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できごと ・核のごみキャンペーンが日本鉄鋼連盟に「追加質問書」を送付!
      ・経済産業大臣が東海発電所のスソ切り測定・評価方法を認可!
      ・日本鉄鋼連盟から質問書に対する返答あり!
      ・核のごみキャンペーンが日本鉄鋼連盟に「質問書」を送付!
      ・日本原電がスソ切り処分に向けた初めての許可申請!
      ・新・原子炉等規制法(スソ切り)が施行される!
      ・日本鉄鋼連盟、東海原発の金属スクラップ溶融処理に合意!
      ・クリアランス制度に関する質問主意書」を提出!
      ・NRC、クリアランス導入を無期延期!
      ・「原子炉等規制法改正案」が成立!

■資料編


●核のごみキャンペーンが日本鉄鋼連盟に「追加質問書」を送付!

【2006年9月27日】

 核のごみキャンペーン関西が日本鉄鋼連盟に「追加質問書」を送付しました。

2006年9月27日

社団法人 日本鉄鋼連盟
技術・環境本部 御中

(追加)質 問 書

  去る7月21日には私どもの質問書に対する回答をお送りいただきましてありがとうございました。一方的なお願いであったにもかかわらず期限をお守り頂いた こと感謝します。再び、封書による失礼をお許し下さい。7月21日付回答におきましてもう少し正確にお答えいただきたい箇所がございましたので再び質問さ せていただきます。勝手ながら10月14日を一応の期限とさせていただきます。

*     *     *

◆ 「クリアランス制度は、国主催の説明会等により、同制度の在り方について、広く国民の皆様からのご意見を伺った上で、国会審議を経て、法令で定められたも のであると伺っており、そういった意味で国民的合意を得るためのプロセスを経たものと理解しております。」という箇所について:


 経緯を正確にふり返れば、国主催の説明会においても意見募集においても結局国民の不安は払拭しきれず、そういったことを踏まえて制度が定着するまでの間は電力業界が率先して再利用に努めるという約束を含める形で法案は成立しました。
 貴連盟の回答は大変正確な表現をされており、プロセスは経たけれど国民的合意には至っておらず、その事情も含めて承知しているという意味に受け取れます。その理解でよろしいでしょうか。

◆「クリアランスレベル以下であるとした物を、普通のスクラップと同様に受入れ、処理するものであり‥」という箇所について:


 電力業界による業界内リサイクルを実効性あるものとするためには、ラインを特定し他の出荷先に混入することを避ける必要があるかと思いますが、そういっ たことをされるつもりはございませんか。また、もしその他にも具体的な方策をお考えでしたらお聞かせ下さい。

核のごみキャンペーン関西
アイリーン・美緒子・スミス
〒606-8203
京都市左京区田中関田町22-75-103
グリーン・アクション気付
TEL:075-701-7223 fax:075-702-1952
 URL:http://www2.gol.com/users/amsmith/susokiri.html

***

●経済産業大臣が東海発電所のスソ切り測定・評価方法を認可!

【2006年9月8日】

 経済産業大臣が、東海原発におけるスソ切り処分のための測定・評価方法を認可しました。これは日本原電が6月2日に申請してたもので、認可を受けて日本原電は初めてのスソ切り処分実施に向け準備作業に入りました。

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●日本鉄鋼連盟から「質問書」に対する返答が届く!

