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 ESIランドが広くなった。ESIランドの周囲の土地を開発から守るために徐々に購入するという目的に沿り、この夏、さらに1200平方メートルの土地を購入した。これは、ワークショップと畑の間にある土地で、オークや栗の巨木が豊かに育ち、熊笹が良い感じのグランドカバーとなっている。夏休み中には、学生ボランティアたちが、木々に絡んでこれを枯らしかけていたフジやクズのツタを取り除き、小道を造った。この土地の一部は「チャレンジ・コース」用に整える予定だが、大部分はそのまま残しておく。
 

チャレンジ・コース  2003年8月

 

 海外では「ロープ・コース」としても知られる「チャレンジコース」は、現在、毎月1〜2個のペースで「エレメント」を作りながら、製作途中である。

 「障害物コース」とは違い、チャレンジコースは、個人やグループでの活動を通 じて、人の性格の中からもっとも優れた性質を引き出そうとするものだ。それぞれの「エレメント」と呼ぶものは、古い電柱などでごく簡単に作ることができ、少々のバランス感覚と自分自身をナビゲートする冷静さが求められる。例えば、二本の木の間に、地上30cmの高さで太いケーブルを張り、片方の木にはゴールとしてロープを結びつけておく。このゴールに向かって、参加者は一人ずつ、この綱の上を歩かなければならない。人生を歩むに似て、このケーブル綱もぐらぐらと不安定だから、私たちは知恵(この場合は、ロープ)を使い、賢くゴールにたどり着かなければならない。仲間たちは、必要な場合にサポートできるように、コース沿いに待機している。

 ゴールへの到達は、チャレンジコースでは二の次だ。どのように行動したかがより重要なのだ。コース全体が、支援的な、そして非支援的な性格パターンがあらわれるようにデザインされている。積極的で、リラックスしながらも注意力のある姿勢をもてば、もっとも困難なチャレンジでさえも容易に達成することができる。

 それぞれのエレメントに対する取り組み方は、人生において様々なチャレンジをするときと同じだ。考えなしにものごとに突き進むのか。始める前から失敗を怖れ、延々と躊躇するのか。友人たちからたっぷり励まされないと、ものごとを始められないのか。一度選んだ道を歩むのに、ずっと友人の支えが必要なのか。土壇場でゴールに突っ込むのか。それとも、バランスを失ったり、友人たちの助力が要るようなときにも笑みを絶やさず、落ち着いた呼吸で、ゴールに向かい、一歩ずつ歩み続けるだろうか。

 コースに参加する人々には凡そ30の行動パターンが観察されており、これが、実生活の中でも人々の行動を抑制しがちである。インストラクターは、神経言語プログラム(NLP-Neuro Linguistic Programming)を学習し、こうした行動パターンを見極め、話し方、体の動きなどを直しながら、参加者が建設的な方向に転換できるよう手助けする。「I CAN(私はできる)」という考え方が、課題を克服するのだ。

 このコースと20個のエレメントは、堅苦しそうにもみえるが、実際はかなり楽しい。遊び心と挑戦心、そして達成や挑戦を祝う心をもって、行われる。

 ゆくゆくESIでは、社員のより効率的な労働関係を開発したいと考える企業などに向けて、専門のスタッフを雇い、ロープコースのセミナーを開催したいと願っている。トライアルに関心のある方は、ESIまでお知らせください

reported by Douglas Fir