Windows2000を使うようになってから、メモリーが128MByteではやや不足気味なのが気になっていた。よく考えたら、3年前に128MByteのSD-RAMを買って以来そのままである。ここで、不足気味と書いたのは、決して動作が極端に遅くなるわけではないし、他にも特に不具合があるわけではない。それでも私の性格のせいだろうか、アプリケーションを切り替えるときにディスクアクセスがあるといらいらする。最近はPCで音楽を聴きながら(今も浜崎あゆみの「A-Best」が流れていたり)使ったりするので、それがますます気になりだしたわけだ。3年前は128MByteで\26,800もしたメモリーも安くなって、今では5千円ほどだから、この際買ってしまっていいだろうなんて安易な考えで購入することにした。わざわざ日本橋まで行くのも馬鹿らしくて、4/15に梅田へ行ったついでにSofmapでノーブランドを買った。マザーボードもASUS-A7Vというメジャーなものだから相性問題もあまり心配していない。
結局、買ったその日は忙しくて増設できずに、翌日作業となった。何のことはない。DIMMだから差し込むのに若干苦労したものの、全く問題なく認識され、メモリー容量は従来の2倍の256MByteになった。タスクマネージャによると、現在Dreamweaverが22.5MByte、REAL JUKEBOXが17.5MByte消費していて、その他システムや常駐プログラムをあわせて、合計136MByteのメモリ消費である。Photoshopを立ち上げて、それなりの画像を開いても50-100MByteほど。これでアプリケーションをたくさん立ち上げても、スワップもまず発生せず、余裕で使えるようになった。
久々にディスプレイカードを変えようと思った。3年前から使い続けているMillennium G200は3Dの性能では時代遅れにはなっているものの、ゲームをあまりしない私にとって、そんなに悪いものでもない。それでも、CPUをAMD Athron 800MHzに変えてから、動作の重さが気になりだした。デスクトップを1600x1200pixel,24bitColorで常用するようになったせいもあるかもしれない。表示環境は、利用時間も長いだけに、もっとも優先したい要素でもある。
新しいカードを選ぶにあたって、重視したのは画面の美しさである。以前使用していたMatrox Millennium(無印)の表示がとても美しかったので、前回ディスプレイカードを買うときもMatroxを選んだのだが、MillenniumG200ではシャープネスがかなり効いていて、何となく品がない印象があった。MillenniumG400の載ったPCが会社にあるのだが、強烈にシャープネスが効いていて、G200以上に質が落ちたように思う。もちろん、モニタも違うので単純には判断できない点は考慮する必要があるが、そんな事情もあり、今売り出しているMillenniumG450には触手が伸びなかった。
また、画質を重視するとは言ったが、速度的にもそれなりのものを確保しておかないと、すぐに速度が不満になって、交換する羽目になる。そんなこんなで、選んできたのがSPECTRA F11である。GeForce2 MXの価格と性能のバランスや、最近のCANOPUSの画質に関する力の入れ方、発売から時間が経過していることによる安心感&低価格など、今回の私のニーズをもっとも満たしてくれるカードであると判断した。会社帰りに梅田のSofmapで\22,799(税別)にて購入。
早速その日のうちに、交換した。マニュアル通りに行ったにもかかわらず、一度目はドライバの導入が異常で、再起動後VGA解像度に戻ってしまうというトラブルはあったが、 再度行ったところ特に問題なく導入できた。DFS(Dual Filter System)という、出力段の特性を変える仕組みがついていて、スーパーファインとファインの2種類がある。前者は21インチ以上のハイエンドモニタ用。後者は、一般用とのこと。私のモニタは、EIZO E66T(20inch Trinitoron)だから、判断が微妙なところだが、両方試してみたところ常用解像度である1600x1200pixcelでは後者の方がよりシャープで文字が見やすかったので、ファインで使うことにする。画質は明らかに以前のカード(MillenniumG200)より良い。出力特性が暴れていないので、妙にぎらぎらした感じもなく、ナチュラルな発色で、モニタの特性を限界まで引き出しているような感じである。リフレッシュレートや色合いなどをコントロールするユーティリティも付属されていて、それなりにカスタマイズできるようになっているのだが、こちらに関してはMatroxの方が一枚上手で、微妙なコントロールは行いづらい。
