MAZIORA―色彩から光彩へ!―マジョーラが演出する「光彩」の新たな可能性【1】
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1998年プロモーションで話題となった“MAZIORA・IMPUL”19号車エースドライバーの黒澤琢弥氏 


※マジョーラは日本ペイントの登録商標です。
Official Site→ http://www.maziora.com
衝撃のデビューから四年。 見る角度によって色が変化する不思議な塗料「マジョーラ」は、 異彩を放ちながら、そのブランド力を高めてきました。 自動車塗料だけにおさまりきらない感性塗料は、 ミュージックシーンやスポーツシーンなどさまざまな分野に浸透しており、 その可能性はさらに広がりつつあります。

-5層構造のフレークがダイナミックなカラーシフトを実現

1998年4月19日、「フォーミュラ・ニッポン」第1戦の決勝戦が鈴鹿サーキットで行われました。ゴールを第1位 で駆け抜けたのは、星野一義監督率いる「MAZIORA・IMPUL」の影山正彦選手。サーキットを疾走する影山選手のマシンには、この年、日本ペイントが市場に導入した自動車塗り替え用高意匠塗料「naxアドミラ・マジョーラ」がペインティングされていました。

みごと開幕優勝に輝いたマシンの基本カラーはグリーン。しかし、そのカラーは見る角度によって変化しました。これがマジョーラの特徴です。スタンドを埋め尽くした観客は、ダイナミックなカラーシフトを見せるマジョーラの色彩 表現と、中央に龍が屹立するロゴマークに注目しました。このレースが、マジョーラの本格的なプロモーション・デビューとなり、その認知度は一気に高まったのです。 妖しくも鮮やかな色と光を放つマジョーラは、ラテン語で魔法を意味する単語「MAGIA(マジア)」と、自然界で見られる最大のカラーシフト現象「AURORA(オーロラ)」を組み合わせた造語。まさに、マジックを思わせるような美しいカラーシフトを実現した偏光性塗料で、見る角度や光の当たり方によって、さまざまに色彩 の表情が変わると同時に、モノ自体の美しいフォルムをも引き立てる魅力を兼ね備えています。

マジョーラに使用されているクロマフレア顔料のフレークは五層構造になっており、光は表面 層で約50%、残りの約50%が中央層のオペイク・リフレクター・メタル(Opaque Reflector Metal)で反射。この分光効果で干渉波長(決まった色の波長)が発生し、色彩 が決定されます。見る角度によって色彩が変わるのは、光の入射角と反射角、さらに屈折によって生じるもの。光源が変われば見えてくる色味も変わってきます。このような仕組みにより、マジョーラのダイナミックなカラーシフトが実現するのです。

コスモコレクション ジュエルコレクション

naxアドミラ・マジョーラカラーシリーズには、コスモコレクション、ジュエルコレクション、ダークネスコレクション、エンジェルコレクションの4タイプがあり、基本カラーは18色。イメージカラーのパープルとグリーンを中心に、ダイナミックな色相変化を表しています。さらにマジョーラ・ネオシリーズとして、アルプスコレクション、ファラオコレクション、パフォーマーズコレクションが加わり、幅広いカラー展開が可能になりました。
発売と同時にスタートした多くのプロモーション活動は功を奏し、マジョーラ・ブランドの認知度は非常に高いものとなりました。これにより、カスタム・ドレスアップ業界だけでなく、新車マーケットへの採用も実現。2001年にはトヨタ「bB」「ファンカーゴ」、スズキ「ワゴンR」にマジョーラが採用されています。



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