「省エネ住宅ポイント」制度の概要
1 「省エネ住宅ポイント」制度の背景
省エネ型住宅については、住宅の断熱性能が高い分だけ、より少ないエネルギーでも、同じ快適性が得られます。その為その抑えられたエネルギー量分の温室効果ガスの発生も減らせることができます。つまり、地球温暖化防止に効果があり、同時に冷暖房費の削減にもつながり、家計にもやさしい快適な住まいとなります。
省エネ型住宅については、北欧などのヨーロッパ諸国の方が、その歴史も長く、先進国です。日本はそれら先進国を目標に、国内での断熱性能への国民の認知度の状況、
そして、それらを施工する工務店等の技術力の普及状況などを見ながら、少しづつ時間をかけてレベルアップ(温熱性能の基準アップ)をしてきた経緯があります。
現在の省エネ等級4(次世代省エネ基準、又は平成11年基準などと呼ばれています)が、北欧諸国のレベルに近いものになります。
以前のアメリカ政権は、地球温暖化防止には消極的でした。現在の中国も積極的とは言えないでしょう。更に、急速に発展を続けている途上諸国から、 今後多くの温室効果ガスの発生が予想されます。大量に温室効果ガスを発生させるところほど、注意深く見守ってゆく必要があるでしょう。
ここ最近の景気低迷は日本だけではないかもしれませんが、特に日本は長引く不況の中にあります。この不況(景気)対策と、温室効果ガス削減目標を達成するために、
住宅部門でできることと言えば、温室効果ガス発生を減らせる、断熱性の高い省エネ型住宅の更なる普及です。これらの新築やリフォーム工事が増えることで、地域経済が活性化し、
複層(ペア)ガラスなどの断熱性の高いエコ商品の需要促進につながることが期待されています。
2 「省エネ住宅ポイント」制度の内容
エコ住宅の新築の場合
・注文住宅・分譲住宅(完成済新築住宅の購入)の場合 300'000ポイント
※1ポイントは1円換算
住宅のエコリフォームの場合
・エコリフォームは一戸あたり 最大300'000ポイント
工事内容
①窓の断熱改修(ガラス交換、内窓設置、窓交換) 1ヵ所あたり:3'000~20'000P
②外壁、屋根・天井又は床の断熱改修(部分断熱可) 36'000~120'000P
③設備エコ改修(エコ住宅設備3種類以上) 3'000~24'000P
・上記のエコリフォーム①~③と併せて実施するとポイントが加算されるもの
④その他の工事等
A.バリアフリー改修(手摺の設置、段差解消、廊下幅等の拡張) 6'000~30'000P
B.エコ住宅設備の設置(太陽熱利用システム、節水型トイレ、高断熱浴槽、
高効率給湯器、節湯水栓) 3'000~24'000P
C.リフォーム瑕疵保険への加入 11'000P
D.耐震改修 150'000P(別枠加算、合計で最大450'000P)
⑤既存住宅購入加算(中古住宅購入に伴いエコリフォームを行う場合) 上限100'000P
ポイントの交換対象
地域産品、商品券等又は、即時交換(追加的な工事費用に充当するもの)
工事関係の対象期間
(H27年2月23日更新)
○契約:平成26年12月27日(閣議決定日)以降
※既存契約の変更契約を含みます。(ただし、着工前のものに限る。)
※期限は、遅くとも平成27年11月30日までとします。
○着工・着手:平成26年12月27日(閣議決定日)~平成28年3月31日
○工事の完了:平成27年2月3日以降(平成26年度補正予算成立日以降)
詳しくは下記をご参照ください
「省エネ住宅ポイント」制度に関する問い合わせ先 (H27年2月23日更新)
・省エネ住宅ポイント事務局 ホームページ/国土交通省
http://shoenejutaku-points.jp/
・省エネ住宅ポイント事務局 コールセンター
TEL:0570-053-666 ナビダイヤル
IP電話等からのご利用 03-4334-9381 ※通話料がかかります。
受付時間 9:00~17:00(土・日・祝日含む)
・省エネ住宅に関するポイント制度について/国土交通省HP
http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_fr4_000046.html
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