【2006年7月22日】

 日本鉄鋼連盟から7月5日付「質問書」に対する返答が届きました。こちらが一方的に設けた〆切にもかかわらず、期限を守って対応して下さった担当者の誠意に率直に感謝します。

 しかし、政府の役人による答弁を代読するかのような内容には、正直なところ不満が残るといわざるをえません。

平成18年7月21日

核のごみキャンペーン関西 御中

社団法人日本鉄鋼連盟
技術・環境本部

 貴信2006年7月5日付日本鉄鋼連盟宛質問書について、下記のとおりご返答申し上げます。

 当連盟のクリアランス制度に対する基本的考え方は、次のとおりであります。

 原子力発電所の運転・補修や解体作業に伴って発生する廃材のうち、国により、クリアランスレベル以下であることの確認を受けた物は、「放射性物質として扱う必要のない物」として、普通の廃棄物と同じ扱いができ、再生利用や処分が可能なことが法令で定められております。

 クリアランス制度は、国主催の説明会等により、同制度の在り方について、広く国民の皆様からのご意見を伺った上で、国会審議を経て、法令で定められたものであると伺っており、そういった意味で国民的合意を得るためのプロセスを経たものと理解しております。

  当連盟では、クリアランス制度に則り、国が認可した測定方法等によって電力会社が測定を行い、その結果を国が確認し、クリアランスレベル以下であるとした 物を、普通のスクラップと同様に受入れ、処理するものであり、いずれの施設で取り扱っても安全上問題ないと理解しております。

以上

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●核のごみキャンペーンが日本鉄鋼連盟に「質問書」を送付!

【2006年7月5日】

 核のごみキャンペーン関西が日本鉄鋼連盟に「質問書」を送付しました。

  スソ切り処分による危険を広げないためには、金属スクラップやコンクリート廃材の受入先となる事業者の姿勢もたいへん重要になってきます。私たちは、スソ 切りの制度化に対して長らく慎重姿勢をとってきた鉄鋼連盟が、今回、電事連の協力要請に応じる形で東海原発のクリアランス金属受け入れに合意したことにつ いて、たいへん残念に思っています。

 果たして、社会的な同意は本当に得られているのでしょうか。また、実際の作業にあたっては情報を積極的に公開しながら安全性の確保に努めていただきたいという思いもあり、質問書という形でその気持ちを伝えることにしました。

2006年7月5日

社団法人 日本鉄鋼連盟 御中

質 問 書

 突然の封書による失礼をお許し下さい。私どもは放射性廃棄物問題に関する学習と啓発を行っている市民グループです。廃炉原発の解体事業にともなって導入されようとしているクリアランス制度について、その安全性を疑問視する立場からその動向を注目しています。

 さる6月2日、日本原子力発電株式会社から東海原発の解体金属処分に関してクリアランス制度を適用するための所定の申請がなされ、最初の例が実現に向けていよいよ動き出しました。

  これに先立って公表された鉄鋼連盟の平成17年度事業報告によると、貴連盟は電事連の協力要請を受け東海発電所からのクリアランス金属受け入れのための基 本的枠組みに合意されたとのことです。これによって、貴連盟はクリアランス制度の安全性確保に関して一定の責任を有する立場になられたものと私たちは理解 しております。よって、ぜひ以下の質問にお答えいただけますようお願い申し上げます。なお、勝手ながら7月22日を一応の期限とさせていただきます。

*    *    *

◆平成17年度事業報告24ページに「連盟が主張してきた受入の前提条件となる、・国民的合意、・技術的な安全性の確保、・異常時対処方法の確立の3項目を満足するものと判断し」とありますが、

・何をもって国民的合意が得られたと判断されたのですか。
・技術的な安全性が確保されるとの根拠を具体的にお示し下さい。
・異常時としていかなるケースを想定し、それにどのような対処法を想定されていますか。

◆平成18年度事業計画15ページにおいて「合意された基本的枠組みに基づき、クリアランス金属の再生加工処理が適切に行われるよう所要の協力を行う」とありますが、

・協力を行うに際して、社会的な説明責任を果たしていただくようお願い申し上げます。この点いかがお考えでしょうか。
・作業に従事する人の被曝についてはどのように考えておられますか。
・連盟内のどの施設において、また、どの型の炉で溶融する予定ですか。
・排ガスおよびスラグ中の放射能の管理・測定についてはどのようにされますか。また、測定の結果については公表を予定されていますか。
・スラグの処理はどうされる予定ですか。

核のごみキャンペーン関西
アイリーン・美緒子・スミス
〒606-8203
京都市左京区田中関田町22-75-103
グリーン・アクション気付
TEL:075-701-7223 fax:075-702-1952
 URL:http://www2.gol.com/users/amsmith/susokiri.html

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●日本原電がスソ切り処分に向けた初めての許可申請!

