羅典語学習記録

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なぜラテン語を学ぶのか

私がラテン語を学ぶのは、言語学や美学やローマ法の研究のためではなく、ましてや生物、医学の研究のためでもない。カエサルやキケロには興味はない。しかしカトリック信仰には少し興味がある。そう、私は「悪魔学」を学ぶためにラテン語を学ぼうとしているのだ。

何を使って学ぶのか

私は研究者ではないので、正確な文法など覚える必要はない。聖職者でもないし、本当に「悪魔」を呼び出そうとする狂人でもないので、きちんと発音できる必要もない。ただ単に自分の興味対象を読めるようになりたいだけだ。本屋でいろいろ比べてみたが、日本語で書かれた教科書は文法の説明が中心で、なかなか読めるようにはなりそうもない。そこであきらめて英語で書かれた教科書を探すと良さそうなのが見つかった。teach yourself社beginner's latinである。この本は文法説明は最小限に押さえ、いきなり簡単な読み物を読み始めるというスタイルを取っている。早く読めるようになりたい私にはぴったりだ。これを一冊読み終えたら、辞書と文法書を片手になんとか悪魔関連の洋書が読めるようになるに違いない。

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