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最近ぼくは、おねえさんが帰ってくるとアパートの前の空き地で仰向けになります。すると、おねえさんはあごの下から胸にかけてやさしくなだてくれます。 ゴロゴロゴロゴロ.......。気持ちいいったら......。 おねえさんは、ときどきお腹までなでてくれます。でもぼく、お腹をなでられるのはあまり好きではありません。おねえさんは最初そのことを知らなかったようなので、ぼくはおねえさんの指をやさしく噛んで「だめだよ」と知らせてあげました。 噛むといっても歯で指を軽く挟むだけです。 今ではぼくがいやだということを知っていても、おねえさんはぼくのお腹を撫でてきます。ぼくに指を噛まれたいのだそうです。指を挟まれた時のぼくの歯のやさしい圧力になんともいえない幸せを感じるのだそうです。 おねえさんたら! もうひとつ、おねえさんのへんな秘密をお教えします。ぼくがおねえさんの足にジャンプすると爪で軽く引っかいた傷ができます。お風呂に入るとそれがしみるのだそうですが、おねえさん、それにもぼくの愛情を感じて幸せになるんだそうです。変なおねえさん! |
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ある日おねえさんは、ぼくにぬいぐるみを渡してくれました。 ぼくの大好きなねずみのぬいぐるみかな?ちがいます。 細長い棒のようなぬいぐるみです。なああんだ。 でも、そのにおいを嗅ぐと、ああぁいい気持ち。 ぼくはすぐにそのぬいぐるみのとりこになってしまいました。 ぼくは仰向けになりそのにおいを嗅ぎ続けました。 ぼくは、米粒ぐらいになったおねえさんに手を振りました。 それ以来、おねえさんはときどき、そのぬいぐるみを渡してくれました。その匂いを嗅ぐたび、いろいろ不思議なことが起こりました。ある日、ぼくはねずみと仲良くダンスをしました。
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