【2006年6月2日】
 東海原発の事業主である日本原子力発電株式会社(日本原電)が、解体中の東海原発の金属スクラップ約2000トンについてクリアランス制度を適応するた めの認可申請を経産大臣宛に行いました。制度ができあがってから初めての申請です。これによって、日本で初めてのスソ切り処分が実現に向けていよいよ動き 出しました。

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●新・原子炉等規制法(スソ切り)が施行される!

【2005年12月1日】
 施行令(案)に対する意見募集〜施行令の公布を経て、12月1日にとうとう改悪された原子炉等規制法が施行されました。つまり、放射性廃棄物のスソ切り処分が可能となってしまいました。省令に示された具体的なスソ切り値(クリアランスレベル)は資料編に掲載しています。

 なお、意見募集において「研究炉や核燃料使用施設からクリアランスされたものも、 国会での制度の説明どおり、制度が定着するまでの間、関係者が率先利用し市中に出回らないという理解でよいか」という質問に対し、「クリアランス制度につ いては社会に定着するまでの間、国民に信頼感を持って受け入れてもらうための取り組みが必要であると考えており、原子力事業者等では、クリアランスされた ものについて自ら率先して再生利用などを進めるとしています。」との見解が示されました。素直に解釈すれば、これまで明らかにされていなかった研究炉など 商業用原発以外の施設で発生した放射性廃棄物の扱いについても、社会的に制度が定着したと判断されるまでは、一般消費財に再利用されることはないと考えられます。

だからこそ、反対の声を 途切れさせてはいけません!

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●日本鉄鋼連盟、東海原発の金属スクラップ溶融処理に合意!

【2005年11月16日】
 電力時事通信という業界紙が11月16日付紙面にて、以下のように日本鉄鋼連盟が東海原発の金属スクラップ溶融処理に合意したことを報じました。
 クリアランス制度を適用する最初の例として注目されます。内容を要約します。

■クリアランス金属溶融処理の枠組で合意へ 当面東海2000tが対象■
 日本原子力発電を含めた電力10社は、クリアランス金属スクラップの電気炉などでの溶融処理について、日本鉄鋼連盟と基本的枠組みに関し合意に達した。

(1)適用範囲: ○運用開始から2年間、日本原電東海発電所から出たクリアランス金属約2000t
(2)電力の実施事項: ○搬出にあたって、自主マニフェストを発行、ゲートモニタにより確認
○スクラップ業者などを経由せず直接加工施設へ搬出
○地元自治体への説明は、加工業者と相談の上、搬出までに実施
 また、自治体や国と協力し、地元の理解活動に取り組む
○溶融処理に伴う副生物の区分管理の要否を確認
○再生製品の使用は、電気事業施設、発電所内施設、原子力関連施設、
 および理解活動を目的とするデモストレーション用展示製品
(3)加工業者の実施事業: ○マニフェストなどによる管理を行い、トレーサビリティを確保
○クリアランス金属以外の物と区分し管理を実施
(4)鉄連の協力事項: ○加工業者が受け入れるに際し、鉄連と電事連が、基本的合意に達している旨を説明するなど支援を行う

 スソ切りされたスクラップは電力業界が使用するとされていますが、鉄鋼の溶融処理の際に不純物=廃棄物(鉱さい又はスラグという)に放射能が含まれる可能性が考えられます。

 また、業界内でのクローズドシステムにもかかわらず、どうやって制度の定着が図れるのかという疑問に関して、具体的にはPR館などでのデモンストレーション製品の展示と広報活動をイメージしていることがうかがえます。

 ボク、原発廃材で作られるのはイヤだよ
 だって‥、みんなに嫌われちゃうもの‥

***

●「クリアランス制度に関する質問主意書」を提出!

