昨年5月以来、久々のバージョンアップである。
各フォルダに未読メールの件数が表示されるようになったのが、最も役に立つ改良点で、このちょっとしたことでかなり使い勝手が向上したと思う。他にも西暦2000年問題への対処(西暦を2桁で記述するメーラーでも問題が出ないようにする)等が行われている。Ver.1.25の最初のリリースから何度かバグフィックスを主体とした修正が行われており、最新は1.25.04となっている。
レジストしてから2年以上が経過しているが、その安定性や、複数アカウント対応や振り分けなどの機能の点で、その価格(\4,000)をはるかに越えるパフォーマンスを発揮してくれている。特徴であるエクスプローラ風のインターフェイスは、メールの表示が別ウィンドウで行われない点で賛否両論あるようだが、ある程度大きな画面を確保できれば、1通毎にウィンドウを閉じるという操作が不要な点で、私個人は非常に気に入っている。
他にMailとNewsを共存させたソフトが増えている昨今、Mail単独のクライアントではちょっと見劣りするのも事実ではあるが、その分使い勝手や機能の点で優れている点を考えあわせれば、一度使い始めたら手放せないというのが正直なところであろう。
参考までに、会社ではNewsRederであるForte Agent(別項参照)をメールクライアントとしても常駐させる形で使用しており、定期的なmail着信チェックや、Newsへの返信をmailで行う場合などに重宝している。しかしながら、メールクライアントとしても優れた機能を持つAgentでも、さすがに最終的なmail管理を任せるには、能力的にも、使い勝手の点でも、Becky!を代替するには至っていない。このへんが、Newsとの兼用ソフトにおける限界なのかと思う。
1997年7月末にVer.1.5がリリースされてから、すでに1年半が経過している。その間、特に修正や機能追加もなく、そのまま使い続けていることになる。元々英語版のソフトを、delegateでShift-JIS変換して使っているわけだから、決して使い勝手がよいものではないはずだが、今だ他のソフトに変えられないのは、そのSPAM防止のための優れた機能と、優れた操作性にある。Message-ID: とReferences: をまともに解釈してちゃんとスレッド表示ができるのは当たり前のはずなのに、できないソフトが多すぎる。ウィンドウの配置も好み通りに変えることができるし、購読グループ一覧が表示され、未読の件数もちゃんと表示される。オフラインでの購読に対して、配慮されている。こんな当たり前のことが、1年半前にまともにできるソフトがなかったこと自体、不思議でたまらない。そして、いろいろな条件で設定できるフィルター。正規表現が使えるところが秀逸。しかも、SPAM防止だけでなく、永久保存やスレッド注目のためにも使える。
このソフトでなんといっても問題になるのは、日本語化されていないこと。フォント設定などでShift-JISでの漢字表示はできるが、さすがに通信時の文字コード(JIS)と表示するときの文字コード(Shift-JIS)が違うことまでは考えが及ばなかったようで、これはdelegateなどで変換してやらなければならない。それだけならば、環境さえ整えてしまえば問題ない(会社では、delegeteをサーバー上で動かしている)のであるが、所々どうしても文字が化けてしまう部分(送信したログを保管するOutboxなど)があったり、せっかく威力を発揮するはずのフィルタ部分で漢字コードをうまく解釈できない(2バイトコードを考慮していない)ため、使い勝手に制限が出てしまうことである。このへんが、送信記録を必要とするmailに使えない点でもあり、日本ご対応していないソフトの限界かもしれない。
以前から気になっていたソフトである。そろそろ落ち着いてきた感もあるので、試してみることにした。mailとnewsをまとめて扱えるという点で、Agentと考え方は同じなのだが、日本製のソフトであり、日本語を他のソフトの助けなしに扱えるので、誰にでも使えるものとなっている。
肝心の使い勝手であるが、Agentに慣れた私にとって、細かなところで機能不足な点がかなり目立ってしまう。特に、フィルタの弱さ、表示形式の融通性、動作に関するわかりやすさなど、今ひとつこなれていない部分があるように見える。しかしながら、まだまだ試用段階での感触であり、これから使い込んでいく中で評価は変わってくるものと思われるので、今回のところはこれ以上の批評は差し控えたい。
何れにしても、日本語が使える本格的なmail&newsのクライアントとしては、オフラインでの使用が考慮されている点、閲覧時の使い勝手がよい点で十分評価できるものである。多少こなれていない部分があるにせよ、頻繁な機能向上もあわせて考えれば期待できるソフトである。