付属するドライバが古めだったので、Webで最新のドライバをもらってくることにした。CANOPUSでは、2種類のドライバを提供していて、古いけどもチューンされている、Release 5-xx ドライバと、新しいアーキテクチャのGreen Driverなるものである。とりあえずのところ速度も求めないし、今後より進歩するであろう後者のドライバ(5.12.01.672-6.10.01)をダウンロードした。インストールには特に不具合もなく、速度も当初の想定通りのまずまずの成績である。
デジタルカメラもほしい、DVDのドライブもほしい、CD-R/RWも新しくしたい、ポータブルのデジタルオーディオプレーヤもほしい。そんな中で、あえてスキャナの更新を行った。予算的に妥当であったのと、他の品目に比べて比較的進歩が遅く、今買っても最も後悔しないとの考えもあったせいである。
従来使用してきたCanoScan600は、高濃度部にノイズが入るという重大な問題を抱えており、それらを誤魔化すためにあえて高濃度部をつぶし気味にするなどの処置が必要であった。また、取り込むためのソフトウェアも購入以来何度か新しくなっているものの機能的に不充分で、スキャン時の補正はほぼあきらめてPhotoshopで対処する必要があるなど、運用負荷が高い点を解消したいと考えたのである。先ほど比較的進歩が遅いとは書いたが、それでもスキャナも低価格化が進行しており、CanoScan600を購入した当時は10万円近くした家庭用スキャナの上位機種も、今では2〜3万円と手軽な価格になっている。GWの休みを利用してスキャナを更新し、不充分だったWebページの画像品質(カラープリントから取り込んだもの)を一新しようという目論見である。
市販されているメーカーが比較的限られているこの分野で、選択の余地はあまりない。前回Canonで痛い目にあっているので、今度はEPSONにしようと思っていたのと、予算的な都合とで、自然とGT-8700に決まってしまった。もちろん雑誌などのレビューで以前からスキャン品質には注目してきたが、何せ雑誌はメーカーの悪口は書けない立場だから、相当割り引いて読む必要がある。それでも、レビュー担当者の品質評価のコメントの中で、EPSONというメーカーのスキャナの作り方は私なりに納得できるものを感じさせた点は、あえて書いておきたい。なお、価格的に最も安かった日本橋のTWO TOPにて\22,500(税別)にて購入した。
へまをしてしまった。自宅で使用していたCanoScanのSCSIインターフェイスはフルの50pin、GT-8700のSCSIインターフェイスはハーフの50pinである。当然接続できるはずもない。何より、USBのケーブルすら付属していない。やむなく購入当日はPM-820Cを接続していたUSBケーブルで間に合わせた(PM-820Cにはパラレルケーブルで接続した)が、転送待ちでスキャンがかなり遅くなる。USBは10Mbps、FirstSCSIは10MByte/sと一桁速度が違うから、転送データ量も考えたら、遅くなって当然ではある。ケーブルを新調することにしたが、日本橋で買っておけば安かったものを、地元(豊中の中川無線)で買ったものだから、\3,080(税別)と予定外の出費となってしまった。
ドライバのインストールは、マニュアル通りで特に問題もなかった。USB接続でハングアップしてしまうというトラブルがあったが、これはどうもマザーボードのVIAチップの問題のようで、パッチを当てたら解消した。
EPSON TWAIN5という取り込みソフトウェア(ドライバ)は、全自動モードという何の設定もなしに適当にスキャンしてくれるモードと、マニュアルモードという解像度やサイズを指定する一般的なモードがある。後者は画面サイズが幅837pixel×高さ530pixelに固定されているユーザーインターフェイスを持っており、左側が各種設定、右側がプレビュー画面という一般的なものである。トリミング範囲と解像度を指定するところは普通だが、イメージタイプ(カラー写真・モノクロ写真・文字/線画など)を指定すると、表現色(カラー・グレースケールなど)やモアレ除去・カラースムージングなどのオプションが自動的に設定されるようになっている。多少手間はかかるが、イメージタイプを新しく作ることもできるので、特に不都合はない。出力機種(画面・プリンタなど)を指定すると、解像度などを勝手に決めてくれるあたりは、初心者向けの配慮であろうか。自動露出ボタンを押すとそれなりに設定してくれて、しかもその設定をイメージ制御といるボタンを押して修正できるあたりは、一から設定するよりも楽に細かな設定ができて良い。カーブの設定やグレーバランスの設定もあり、それなりに使えるものになっている。残念なのは、サイズが固定で画面を有効利用できないためトリミングを正確に行えないことと、プレビュー情報のヒストグラムが表示されないのでハイライトとシャドウの設定が行いづらいことである。
