■色を選ぶって素敵な感覚だ
現代の中国で、日本ペイントは本格的な事業展開を開始しています。多くの種類と優れた機能の製品で、中国全土の市場に対応するために。
日本ペイント・チャイナ社〈立邦塗料(中国)有限公司=NPZ〉の設立は1992年。1994年には上海市浦東地区に汎用塗料のほか自動車・家庭電器・コイルコーティングなど工業用塗料の大型工場を竣工させています。さらに、1994年には広東省の恵陽市、1995年には江蘇省の蘇州市と四川省の重慶市、1996年には河北省の廊坊市に、それぞれ合弁会社を設立しました。こうして、製造と販売のネットワークは一気に整備され、色彩
と製品についての日中共同研究も順調に進んでいます。
■上海で調査した自動車の色
ここで、日本ペイントが上海市で2000年の9月から10月にかけて実施した自動車外板色嗜好調査の結果
をご報告しましょう。対象台数は1,001台。走行中または駐車中の自動車をカメラで撮影し、集計、分析しました。
乗用車全体では、ブラックが39.7%と断然多く、続いてホワイト12.8%、シルバーが11.0%で続きます。まだ乗用車には公用車が多く、また、自動車がステータスを代弁する時代でもあるようです。
これがミニバンになると、レッドの33.7%を筆頭に、グリーン、ブルー、ホワイト、シルバー、イエローの順でした。乗用車全体の場合とは色の種類がガラリと変わります。
ちなみに、日本の自動車色別生産台数は、シルバーが1位で、あと、ホワイトソリッド、ホワイトパール、グリーン、ブルー、ブラック、レッド、ベージュの順となっています。
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廊坊)廊坊立邦塗料有限公司 |
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上海テクニカルセンター |
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上海)立邦塗料(中国)有限公司 |
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