【2005年10月5日】
 先の国会でスソ切り法案は成立しましたが、国会審議でも疑問点は解消されたとは言えません。そこで、参議院の近藤正道議員(社民)に質問趣意書を提出してもらいました。長くなりますが、現時点での問題点を簡潔に網羅したものですので、全文を紹介させていただきます。
 なお、10月11日に政府の答弁書が出されました。「資料編」の方に載せています。 》GO!

放射性廃棄物のクリアランス制度に関する質問主意書

  第162回国会において、核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律(以下「原子炉等規制法」という。)が改正され、原子力施設の廃棄物のうち 放射能濃度が一定の基準を超えないものを放射性廃棄物として扱わないこととするクリアランス制度が導入されることになった。しかしながら、国会における法 案審議の際には十分な時間が取れなかったことからさまざまな疑問点を残しており、制度の実施を前になお国民の間には不安の声が多くある。

 そこで、このクリアランス制度に関して、以下質問する。

一、 平成16年12月の総合資源エネルギー調査会原子力安全・保安部会廃棄物安全小委員会報告書「原子力施設におけるクリアランス制度の整備について」におけ る110万キロワット級原子炉の廃止に伴う廃棄物の試算によると、明らかに放射性廃棄物でない廃棄物が90パーセント以上を占め、クリアランス制度適用対象の廃棄物は数パーセントに過ぎない。それでもあえて、クリアランス制度を導入しようとするのはなぜか。

二、クリアランスによる人の健康への影響について、本年3月30日の衆議院経済産業委員会においては、武田良太委員の質疑に対して「影響のないレベル」という答弁が行われている。従来の説明は「影響は無視できるレベル」である。 「影響はない」とまで言うのは誤りと考えるが、どうか。

三、 クリアランスレベルの検討を行った原子力安全委員会は、昨年末の意見募集で寄せられた意見への回答の中で「年間10マイクロシーベルトは、国際放射線防護 委員会(ICRP)や国際原子力機関(IAEA)の考え方に基づき、線量に起因するリスクが無視できるほど小さいレベル(10のマイナス6乗のオーダー) で、自然界からの年間平均線量(約2.4ミリシーベルト(世界平均))の数%のレベルであることからバックグラウンドの変動に対して無視できるくらい小さ い線量」と説明している。10のマイナス六乗が「影響が無視できるレベル」というのは、政府の見解であるのか。

四、 クリアランスレベルは、IAEAの安全指針の値を用いることが予定されている。しかし、IAEAの指針は、広島・長崎の放射線被曝再評価など最新の研究成 果を反映していないのではないかと考えられる。最新の結果では、被爆者のガン死亡の増加が認められ、その結果、被曝によるガン・白血病死の発生確率が、そ れまでに考えられていたより10倍も高くなっていたことが分かっている。 これらを考慮すれば、クリアランスレベル値は10分の1以下に下げなければならないのではないかと考えるが、政府の見解を示されたい。

五、 クリアランスレベルの設定の経過を見ても、たとえばトリチウムについて IAEAの以前の技術文書では廃棄物1グラム当たり1000ベクレルから10000ベクレルのクリアランスレベルが推奨されていたが、原子力安全委員会の 専門部会の中間報告では7ベクレルとされた。それが、報告書では200ベクレルとなり、昨年には再評価されて60ベクレルと変わり、さらに最終的には IAEAの新たな安全指針を取り入れて現在は100ベクレルとされている。0.01ミリシーベルトという目安の値が自然放射線より2ケタ低いとしても、そ の0.01ミリシーベルトを超えないよう算出して設定されるクリアランスレベルが4ケタも変わっていて信用できるのか。