かつてスキャンしたこともある写真も含めて、色々テスト的にスキャンしてみた。CanoScanと比べて取り込み時に設定できる要素も多く、Photoshopへ各色16bit(スキャン自体は14bit)で取り込むこともできるので、スキャンした直後でも相当良い画質を得ることが可能だ。暗部のノイズもなく、むしろプリントについている汚れの方が気になるほどである。インターフェイスをSCSIにしたら、大サイズの読み込みでも十分高速で、あまり待たされる感はない。これから色々試してみたら、また問題がでてくる可能性はあるが、とりあえずのところは合格点を付けて良いだろう。
3月頃からUSBプリンタ(EPSON PM-820C)の調子が悪く、印刷中にWindows2000自体がハングアップしてしまうというトラブルが頻発していた。忙しいせいもあって放置していたが、この連休にUSBでスキャナを使う機会があり(GT-8700の項参照)、その際にもハングアップするような事態に遭遇したので、この際本格的に調べてみることにした。
周辺機器でトラブルが発生する場合、インターフェイスを含めてドライバを更新したり、入れ直してみたりするのが定石であろう。EPSONのWebサイトには、特に新しいドライバもなく、購入時に付属したCD-ROMに入っているものが最新のようだ。VIAのUSBパッチファイルも当ててあり、ドライバの再インストールやパッチ当てを、何度も繰り返してもみたが、まれに調子よく印字しても、すぐハングアップしてしまう有様である。しかもWindows自体が固まってしまうからたちが悪い。雰囲気的には、ソフト的な障害と言うより、どうもPCのUSBインターフェイスが死んでいる感じだ。
原因を色々考えてみて、プリンタが調子が悪くなった頃に、USBに関係しそうな何か変更を行っただろうか?そういえば、BIOSを更新している。現行のBIOS(A7V1007)の日付は、2001/3/1だ。それまでは、年賀状もメールも印刷していて、特に障害はでていない。もしBIOSが原因だとすれば、以前使用していたBIOS(A7V1005C)に戻せば、問題なく印刷できるようになるかもしれない。そう考えて、プリンタドライバをアンインストールした状態でBIOSを以前のものに戻し、新たにプリンタドライバを入れ直してみた。確かに復活した。問題なく印字される。
しかしこのBIOS(A7V1005C)には、起動時にディスクをうまく認識しないと言う問題があり、起動時にブートディスクがないとの妙なメッセージを出す。もちろん、ここでEnterキーを押せば起動するので、致命的な問題ではないのであるが、それ以外にも、Windows98がSystemCommanderからブートしないとか、妙な現象がある。とりあえずこの問題を回避するためには、最新より一つ古いBIOS(A7V1006)を試してみる必要があろう。しかしながら、ことは単純ではなかった。このバージョンでもUSBインターフェイスは、性懲りもなくハングアップするのである。
それからというもの、ASUSのftpサイトから色々なバージョンのBIOSをもらってきて試してみた。結果は下記の通りである。(※のみWindows98導入当初の実績、他はWindows2000での実績とテスト結果である。なお、日付は年度省略につき、2000/9〜2001/5の範囲で解釈いただきたい。)
BIOS | BIOS 日付 |
使用期間 | USBプリンタの ハングアップ |
起動時のディスク エラーメッセージ |
SystemCommander からのWindows98起動 |
備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
A7V1003A | 9/17-9/18 | ※なし | ※なし | ※可能 | 購入当初のもの(Win98で使用) | |
A7V1004A | 8/22 | 9/18-10/31 | なし | なし | 可能 | Win2K導入時のもの |
A7V1004C | 9/22 | 10/31-1/30 | なし | なし | 可能 | |
A7V1004D | 10/13 | 5/8- | なし | なし | 可能 | 現在使用 |
A7V1005C | 1/9 | 1/30-3/11 | なし | あり | 不可 | Win98が起動しなくなった |
A7V1005D | 2/5 | 未使用 | なし | なし | 不可 | |
