完成までの様子-3/松戸の家
高断熱高気密仕様
建て前
住宅の骨格である柱や梁が組み上げられる順番に、敷地の脇に仮積みされています。
土台は米ヒバ、柱は杉、梁関係は米松という木です。木の特性、強度などによって、使用される場所は適材適所でそれぞれ異なります。
1階がほぼ組み上がり、2階の柱を立てているところです。
2階の柱等がだいぶ立ちました。
棟上げ
棟木が取付けられ、その上に登り梁を取付けている様子です。
木造の構造材と呼ばれる骨組みが、ほぼ組み上がりました。
幣束(扇子車)取付
家の中央、一番高い所に、幣束(へいそく)と棟札(むなふだ)が取付られました。
上棟式
1階隅の通し柱(1階から2階まで1本で連続した柱)と土台の接合部です。大地震でもびくともしないよう、 ホールダン金物で基礎(大地)としっかり固定されています。日本は大地震がおきるたび毎に、耐震強度を上げて来ています。
阪神淡路大震災の教訓も、こういった部分に生かされています。
ホールダン金物の近くにあるのは、お米です。上棟式の前に、建主さんがお供えしたものです。棟木が上がったところで、 建主さんの意向で上棟式をして下さいました。一同ひとまずの安堵感と感謝の気持ちで家路についた事でしょう。
タルキ取付
屋根を見上げたものです。最上部に規則正しく並んでいるのが、タルキと呼ばれる屋根を支える横材です。その中かで一部太く見えるのは、 登り梁で構造材です。タルキは巾38mm×高さ235mmと背の高い材料を使うことで、長い距離を掛け渡すことが出来る為、 下に柱などが必要なく、のびやかで広々した空間を創る事が出来ます。つまりその下が天井の高い一体空間のLDKとなります。
屋根/野地板取付
屋根の野地板(合板 t12)が貼られました。
屋根に登って、野地板を見たところです。中央に見える隙間(スリット)は、 屋根裏面にたまる湿気や夏場の熱気を逃がす換気口です。
屋根/ルーフィング貼付
屋根の野地板の上に、アスファルトルーフィングと呼ばれる防水紙(結構ゴワゴワしていて、厚くて固い丈夫なものです)を貼ったところです。
屋根/瓦棒葺
その上に屋根材のガルバリウム鋼板(銀色の鋼板)で、瓦棒葺という形式の屋根となります。この銀色が夏の日射を反射して、 省エネになる事を期待しています。ガルバリウムは耐久性も高い屋根材です。
屋根/棟換気口
棟包みの最上部のスリットから、先程の湿気や屋根面の熱気を排出します。この事で、夏場の強い日射による室温の上昇を抑えます。
棟換気について、詳しくはこちらへ。
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