立って工場を閉鎖することを社長秘書だった私はいち早く知ってしまいました。 そこで働く人達は40代ばかりで、その人達の再就職の難しさや家族のことを考えるとやり切れず、 それに対して辛くても何も出来ない私は祈るしかありませんでした。

でも主は、私の訴えるような祈りを聞いて下さり、私が神戸で後任の秘書に引き継ぎをしていた時、 他の同僚で数か月引き継ぎで来ていた人が「良いニュースがあるのよ。信じられないことに、 みんな仕事が決まったのよ!あなたが心配してお祈りをしていたから、早く知らせてあげたいと思って。」と教えてくれました。 本当に奇跡が起こった、神様が祈りを聞いて下さったと嬉しくてたまりませんでした。

その話をミセスやモーちゃんに初めて話すことが出来ました。 あれから10年以上経ちますが、彼等は当時の同僚の名前も良く覚えています。 それ程家族的な雰囲気の素敵な会社だったのです。 今回の旅行で、彼等に証が出来るように祈っていたので本当に嬉しく思いました。

*今日のディナー

右上は、この地方で取れたばかりのアーモンドを使った冷たいスープです。 アーモンドをつぶし、中にはオリーブオイル、ヴィネガーなどが入っているそうです。 スープの下の方にビックリするものがあると言うので、何かなと思ったらこの地方で取れたとても甘いマスカットのようなブドウが丸ごと沢山入って入っていました。 これが意外とマッチしていておいしかったです。左下はチキン。ミセスのお料理は絶品です。そして、誰かと一緒に食べる食事は更に美味しく感じます。

*Lady of the night

2階のベランダ(葡萄棚のある、昨日と今日夕食を頂いた所)の隅に咲いている白い花は、 昼間は花びらも閉じて完全に眠っているようですが、夜になると白い花が咲き、 何とも言えないかぐわしい香りを放ち始めます。 とても上品な香水のような香りがします。スペイン語で何て言うのかはわかりませんが、 モーちゃん達が英語に訳した名前が「Lady of the night」です。 夜の貴婦人とでも言いましょうか・・・。 この周辺のあちこちの道端や庭先に植えられていて、狭い路地を夜歩いているととても優しい香りに包まれ、 うっとりするような気持ちになります。この素敵な香りをお届け出来ないのが残念です!日本にはないのでしょうか。

*モーちゃん宅で

家に向かう途中、昨夜ずっと喋り続けていた奥さん達に出くわしました。 彼女達は全部で5、6人で、前日このように家の玄関先にイスまで出して、 延々と大きな声で、しゃべり続けています。 ここの人達は、古き良き時代の田舎の日本人と同じで、 近所通し家族のようにお互いを心配し、気遣い、助け合って生きています。 モーちゃんに、「彼女達はいったいどんなトピックを話しているの?」と聞くと、 実にたわいもない話をしているのだという。 しばらくすると、男の人の声がすると思ったらモーちゃんで、「今夜はチキンを食べるんだよ。」などと話に加わっているのが、 とても可笑しくほほえましかったです。 ここの人達は本当に生き生きした顔をしていて、 ストレスがないかのように見えました。

*道端でバッタリ

デンマーク人のホームパーティは、夕方に始まり翌日の2時、3時まで延々と続くのが普通のようです。 9年前にモーちゃん宅にお世話になった時、同じようにマラガに別荘を持っているデンマーク人とユーゴスラビア人夫妻宅のパーティに招かれました。 最初は英語も混じっていましたが、途中から完全にデンマーク語に変わり、パーティが終わるのはいつなのかと気が遠くなりそうでしたが、 1時にやっと終わり、車で家に戻ったのが2時でした。(^_^;;

3年前にモーちゃんからその奥様Lが突然病気になり、口が回らなくなって一人では歩けなくなったと聞き、 とてもショックを受けました。「神様癒して下さい。助けて下さい。」と何度か祈りました。 ホテルからモーちゃん宅に戻る途中の広場で、何とそのLの息子さんとバッタリ遇いました。 彼とは初対面です。彼の顔は典型的なデンマーク人の顔をしていて、ストレスのない穏やかで感じの良い「善人」の顔をしていました。

心配していた彼のお母さんの容体はぐっと良くなり、今は一人で歩けるようになって言葉もほとんど普通になったことを聞き、 心から嬉しく思いました。彼女は博士号を二つも持っているとてもインテリジェントな女性です。 病気が回復して本当に良かったと思いました。