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ぼくは、おにいちゃんたちといっしょに路地裏で生まれました。近くの家で飼われていた母は、ぼくたちの面倒をちゃんとみてくれました。 ところが厳しくとも幸せに満ちあふれた生活は、ある日突然一変してしまいました。母がぼくたちを路地裏に残したまま、飼主とどこかに引越して行ったのです。 しばらくして、 今度はおにいちゃんたちが一匹ずつぼくの知らないところに行ってしまい、 気が付いたらぼくだけになっていました。 |
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再び寂しくなったぼくは、たまたま近くのアパートに住んでいたおねえさんに近づいてみることにしました。 そのころぼくはまだ人間のお友達がいなかったので勇気がいりました。 でも母が人間とお友達になる方法を教えてくれていたので助かりました。 ある夕方、会社から帰宅してアパートの階段を上っているおねえさんの足元に、あまえた声を出しながらやさしく絡み付いてみました。 母も言っていたように、「何事もすぐにあきらめてはだめ!」でしょ。 |
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