リフォーム-2/平塚の家
PAO建築設計
建主に比較検討できる2つの案の説明をしました。建主も 1階に増築する案の方がいろいろとメリットが多く、良さそうだという感触でした。
設計者は、建主の思い描くそのままの案だけを、進める訳ではありません。もちろん、最初のスタートは、建主の要望からですが、 その案が持っている、メリット、デメリットを出来るだけ分かり易い形で説明します。さらに、建主の思いを発展させ、可能性のある、より満足度の高い案を探ります。
そうして出来た次の案も、出来るだけ分かり易い形で説明します。そして、タイプの異なる2案を比較検討することになります。
ここで判断に必要となる、もう一つの大きな要素は、この2つの案の工事費の違いです。
そこで工事費の概算見積書をつくり、建主に提出しました。2階に増築する案の場合、1階に増築する場合より約100万円程割高になることが分かりました。更に工期も約1カ月長く必要です。
これらを総合的に比較検討した結果、1階に増築する方向で、計画を進めることになりました。