A7V1006 | 2/16 | 未使用 | あり | なし | 不可 | |
A7V1007 | 3/1 | 3/11-5/8 | あり | なし | 不可 | USBプリンタトラブル発生 |
整理してみるとわかるとおり、Windows2000を利用している私の環境においては新しいものほど問題がある。どうもASUSは動作テストなどをWindows2000では十分に行っていないように思える。現在メジャーなOS(Windows 95/98/Me)以外を使用する場合、BIOSの更新には慎重を期すべきであろう。ASUSは著名なメーカーであり、信頼してきたが、Windows2000のユーザーにとっては安全な選択肢とはいえないのかもしれない。もちろん、VIAのチップセットを使用する限り、USBに問題がでやすい点は、他のメーカーのマザーボードを使用する際にも十分認識しておくべきではある。
この件については問題の発生しないBIOSのうち最も新しいものを用いることで、とりあえず回避している状態である。今後も情報の収集を続け、本質的な改善(最新BIOSで動作させる)を目指したい。
前述のUSBトラブルに関連して、プリンタドライバの再導入を何度も行った。この際、色々なノウハウがたまったので記載しておく。なお、インストールに関しては、マニュアル通りで何の問題もない。
なぜかプリンタウィンドウから削除しても、プリンタが消えるだけで、ドライバが削除されない。アプリケーションの追加と削除から、ドライバを削除する必要がある。このとき「Print Spooler」サービスは動かしておかないと、削除するプリンタを選択できない。ユーティリティタブで、下記「EPSONプリンタウィンドウ!3」が選択されているが、外しておくこと(理由は下記)。
Windows2000で「EPSONプリンタウィンドウ!3」を削除する場合、「Print Spooler」サービスを停止しないとエラーがでて正しく削除できない。従って、プリンタドライバとは別に削除する必要がある。また、この場合でも私の環境ではエラーがでるが、削除自体は正しく行われているようである。
ASUSのftpサイトを調べていたら、β版のBIOSが置いてあった。「a7v10801b.zip」という妙なファイル名で、展開したファイル名もまた「1008a7v.01B」という変なものだ。β版である不安もあるが、若干期待して更新してみたところ、USBのトラブルは解消しているようである。残念ながら、SystemCommanderからのWindows98起動はうまくいかないようだ。それでも、システム全体の安定性(特にVIAチップセットのAGP周り)などを考えたら、BIOSは新しい方が望ましい。Windows98が必要になることはまず無いので、とりあえずこのBIOSを使ってみることにする。
さらにASUSのドイツサイト(http://www.asuscom.de)を調べていたら、このUSBトラブルについてのサポートを発見した。何せ独語なので、読みとりが不完全なのではあるが、以下にその概要を掲載する。(残念なことに、かなり努力したにもかかわらず、この件についての英語のサポートは一切発見できなかった。)
System Performance Setting を optimal にすることもできるが、以下の注意が必要である。PCI Master Read Caching と Delayed Transaction の設定は、A7V/A7V133のBIOSにおいて、Duronでは自動的にdisabledになり、Thunderbirdではenabledになる。
Thunderbirdのオーナーは以下の順で、うまく動作するまで設定を変更せよとのことである。
・PCI Master Read Caching = disabled
・Delayed Transaction = disabled
・PCI to DRAM Prefetch = disabled
・DIMM Interleave = disabled
参考までに、更新したβ版の「1008a7v.01B」では、上記の設定を行わなくても(全てenabledでも)、USBは正常に動作した点、補足しておく。
どうもSPECTRA F11にしてから、マシンが固まる。Windows2000が落ちるのではなく、画面が完全に凍り付いてしまうのだ。特にDreamweaverを使っているときに多い。3Dのゲームでよく落ちるというのは何となく理解できるが、普通のWindowsアプリケーションで落ちられてはたまったものではない。そんな訳で、せっかくダウンロードしてきたGreen Driver(5.12.01.672-6.10.01)を捨てて、Release 5-04ドライバ(5.12.01.0530-5.11.00)に戻してしまった。その後積極的にDreamweaverでの動作を試しているが(もちろん頻繁に保存しながら)、今のところ固まるという現象には遭遇していない。
