完成までの様子-6/松戸の家
高断熱高気密仕様
外壁のラムダと、ダクト・庇の納まりです。
ラムダとは15mm程度離してダクトなどを取り付け、その15mmのアキは雨水等がはいらないように、コーキングという弾力性のあるゴム状のものを詰めて
ふさぎます。
コーキングの色は何色かありますが、できるだけ目立たない色を選ぶことになります。ここでは白系です。
水道、ガス、電気、下水公設枡等は元々敷地内に引き込まれていませんでしたので、今回の工事で引き込む事になります。
これはガスの引き込み管を見たところです。
これは色を決めるための塗装サンプルです。浴室等が覗かれないように、バスコートの外側の目隠しフェンスの材料です。 木目も見えて出来るだけ明るくなるようにということで、建主さんに見て頂き、左上の白系の色に決めました。
これはフローリング材です。パイン節有り材、厚15mmです。ほとんどの床はこれです。
ムク材のフローリングは、感触が柔らかく、断熱性に優れ、調湿性能により部屋の湿度を適度に保つ効果があります。
屋根に軒樋が取り付きました。
OSBの印象の違い
キッチン部分にOSB合板を貼っている様子です。1枚1枚所定の寸法にカットして、それぞれ6mmの目地をとり貼って行きます。 大工さん(棟梁)の技術や拘りにより、とてもきれいに貼れたと思っています。貼り上がった壁面全体を見た印象と、 小さなカットサンプルの印象がだいぶ異なることは、ちょっとした発見でした。
OSBにまつわる思い出
建主さんの小1の息子さんが、OSB合板の壁、ムクフローリングの床、 シナ合板の天井の部屋に入るなり「森の中にいるみたい」と言ってくれたのには、妙に嬉しいやら、感心するやらでした。すでに6才にして本能的に感じることなのでしょうか。又はこれが木のパワーなのでしょうか。改めて自然の木の力を実感と共に再確認した一時でした。
これがOSB合板のカットサンプルです。
木製断熱気密玄関ドアの外側は、少し色のある自然塗料を塗りました。このドアはムク材で無塗装の為、 工事中に汚れる心配があった為、ドアが取り付いた早い段階で、外側は汚れ防止も兼ねて、この塗装にしました。因みに内側は、内部のインテリアに合わせて、 ムク材のそのままの感じになるように、透明なクリアー塗装にしています。
システムキッチンを組み立てている様子です。TOTOのシステムキッチンで全体がまとまっているわけではなく、 建主さんの拘りで、TOTOでは出来ない寸法の部分があり、その部分はこちらで図面を書き、現場で作る事にしていました。まさに職人さんは、その部分を見つめ仁王立ち状態です。 後で完成写真が出てくると思いますが、見事に納めてくれました。彼の後ろ姿に闘志を感じるのは、私だけでしょうか。
OSB合板とドア枠を見たところです。
サッシ木枠(額縁)を見たものです。
階段の工事中の様子です。