六、大量のクリアランスされた廃棄物を扱う作業者の被曝や、再利用されて赤ちゃんがしゃぶるようなものに使われたり病室の壁になったりして、本当に 「影響は無視できる」と言えるのか。

七、国は2段階でチェックするとされているが、測定・判断方法が事業者による多分に恣意的な選択にゆだねられており、国は認可するだけである。また、測定や判断も国が自ら行うのでなく追認するのみとなっている。測定・判断の信頼性はあるのか。

八、 二で示した質疑においては、クリアランス制度を円滑に動かすために経済産業省と環境省の密接な連携が必要であり、環境省も地方公共団体や産業廃棄物処理業 者に対するマニュアル作成等により周知徹底すると答弁しているが、クリアランスされた物が廃棄物ではなくリサイクルにまわされる場合は、環境大臣に監視な どの法的権限はない。リサイクルされる場合、環境大臣に何ができるのか具体的に示されたい。

九、クリアランス制度により生ずる廃コンクリートの再使用の需要はあるのか。 処分される場合、各都道府県にある最終処分場の容量に与えるインパクトをどう考えるか。

十、 経済産業省が今回の原子炉等規制法改正法案の国会提出の際に報道提供した説明資料には「制度が定着するまでの間、事業者が自主的に搬出ルートを把握・業界 内で再生利用」と示されているが、改正法自体に規定はない。「制度が社会に定着するまでの間」とされているが、判断するのはだれか。原子力事業者が勝手に 判断するのか。 また、その判断根拠については、パブリックコメント意見への回答で「制度化後の実績」と説明されているが、原子力事業者が率先利用しても閉じたルートであ り、社会への定着とは直接リンクしない。これでは、いつ率先利用が解除され、市中に原発廃材リサイクル品が出回るか明らかでない。判断根拠を具体的に示されたい。

十一、クリアランス制度において外国原子力船も対象とされているが、クリアランス制度の適用が可能かどうか、原発や試験研究炉のように検討会を設けて検討したのか。
 また、外国原子力船といっても、実態上は米軍の原子力艦船しかありえない。米軍の廃棄物を処分するのは、日米地位協定の覚書で定められた従来の方針を変更するということか。また、軍事上の機密が優先され、検認が十分に行われるとはとうてい思えないが、いかがか。

十二、以上指摘した観点などを総合的に勘案すると、クリアランス制度の導入については施行を見合わせ、再検討する必要があると考えるが、政府の見解を示されたい。

 右質問する。

***

●NRC、クリアランス導入を無期延期!

【2005年 6月1日】
 米原子力規制委員会(NRC)は、事務局が案をまとめたクリアランス制度の制定を無期限に延期することを、5人の委員の全員一致で決めました。同様の制度は1990年にも導入されようとしたが、議会に阻まれたことがあります。
 ちなみに、アメリカでは金属業界やコンクリート業界もクリアランスに反対しているそうです。

へぇ〜! アメリカでは    
制度の制定を見送っているのか‥

***

***

●原子力関連2法案が成立!

【2005年 5月13日】
 クリアランス制度の導入をふくむ「原子炉等規制法改正案」が、4月26日衆議院本会議での可決に続き、参議院本会議でも可決され成立してしまいました。 第162国会では「再処理積立金法案」もあわせて審議され、こちらも成立しました。いずれも、将来の世代に重いツケを残すことになります。

原子炉等規制法改正案に関する国会の審議録(第162回常会)

衆議院経済産業委員会 05年3月23日
           05年3月30日
           05年4月20日
           05年4月22日

参議院経済産業委員会 05年5月10日
           05年5月12日

 私たち放射性廃棄物スソ切り問題連絡会では、まず何より、この法改悪を許さないことを目標としてきましたが、残念 ながら阻止できませんでした。今後は、業界内での再利用の環を解除させないよう、「制度が社会的に定着した」とは言えない状況をつくり続けることが最大の 課題です。


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