5/25にふとしたことがきっかけで日本語版のWindows2000 ServicePack2を入手した。Windows2000は昨年秋のThunderBird導入以来、常用のOSとして日々稼働をつつけているのであるが、ServicePack1を当てているにもかかわらず、まだ不安定なところが残っていて、意味もなく固まることも希にある。各種ドライバの対応もWindows95系列に比べて不充分なところがあるせいもあるだろうが、より安定していなければならないはずのNT系のOSがこれでは困ってしまう。そんな訳で、公式公開前でもあえて使ってみたいと考えた。
私が入手したのは単一実行ファイルW2KSP2.exeである。ファイルサイズは約100MByteあり、ダウンロードに4時間(ISDN64Kにて)かかった。これを起動すると空き領域の一番大きなドライブに展開され、そこからインストーラーが動作するようになっている。アンインストールもちゃんとできるようになっている(試していないので正しくできるかは不明)し、操作自体も特にわかりづらいこともなく、順調に進捗する。(当たり前か・・)
導入後は非常に快調である。2日間の使用なのでまだまだ検証は不充分だが、SCSIのスキャナや、USBのプリンタ、シリアルタブレット等々やばそうなデバイスを使ったり、メモリーやCPUにそれなりに負荷をかけてみたりしているが、今のところ落ちるような事態には遭遇していない。
最近光学式のマウスが多くなってきたので、試してみることにした。以前から使用しているMicrosoft Inteli MouseはMS-Office97のアップグレード時にセット購入したもので、すでに4年間使い続けたことになる。ホイールのゴムが滑りやすくなったり、マウス自体の滑りが悪くなったりしているが、今だ安定して使えていて、交換するのはちょっともったいない感じもする。それでも97年以来マウスはUSB化、光学化と進歩を続けていて、あまり時代に遅れたくないと思った次第である。
Microsoftのマウスも色々種類が増えてきて、光学式だけでも数種類あったりするのだが、選んだのは一番シンプルな光学式の「WheelMouseOptical」である。余計なボタンがあるとかえって使いにくいと思ったのが選択の基準。Microsoftにしたのは、何となく造りが一番しっかりしていそうなのと、Microsoftのメジャーなマウスなら、マザーボードメーカーも確実に動作チェックするだろうとの読みである。
それでもトラブルは発生した。Windows2000を起動後、新しいマウスをUSBに接続すると、デバイスを自動認識して、CD-ROMのソフトウェアをインストールすれば、マウスはちゃんと動作する。これで安心と、PS/2コネクタに接続していた古いマウスを取り外して再起動するとWindows2000が起動しなくなってしまうではないか。一瞬VIAにありがちなUSBの不具合かと焦ったが、マザーボードのBIOS設定でRegacyUSBをAutoからEnableに変更したらすんなり起動するようになった。 どうもマウスやキーボードなどのデバイスをUSBで利用する場合はこの設定が必要なのに違いない。それなら何のためのAutoだと言いたくもなるが・・・
USB化したせいかカーソルの動きは今まで以上にスムースで、光学化も以前あった専用パットを使用するもの(確か初期のSPARC
Stationだったか?)のような違和感がない。ホイールも滑り止めが付いて、操作が確実になっている。それでも、いくつか問題点はある。以前のInteli
Mouseより手首に近い側の形状が低くなってしまったので、大きく動かす場合などに、掌でなく指の付け根で腕の重さを支えることになって、負担がちょっと大きい。それと、ボタンが若干重めなのも気にはなる。耐久性などは使い込んでいかないとわからないが、トータルで見たら及第点といったところだろうか。
※この後、結局この形状が嫌になって手放すことになり、従来と同じ形状のIntelliMouse with IntelliEyeを苦労して入手した。
(Aug.1/2001)
ATOKが古くなっていて、いい加減新しくしたかったのだが、バージョンアップの申し込みを怠慢していて、今だATOK11を使用してきた。一太郎11とセットでバージョンアップ版が\7,200だったから、こちらを買ってしまったわけだ。一太郎11の方にはあまり興味がないのだが、まああってもいいだろうという程度の気持ちである。(しかしこの行動が、ワードプロセッサの意義について考え直すきっかけになる。)
