完成までの様子-2/湘南の家
1000万円台の家
混構造3階建て(1F:鉄筋コンクリート造、2・3F:木造)
実施設計について
縮尺1/100程度の平面図、立面図等で案を詰めて行く作業を基本設計と呼びます。
基本設計がほぼ出来上がると、次に見積りや工事に必要になるより詳細な図面を作成して行く作業を、実施設計と呼びます。図面の縮尺的には、1/20~ 1/50程度になります。柱や間柱の様子、断熱材の厚さ等も表現できます。
実施設計図(部分詳細図)
建築確認申請
またその頃から、建築基準法を満たしているかのチェックを受ける、建築確認申請図書を作成し、公認確認機関に提出し て審査を受けます。建築確認申請の提出先は、公認機関であれば、民間でも公的機関でも可能です。(現在、民間、公的共に確認審査機関が話題になっていますが、まさにそこです。)
確認申請図書
見積依頼
実施設計が完了し、実施設計図が出来上がると、それを元にどの施工会社(工務店、規模の大きいところはゼネコンなどと呼んだりします)に工事を依頼しようか検討に入ります。 建築工事費は大変高額であり、建て主にとっても一番気になる部分でもあります。
製本した実施設計図(図面合計64枚)
相見積について
工務店を決める際、ある1社にだけ、実施設計図を渡し、見積を依頼し、出て来たその見積金額に満足できれば契約するという方法を、 特命と呼んだりします。特命の場合、相見積のように同じ図面を数社に渡し、各社からの質問に対応する必要も無いので、 設計者としてもその分の手間は掛かりませんが、各社に競争原理が働かない分、割高な金額となることが一般的なようです。 それに対し相見積は、建築工事費を市場原理の中でより適正価格に近づけることが可能です。工務店選びを公正かつ透明化する事で競争原理が働き、 よりコストダウンにつながります。そのような意味で相見積は将来に渡って工務店選びに対して、迷いや後悔を残さない最も良い方法と思われます。
提出された各社の見積書
工事請負契約
今回は工務店5社に相見積りを依頼しましたが、各社の最初の価格は約2120~2730万でした。提出された見積書の各項目に間違いが無いか、 数量、単価等のチェック、そして仕様変更等を行い最終的には、1800万(税込)で工事請負契約をする事が出来ました。 相見積りの期間は1~2か月程度はかかります。後々の後悔のない家作りや、コストダウンを出来るだけしたいのなら、 家作りには時間的余裕が必要になります。一般的には設計契約から、完成・入居まで約1年程度は確保したいところです。
延べ床面積 97.53m2(29.5坪)
工 事 費 1648万円(税別)
坪 単 価 55.8万/坪(電気/給排水/換気設備、外構工事を含む)
杭 工 事 65万円(税別)
施 工 (株)コラム建設
工事請負契約書
地鎮祭
これを済ませた後に工事をスタートさせます。
杭工事
基礎型枠・鉄筋配筋検査
基礎型枠・鉄筋配筋検査
基礎コンクリート打設
基礎コンクリート打設
1階部分型枠工事
1階部分型枠工事
ガレージ部分を見る。ガレージは土手側に抜けています。
1階部分型枠工事
1階部分型枠工事
室内の型枠(打込み断熱材兼用)工事の様子。壁の白く見えるものが、打込み断熱材兼用型枠です。 この型枠に直接クロスなどの仕上げ材を貼れるので、別途にこの後断熱材を吹き付け、 プラスターボード等でクロス貼りの下地を作る工程を省略できるので、 その分コストダウンになります。