AGE or EMPIRESがなかなかよかったので、The Rise of ROME Expantionを買ってみた。まだまだ充分プレイしたとは言えない状態ではあるが、簡単に評価してみたい。
前作との違いは、 新しい国や新しい兵器が増えたことが大きいが、全体的なバランスも見直されていて、単純な戦術(アーチャーラッシュなど)が単純に決められなくなっている点好ましいものである。さらに操作性なども改善されていて、生産予約などにより、効率的なゲーム展開が可能である。
常用しているSymantecVisualPage2.0が機能的に不満になってきたので、試用版を使ってみることにした。市販ソフトの試用版では機能制限があるものが多いが、フル機能を期間(30日)限定で試用できる。後発であるため、他のソフトからの移行を考慮してあるのだとは思うが、使い勝手を確実に評価してから購入できる点で、メーカーの姿勢を評価したい。
複数のウィンドウが開く形式(SDI)で、他のプログラムを参照する機会の多いWebの編集では、デスクトップがより有効に利用できる点で、有効であると思われる。タスクバーに開いているウィンドウが並ぶために切り替えが容易であることもこの方式のメリットである。
オブジェクトの属性を表示するためのサブウィンドウ(オブジェクトプロパティ)が常に編集中のオブジェクトの属性を表示し続けていて、しかもそこから修正をかけることができる。QuarkXpress(プロ用DTP編集ソフト)などで見られる形式で、いちいち余計なウィンドウを開く必要がないので使い勝手は非常によい。
HTMLソースを編集できることは、本格的なWeb編集ソフトの基本であるが、このソフトの優れたところは、HTMLウィンドウを開きながらドキュメントウィンドウで編集した場合、変更点が常時HTMLソースウィンドウに反映されることである。しかも、(ここまでする必要があるのかちょっと疑問だが)仮名漢字変換中の文字列まで見えるようになっている。テーブルタグ等によるインデントも自動的に付加され、見やすい点も好感が持てる。
また、オブジェクトパレット(挿入するオブジェクトを選ぶためのウィンドウ)や、オブジェクトプロパティ、ランチャー、HTMLウィンドウ等のサブウィンドウは、Dreamewaverがアクティブになっていないときに消える点、他のソフトを参照時にならないなど、細かな点の配慮がうれしい。
気になった点として、リンクを張る機能が他のWeb編集ソフトと異なっていて、単純なドラッグアンドドロップでない点がある。それでも、プロパティウィンドウのリンクアイコンをドラッグしてアンカーやファイルを指定するのは慣れればさほど困難な操作ではない。しかしながら、VisualPageにあったアンカーを一覧できるようなツールはなく、リンク先のファイルを開いて、直接アンカーを指定する必要がある点は、大量のアンカーを処理する必要がある際に不便である。
また、機能が高い分、若干重いような印象も受ける。K6-300MHzで編集時のCPU負荷が、50%を越えることも頻繁にあり、古いCPUを利用している環境では注意が必要である。
この「AT互換機関連 ハード・ソフトレビューのコーナー」では、情報の大部分が文章によって表現されているため、その文章が読みやすいことが重要な基本要素である。しかしながら、一般的なブラウザ設定では行間が狭く、決して読みやすいとは言えない状態であった。これらを根本的に解決するには、StyleSheetを利用してフォントや行間をコントロールすることが、最もよい解決策である。
そんな訳で、昨年秋からStyleSheetを利用したコンテンツへの更新を計画していたが、Netscape4.0ではLine-Heightを指定すると画像の改行幅が文字と同様になるという問題があり、画像をインラインで配置している部分全ての書き換えが必要となるため、この計画は頓挫していた。
Dreamweaverを使うことで、この計画は大きく進展した。このソフトは無断で余計なタグを挿入しないと言う大きな特徴があり、しかもHTMLのソースを常に監視しながら適切な編集ができているか確認することができる。この機能のおかげで、画像が含まれる部分に、Line-Heightを指定した<P>タグを使わないようにすることが容易になった。 しかも最も困難であった、「AT互換機関連 ハード・ソフトレビューのコーナー」の定型部分を、テンプレートを使用することで、今後の一括改訂に耐えられるように改良するという副次的なメリットも得られたのである。