インストール時に以前のバージョンの一太郎を検索にいくが、そんなものはWindows2000に乗り換えてからインストールすらしていないので、シリアルNo.を聞いてくる。4年前の一太郎8バリューパックの登録葉書を探し出して、入力してやったら問題なくインストールできた。
Windows2000上での動作が安定し、変換効率が良くなるというのが目的である。検証のために、新聞紙面を片っ端から入力してみる。人名やカタカナ言葉がなければまず一発で変換してくれるが、外国の人名があると相当苦しい。この辺は昔からどんな仮名漢字変換でもそうだが、いい加減気を利かせて判定してほしいものだ。最悪なのは、入力支援機能を入れていると、人名に含まれる「あいしゅ」を勝手に「あいしゅう」にしてしまったりで、入力自体ができない場合があることだ。入力支援機能自体初心者でもなければ不要なものだし、中でも「母音の過不足を修正する」はチェックしないことをおすすめする。
すごくおもしろいと思ったのは、変換に悩みそうな同音の言葉があった場合、比較する言葉の説明が別ウィンドウででてくる場合があることだ。特に動詞で紛らわしいものが登録されているようで、国語力のない私にとってとても助かる機能である。
しばらくワードプロセッサはMS-Wprdしか使っていなかったから、久しぶりに一太郎も使ってみた。とは言っても、家庭で作る文書なんて手紙くらいだから、ワープロで複雑な体裁の文書を作ることなどまず無い。会社でならそれなりの文書を作ることはあっても、そんな時にはQuarkXpressとかでレイアウトするから、ワープロソフトには文書主体の報告書程度しかまず用がない。でも考えてみたら、QuarkXpressを使うようになってから、このソフトに頼ることで、ワードプロセッサ本来の役割を忘れてしまっているのではないかと思ったりもする。そういえばWordを使うようになってから、マニュアルすら読んでいないではないか。そんなことを考えたりしながら、一太郎に付属してきた解説書を開いたら、一番最初に「プロフェッショナル画面」なる新機能の解説があった。以下その引用である。
一太郎11ではワープロの原点を見つめ直し、「思考を妨げずに、文章が快適に入力でき、見栄えの良い文書に整形できること」に重点をおきました。よけいなものがなく、キーボードからほとんど手を離さずに文書が作れる環境。そうして開発されたのが「プロフェッショナル画面」「ナレッジウィンドウ」「Altコマンド」「F1コマンド」です。
すばらしいコンセプトである。ただし、コンセプトはすばらしくても、現実がついてこないのはJustSystemのソフトによくあることである。早速使って見たところ、そんな予想が的中してしまった。とにかく重い。プロフェッショナル画面に切り替えたとたんタスクマネージャのCPU使用率はいきなり70%以上に跳ね上がり、反応速度は極端に低下する。マウスカーソルの動きもぎこちない。何か操作しようものなら、CPU使用率はすぐ100%の天井に張り付き、操作を受け付けなくなる。これでは何のためのプロフェッショナル画面かわからない。Webサイトにあったアップデートをかけても結果は同じだった。
プロフェッショナル画面が使えないので、通常画面で色々調べていたら、通常画面にもリラックスビューなるものが存在し、背景を切り替えられるようになっている。これを切り替えてみたら案の定相当なCPU負荷になるじゃないか。改めてプロフェッショナルビューでも同様なものを探してみたらプロフェッショナル背景なるものが存在している。そしてこれをプレーン(背景はグレーのみ)にしてみたところ、CPU負荷は文字入力時で3%から5%と無視できるレベルにまで低下し、快適な操作環境を得ることができた。しかも不思議なことに、一度このプロフェッショナル背景を設定した後、再びデフォルトで設定されている背景(リップル)に戻しても、CPU負荷は当初ほど高くならず、通常の文字入力時で15%程度に落ち着き、確定時でも50%程度に収まる。何ともよくわからない現象ではあるが、確定時の重さはやはり気になる。たとえ50%の負荷でも、一瞬待たされるような感じだから、思考を妨げられるのは間違いない。(今使っているDreamweaverでもCPU負荷は常に高く、入力時には100%に張り付くが、待たされる感じは全くない。この辺はCPU負荷が問題になるのではなく、ソフトの造りの問題なのかもしれない。)
