リフォーム-4/平塚の家
1階に増築する方向で決まってからは、既にレポートしたようにウッドデッキなどの、外部廻りの打合せと同時に、 内部である室内の使い勝手なども、いろいろ要望を聞きながら、時にはパースなどを交え進めて行きました。
内観パース1(北方向を見る)
今回の計画では、1階に1室増築する工事と、合わせて既存の外壁・軒裏廻りの再塗装を予定しています。
内観パース2(南方向を見る)
建築確認申請
テラスなどの外廻りや内部の使い勝手等が固まってきたところで、確認申請の準備に入りました。
建築基準法上は床面積の合計が10平米を超える場合は、確認申請が必要になります。
確認申請書
実施設計
外廻りや内部の使い勝手がだいたい固まり、平面図などの図面がほぼでき上がったところで、より詳細に検討して行く実施設計に取りかかりました。実施設計図の役割は、 まず第一には工事費を計算(積算=見積もり)する為の根拠になるものです。第二は施工者がそれを元に工事をする図面になります。 設計者は実施設計図を元に工事が適正に行われているかどうかチェックします。
実施設計図/矩計図
施工者選び
相(あい)見積
建主と相談して今回は、相見積にすることになりました。相見積とは、信頼できる施工者(工務店)数社から見積を取り、金額や見積内容の正確さ等を総合的に判断して、 施工者を決めるやり方です、相見積をお願いする施工者は、建主の紹介や、近所の評判などから、数社選び実施設計図を渡し、見積をお願いしました。見積書は2部提出してもらい、 1部は建主へ。想定していた予算よりだいぶ高く出てきました。設計者の方で見積書の項目、数量、単価等をチェックして、疑問点を指摘して、再提出をお願いしました。 各社それぞれに減額された見積書が出てきました。再度見積書の内容をチェックし、建主と打合せをして、その中で1番安い見積を提出した施工者に決定しました。
見 積 書/3社
施工者決定
工事請負契約締結
契約書類(契約書や契約上の細かな決め事である契約約款など)の内容に目を通し、建主に不利な項目がないかをチェックしました。 工事請負契約は施工者の本社で設計者である私も立ち会いで行いました。
これでいよいよ着工です。工期は約2カ月、年内の完成予定です。
工事請負契約書
着工前の様子
■平塚の家リフォーム/データ
主 要 用 途 一戸建て住宅
構造・規模 木造、在来工法、2階建て
増築部1階床面積 18.56m2(5.61坪)
増築部2階ルーフハ゛ルコニー 18.56m2(5.61坪)
既存外壁再塗装工事一式を含む
工 事 費 5,000,000円
増築部分の
坪 単 価 約820,000円
(解体撤去、2階ルーフバルコニー他
増築に伴う工事一式を含む)