一太郎自体の能力はなかなかのものである。前述の背景を使用しなければ、十分に軽く、ATOK14の変換能力の高さと相まって、ストレスなく文書を作成することができる。ただWordの文書を読み込む場合は、罫線部分などでかなり問題が出るから、過去に罫線などを多用したWordのデータを蓄積している人や、業務上Wordのデータを受け渡しする機会の多い人には勧められない。また、ブロック(枠)を多用した複雑なレイアウトを作ろうとすると結構難渋するが、これはWordでも同じだから、ワープロなんてこんなものだと思う方がいいと思う。
しきりにTVCMでも宣伝しているファイルの共有サービスである。 一太郎11を購入したらインターネット上にディスク領域を50MByteもらえるとのことで、とりあえず登録はしておく。フォルダにコピーしておいて同期させれば共有ディスクが更新される仕組みだが、勤務先の書類をあまり家から見たいとも思わないし、必要になれば勤務先のネットワークに接続すればサーバー内のデータは全て見えるから、あまりメリットがあるとは思えない。だとしたら、勤務先にネットワーク接続できない人が、家で仕事をするために使うのだろうか?まあ容量があるから、大きなファイルを友人などと共有するには便利なのかもしれない。
5月25日に更新しようとしたら、いつの間にかWWWサーバーへのftpでのsendが行えなくなっていた。送信を始めると返事が全くこなくなってしまう。接続ソフトを色々変えてみたり、経路をMN128-SOHOに変えてみたり、会社のLinuxサーバーからfirewall(delegate)経由で送ってみたりしたが、どれも全くだめ。何度かサポートにmailを送ったが、返事はどうもいい加減なものばかりで、ちゃんと調査しているようには見えない。
先日、サーバの更新作業を行ないました際、ftpサーバにおいて一部不安定な状況が確認されました、週末にネットワーク管理者が、断続的にサーバーの調整作業をいれていたようです。<5月25日>
FTPサーバーへのアップロードが出来ない件につきましては、現在、ネットワーク運営部にて再調査を行わせていただいております。<5月30日>
今現在、GOL接続ではアップロードが成功するという確認ができましたが、確認中という事で"確実"というご案内ができない状態にあります。<6月5日>
結局待っていても仕方ないので自分で調べることにした。どうも送るときばかり異常になるし、極端に小さなファイルの場合はうまく送れる。TCPパケットのサイズが大きくなるとだめなのだろうかと思い、pingのパケットサイズを変えて行うと、1452Byteを越えたところで返事がなくなる。そこで、NetTuneというフリーソフトを使って、MTUのサイズを変えてみた。通常なら、1500Byteで使うものを1400Byteとかにすると動くではないか。どうもGOLのFTPサーバーはクライアントとパケットサイズの調整がちゃんとできなくなっているようである。確かにEthernetを使わないクライアントなら、パケットサイズはもっと小さいかもしれないから、ちゃんと調整ができなくても問題なく使えるのだろう。
いい加減日本語サポートとつきあうのも嫌になってきたので、 英語のサポートの方にMTUサイズの件を伝えた(もちろん英語で)が、いっこうに返事がない。それでも、6/15になって会社から試してみたら、ちゃんとファイル送信ができるようになっていたから、情報はちゃんとサーバー管理者あるいはネットワーク管理者に伝わったようである。ただ、それでも1472Byteを越えたpingは帰ってこないから、サーバーやルーター間のMTUの調整がうまくいっていないという問題は未だ残っているようだ。
とりあえずちゃんとftpサービスがMTUを固定するという特殊なことをせずに使えるようなったので、一件落着なのだけれど、ネットワークがこんな状態でGOLは大丈夫なのだろうか。真剣に引っ越しを考えるようになってしまった。
Yahoo!のオークションで落札した、DELL OptiPlex466/Leに付属してきたものである。元々このキーボードに最も興味があって入札したのだが、予定外に高額になってしまって、こんなことなら中古屋さんで探した方が安かったと後悔している。それでもこのキーボード自体は良くできていて、大型でかさばるという点を除けば、かなりいい線いっているのではないだろうか。キーの重さはやや軽い程度で、ストロークも長く、適度なクリック感もあって、打鍵音も程々である。会社で試用しているDELLのSK-D100Mに比べて、キーが重い分私に向いているような気がする。欲を言うなら、もう少しクリック感があった方が、疲労感が少ないのではないだろうかと思うのは、私が5576-A01に慣れすぎてしまったからかもしれない。今のところはこのキーボードを試用しているが、もう少し使い続けてから判断したいと思う。